ひろの映画見たまま

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日本映画「River (リバー)」、秋葉原殺人事件で死んだ恋人の面影を探して

2012-09-15 16:08:36 | 日本映画
おススメ度 ☆☆

広木隆一作品。

恋人を秋葉原無差別殺人事件で亡くした一人の女。その面影を求めて、秋葉原をさまよう。冒頭、彼女を追ってカメラも秋葉原をさまよう。こちとらは、十数年前、よく秋葉原をさまよっていたので、非常に懐かしい。でもずいぶん変わったな。当時は、電気街としての秋葉原だったが、今は、メイド喫茶と中国人の買いものとかが増え、若者の街ではあるのだが、そんな思いを抱かせる情景だが。

主人公は、秋葉原の街でふと出会う人たちと交流を重ねる。カメラで秋葉原を撮っている女性、自殺未遂を考えている男性、そして、メイド喫茶にスカウトされ、一時は店員に、だけど、店長にホテルに誘われ、逃げ出す、そのあと、親と喧嘩別れして街へ出てきたガード下に住む男性に、故郷に帰ることをすすめる。

彼の故郷が、東日本大震災の被災地、ここでも長回し。(震災直後の現場をちゃんと撮っておきたかったのだろうが)

Riverは、秋葉原のそばを流れる川。ラストは船に乗って川を眺める主人公の長回し。

なんと長回しの多いことか、感情移入しているとか、美しい情景とかであれば、素晴らしいが、なぜか、もう終わらないかという気持ちが働いて。

どうしてこうも、自分本位な映画になるのだろう。残念。

中で、主人公を演じる蓮佛美沙子の清楚な感じが共感を呼ぶ。
コメント
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