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日本映画「臨場 劇場版」、無差別殺人事件が発端で起こった二つの殺人事件!

2012-07-02 18:28:25 | 日本映画
おススメ度 ☆☆☆

「半落ち」などの横山秀夫の原作で、一時テレビで連続ドラマ化された。その劇場版。

冒頭、主人公の検視官が雨中で倒れるシーンが。

続いて、現実に起こった秋葉原無差別殺人事件を思わせる、街中での無差別殺人事件がかなりの迫力で描かれる。検視官が主人公だけにその仕事ぶりがていねいに描かれる。

で、この犯人、記憶喪失ということで、刑法39条により無罪となる。この理不尽、被害者はいたたまれない。

それから2年後、同じような手口で殺された二つの事件、所轄署が違うので、合同捜査となるが、これが、警察の縄張り争いのもとに。検視官の見立てと刑事の見立ての相違など組織の問題もテーマに。

主人公に内野聖陽が扮し、かなりの迫力を見せる。まあ、警察ものとして及第の出来だ。(ネタバレ)

















しかし、いかにも甘い。脇役に段田、若村、長妻、平田など演技派が顔をそろえ、それぞれが、重要役どころとして活躍するので、話が分散、また、犯人もほぼ前半で推測される弱さ。

人間を描こうとしたあまり、ちょっと欲張りすぎたかな、残念。

コメント
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