先日、73歳のスナック経営者が逮捕されましたね。店内で、ビートルズの曲を吹いた罪で。そう、またもあのジャスラックのご乱行です。
詳しいところは、2006/11/10 の”J-CASTニュース”をご覧ください(http://www.j-cast.com/2006/11/10003787.html)一部、引用しておきます。
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社団法人日本音楽著作権協会(JASRAC)の許諾を得ずに、同協会が著作権を管理する曲を自身が営業するスナックで生演奏していた疑いで、東京都練馬区の飲食店経営者(73)が逮捕された。著作権法違反の容疑で逮捕に至るケースは極めて異例だ。JASRACは「それ以外に手段がなかった」としているが、ネット上では刑事告訴したJASRACへの批判の声が上がっている。
警視庁によると、この男は2006年8月、9月にJASRACが著作権を管理するビートルズの「ヒアゼアアンドエブリワン」「アラウンドザワールド」などの曲を、JASRACの許諾を得ずに店内でピアノやハーモニカで演奏して顧客に聴かせるなどして、著作権侵害を行った疑い。
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ついでに、”2ちゃんねる”に置ける発言も一つ、引用しておきましょう。
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「ハーモニカを吹いた73歳の爺さん1人を逮捕して、『見せしめ』に牢屋に入れるという行為の是非を問いたいそれは人間として正しい行為と本当に思っているのか」
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これに関連して、ある方が”私らがパブのセッションで 「ビートルズやってくださいよー」とか言われて ちょいと弾いちゃったら逮捕なの? ”と疑問を呈しておられましたが・・・
そりゃ、逮捕です。著作権料を払わず、曲を無断で使用したからです。今、そうされないのは、ただ”いちいち目が届かないから”それだけの理由です。
その他、ジャスラックに関するどんな無茶な話も、いずれ実現する可能性はあります。なぜならジャスラックは政府の役人の天下り会社であり、それに見合う莫大な収益を上げねばならないからです。
今後の可能性に関して。 新潟のジャズ喫茶、Sを見舞った悲劇をご存知ですか?
店内でかけたレコードに関わる著作権料を、開店の時点まで遡って請求され、とてつもない金額を支払わねばならなくなった、そのような事件でした。
毎日、コーヒー一杯二杯の売り上げで、音楽ファンたちを楽しませていた店に、そんな莫大な、そしてメチャクチャな請求をして。もちろん、支払いなど出来るはずも無いですよ。
さて私、次に来る事態を予想いたします。
そのうち、金を払って手に入れたはずのCDを聴くたびに、著作権使用料の請求が来るようになります。一回聞いたら50円とか。
それが、過去に遡って使用回数を勝手に推定の上、請求される。3年前に買ったCD、一年に20回聞いたと想定すると50×20×3=3000円。6年前に買ったCDは当然、その倍の金額をジャスラックより請求される。あなたのリスニングルームに踏み込んだジャスラック職員により、全CDコレクションの査定が成され、上の要領で使用料の全過去に遡っての請求書が来る。
それを断れば、先日のスナック経営者の如く逮捕される羽目となる。
いや、冗談で済めばいいですけどね、先の新潟の例を思えば、ありえない話ではないでしょう、まったく。大丈夫ですか、CDやらレコードやら部屋中に積み上げているあなた?定期預金を崩すくらいで支払える額ならいいですねえ、あなたが生まれて初めてレコードを買った日まで遡って請求される著作権料が。
さてその次は、ふと歌ってしまった鼻歌にかかる著作権料の請求ですかな・・・
この状況に抵抗している「全国音楽利用者協議会」のURLを貼っておきます。読んでみてください。
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「全国音楽利用者協議会」