
おすすめ度 ☆☆
甲斐さやか監督が、20年以上の歳月をかけて構想・脚本執筆し、井浦新と水原希子の共演で撮りあげた日仏合作映画。
死が近づいている新次と、臨床心理士のまほろ、そして治療のために人間へ提供される「それ」との物語。
タイトルの『徒花』とは、「無駄な花」を意味するが、そこにこめられた美学と生命の価値とは。
ここではないどこかの物語を描くことで、今ここにある「怖さ」を突きつける。
主人公の新次(井浦新)は不治の病で死期を待つばかり。死ぬ前に最後に自分のクローンに会い、対話をして、その無垢な自分を見て羨ましいと思う。
新次の世話をする水原希子も 最終的には、自分のクローンを見てしまうんだけど、それで終わってしまう。
答えがあるのか?ないのか?難しい映画だった。
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