おすすめ度 ☆☆☆☆
NHK BS プレミアム 鑑賞 1962年製作
三重苦のヘレン・ケラー女史がサリバン教師によって人生に光明を見い出すまでの苦闘を描いたウィリアム・ギブソンの戯曲を彼自身がシナリオ化し、ブロードウェイの演出者アーサー・ペンが監督したもの。
主演のアン・バンクロフトは63年度アカデミー主演女優賞、パティ・デュークは助演女優賞をそれぞれ受賞しているがゴルーデン・グローブ最優秀新人女優賞(デューク)、イギリス・アカデミー外国主演女優賞(バンクロフト)ほか各種の賞も受賞。
熱病により、目も見えず、耳も聞こえず、言葉も話せなくなった三重苦の少女ヘレン。そこへ、自身も盲目を克服したという女教師アニー・サリバンが現れ、光を失った彼女に「言葉」という光を与えるべく努力を重ねていく……。
自分の好き勝手を通したいヘレン。何としてもこの世の何たるかを教えたいサリバン。2人のぶつかり合いが凄まじい。前半は家の食堂で、後半は離れ小屋で。ただ圧倒される。