ひろの映画見たまま

映画にワクワク

つぐない

2008-05-12 20:14:30 | 映画
最後に二つの物語が用意される。

この小説の作家が、幼いころに犯した罪を償うために!

英国の実業家の豪邸。

立派な屋敷と庭。

その庭には人工の池があり、木々も生い茂っている。

下男がいる。下男といっても、あるじの計らいで、大学に行っている。

この下男が、屋敷の二人の娘の標的にされる。

当然の恋物語。

そして嫉妬。

これらが美しい自然ときれいな映像のカットバックで、

見事な映像美を演出してくれる。

しかし、物語は残酷。

戦争が始まるからだ。

数年後、男は戦地に、女は看護婦に。

運命のいたずらか、恋のさや当てか

償いは償いきれるのか。

戦地のショッキングな映像。修道女のきれいな死体の数々

病院での署金愚な映像。戦地で受けた傷の生々しさ。

きれいな映像であるがゆえに、それがよけいに悲惨な現場を浮き彫りにする。

心にしみる映画だ。

コメント
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