ワールドミュージック町十三番地

上海、香港、マカオと流れ、明日はチェニスかモロッコか。港々の歌謡曲をたずねる旅でございます。

女王の帰還

2012-07-19 04:18:29 | その他の日本の音楽

 mixiニュースでAKB48の新メンバーというかまだ研究生の立場にある光宗薫ってコに関わる一つの記事を見つけ、たいして熱心なAKBウォッチャーでもない私にも妙に気になったコの、その後についての非常に味わいのあるオハナシであったので、こりゃ良いものを読んだなあと感じ入った次第。まあ、興味のある向きは、下に引用した記事や、その掲載サイトなど覗いてみていただきたいが。

 そもそもこの光宗なるコ、まだ実績のない研究生の身ながら、アイドル誌の記事のみならず、ワイドショーの芸能ニュースなんて場でも大スター扱いとなっていた。多くは「トップモデルへの道を蹴り、AKBの明日を担う新人へ!」なんて趣旨の記事だったのだ。
 実際彼女は、CMやらテレビドラマやらで大きな仕事を早々とこなしつつあったようだ。”大スター候補!”との評価がぶち上げられちゃうと、バタバタとおいしい話が舞い込んでくる、モンキー・ビジネスとしての芸能界の甘さと怖さを象徴するような話。

 私が光宗に強い印象を受け、彼女の存在に興味をもったのが、某アイドル雑誌の、あるテレビドラマの撮影探訪記事だった。
 AKBの先輩メンバー連中が脇役として出ているその番組で彼女は、ほとんど主役みたいな役柄を割り当てられ、その雑誌の記事でも、ほかのメンバーは「××ちゃんにドラマ出演の感想を聞いてみた」みたいな友達扱いの記事内容なのに、光宗に関しては「光宗さまが気軽にインタビューに応じて下すった。サインまでもらえた。ラッキー!」なんて超スター扱い。
 すごいことになってるなあ。このまま行くとえらいことにあるのではないか、それがどんなことか知らないが、と私はなんとなく背筋に冷たいものを感じたのだが。

 そのうち開催された、AKB名物の総選挙。
 上述したような下にも置かれぬ扱いで芸能生活をスタートさせた光宗、「ひょっとしたら私は、新人でありながらトップの座を奪ってしまうんじゃないかしら?」なんて、はちきれんばかりの自負を胸に臨んだのだろうが。
 その結果は。光宗に票はまったく集まらず、彼女は順位がつく64位以内にも入れないまま終わった。「自分たちがスターを作り出している」とのプライドのあるAKBオタ連中であり、運営側からゴリ推しされているメンバーは人気が出るどころか反発を買うとのジンクスはあるしねえ、あの世界には。

 結果発表の直後の光宗は、憤怒の表情で会場を埋めたAKBファンを睨み続けていた、とのこと。まあ、睨んでみたって、そこにAKBファン全員がいたわけでもないし、そもそもファン連中から「投票する」って約束が取り付けてあったわけでもなし。「話が違う」とか怒ってみたって、そりゃ言いがかりにしかならんでしょう。
 もうねえ、私、この種の話を聞くと、因果もの好き、変なもの見たさの血が騒ぎ、嬉しくて仕方なくなってくるのですわ。

 さて、その後の光宗は。下にあるように、「明日からは絶対に負けない。次は負ける気がしないです」とか。まだわかっとらんわ。そんなコメントするから嫌われるんでしょ。だったらどうすればいいのか?うん、たとえばラジオ番組、”EXILEネスミスのオールナイト・ニッポン”でも聞いてみたらいいんではないか(笑)
 
 以下、引用記事。

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 ☆AKB48光宗薫が苦悩を告白「なぜ自分は何かが出来る事が前提なのか」。
             (ナリナリドットコム - 07月18日 15:40)

アイドルグループ・AKB48への加入以来、“超大型新人”として多くのメディアに登場し、話題を集めてきた13期研究生の光宗薫(19歳)。そんな彼女が現在置かれている自身の状況について、Google+で苦しい胸の内を吐露している。

光宗は18日深夜、ファンに向けて「怖いしつもん」とのエントリーを更新。「野心や責任感が、自分を過大評価していると思われる程強い事やそれを剥き出しにする事はアイドルとして間違ってますか? 話題性での結果から本人の努力の結果だと感じ方が変わるのはいつですか?」とつづり、周囲の目に映る“光宗薫”像と自身のギャップに戸惑いを感じている様子をうかがわせている。

そして「なぜ自分はある程度何かが出来る事が前提なのかな、それも自意識過剰かな。研究生だけの特権が自分には無いように思うよ」と、研究生という立場にも関わらず、求められているモノの大きさに苦悩。その上で「なんだかんだそんなこと言ってまだ自分は悩む程努力してる時間と経験値が全然足りてない」と自戒している。

光宗は昨年3月に開催された「神戸コレクション モデルオーディション2011」でグランプリを獲得したものの、モデルの道には進まず、AKB48の13期研究生に。昨年末開催の「AKB48紅白対抗歌合戦」には同期16人の中で唯一出場した。

加入まもなくの今年1月には「週刊プレイボーイ」(集英社)で6ページのグラビア+インタビュー、2月には「行列のできる法律相談所」(日本テレビ系)に単独出演、さらに日本ヒューレット・パッカードのCMに前田敦子、篠田麻里子、小嶋陽菜、板野友美と共に出演。4月からは連続ドラマ「ATARU」(TBS系)にレギュラー出演、今冬公開予定の映画「少女カメラ」では初主演と異例の抜てきが続いた。

こうしたほかの研究生とは異なる猛プッシュに、ネットでは「ゴリ推しなのではないか」との声が上がったが、総合プロデューサーを務める秋元康氏は今年2月の時点でその疑惑を否定。Google+で「今、テレビやグラビアやコマーシャルをやっているのは、すべて、先方からのオーダーです」「僕が押し込んだわけではありません」と異例のコメントを発表した。

また、6月6日に行われた「AKB48 27thシングル 選抜総選挙」で、光宗は64位までの“議席”に入ることができず圏外に。この結果を受けて「自分はもっとAKB48に全てを捧げなければいけない」とそれまでの活動を反省し、Google+に「明日からは絶対に負けない。次は負ける気がしないです。何でもする」と新たな決意をつづり、現在の活動に励んでいる。

(Narinari.comってどんなサイト? → ★★★ )


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
光宗薫 (E+Op.)
2012-07-19 05:40:03
どうしても川上宗薫先生を連想してしまいますね。椎名桜子さんや真中瞳さんのような物件でしょうか?
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E+Op.さんへ (マリーナ号)
2012-09-06 06:08:32
どうなんでしょう。
短髪の、むしろ昔のハウスマヌカン(大死語)系列って感じですかね。
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