
おすすめ度 ☆☆☆★
「パラサイト 半地下の家族」のポン・ジュノ監督がロバート・パティンソンを主演に迎え、エドワード・アシュトンの小説「ミッキー7」を原作にブラックユーモアたっぷりに描いたSFエンタテインメント。
失敗だらけの人生を送ってきた男ミッキーは、何度でも生まれ変われる“夢の仕事”で一発逆転を狙おうと、契約書をよく読まずにサインしてしまう。しかしその内容は、身勝手な権力者たちの命令に従って危険な任務を遂行し、ひたすら死んでは生き返ることを繰り返す過酷なものだった。文字通りの使い捨てワーカーとして搾取され続ける日々を送るミッキーだったが、ある日手違いによりミッキーの前に彼自身のコピーが同時に現れたことから、彼は反撃に出る。
予想がつきそうでつかない意外な展開に引き込まれる作品だった。
自分の死を何度も経験するのはどんな気分なのだろうか。
誰もがミッキーに尋ねるが、彼は明確な答えを出さない。
もし何度も死を経験することになったら、やはりいずれ慣れていくものなのだろうか。
そして自分の命をそれほど大切に思わなくなるのだろうか。
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