my favorite things

絵本の話を中心に、好きなもの、想うことなど。

少女名作シリーズと。。。

2017-10-17 11:19:01 | ふと思ったこと

先日の、「はじめましての絵本たち」の復習をしていたら、
十歳までに読んだ本』というのがありまして、誰からも訊かれてないけど(笑)
私の場合、なんだろう?と思い返していたら、ふと『悲しみの王妃』という
題名が浮かびました。

 ※検索した画像って貼ってもいいのかな。



今でもあるのかな?と検索したら、どうやらそれは、偕成社から出ていた
「少女名作シリーズ 1972-1974年」ではないか‥年代もドンピシャだし、と
ひとり胸を熱くしている次第です。

ああ。
それにしてもなんと懐かしい、タイトルの数々‥。

『悲しみの王妃』の他にも、『母のおもかげ』『少女パレアナ』『黒い目のレベッカ』
『ひみつの花園』『美しいポリー』などなど、読んだ記憶がかすかに浮かびあがります。

(今あらためて、ラインナップを見てみると‥リンドグレーンの『長くつしたのピッピ』とか
『若草物語』とか『足ながおじさん』『赤毛のアン』もあったのですね。
私がそれらを読んだのは、このシリーズではなく、もうすこし後になってからでした。)



:::         :::          :::



『悲しみ王妃』を読んだ時のことは、今でもはっきり覚えています。

私は、勉強机にむかって本を開き、同じ部屋に母と妹がいて‥私は本文中の
「フランスかくめい」という言葉がわからず、母に訊いたのです。そして、母がうまく
答えてくれなかったことにイラつき、「辞書に載ってるか調べてみよう」と言われても、
素直な気持ちになれなかったことが、ぼんやりと、でも消えることのないしみのようなものと
なって、今も胸の底の方に残っているので。

思い返せば、そのころの母は、まだ36歳くらいだったでしょう。
大家族のお嫁さんで、家のシゴトの経理もしていました。
初孫で、おばあちゃん子で、ぜんそく持ちで、わがままだった長女の私‥。
義母の手前、遠慮しながらで、圧倒的に情報も不足していて、手探り状態の子育て
だったのだろうと、今だったら、母のことやっと思いやることができるようになりました。


ひょんなことから、懐かしい本を思い出し、嫌な子どもだった自分を思い出し‥
でもそんな私も、本日30回目の結婚記念日を迎えました。

赤坂氷川神社。ずいぶん長いこと訪ねていないので、今月あたり行ってみようかな。

コメント (2)
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はじめましての絵本たち@こひつじ文庫 20171007 その2

2017-10-17 10:29:39 | 好きなもの・講座やワークショップ

<日本の絵本>に続き、<海外翻訳絵本>と<その他>です。




サンドイッチをたべたのだあれ(画像なし)  


絵が、なかなかよかった気がしているのに、画像がなくて残念。
すごく美味しいそうなサンドイッチが見返しにたくさん載っていて‥結局それを
誰が食べたのかという話だったと思うのですが、「オチ」の面白さんが私には
いまひとつ、でした。



    デュボアザンの1961年の絵本。絵も、お話も、
絵本の大きさもどれもよかったです。ちょっと欲しかった絵本です。
                      





       いたばし国際絵本翻訳大賞の入賞作品。
こどもって、いつかは大きくなるものだよね。こどもってこういうところあるよね、
うんうん。って感じの絵本。絵がちょっとよかったな。


                     



    ゴフスタインの新刊です!!
でもアメリカでの出版は1966年なので、新作ではないですね。実物を見ることはできなかった
のですが、三蔵さんによると、すごく小さい絵本だそうです。探してみようっと。



森のおくから(画像なし)       


むかしカナダであったほんとうのはなし、という副題のとおり、本当にあった山火事の話です。






   三蔵さんの紹介文に「18ヶ国で人気爆発の科学絵本」って
書いてありますが、どんな内容だったのか、ちっとも思いだせません💦
宇宙ということで、この前観た映画『ドリーム』のこと、その時思い出していたのかも。






この本は、前日に売れてしまって、見ていないと思います。
世界のしくみがまるわかり、ってすごいですねー。見てみたい。



ここからは、絵本では<その他>部門。

 安野さんの読書体験の本ですねー。
きっといいこと書いてあるんだろうな。


こちらは駒子さんの絵と、つぶやきのような短い
エッセイで構成されています。



 57名が、思い入れのある絵本を紹介しています。
全然訊かれてないけど(笑)、私の思入れというか、幼少のころの思い出絵本は、
安野さんの『さかさま』と『ぐりとぐら』です。



 こちらは、絵本に限らず、影響受けた本やマンガも入っていて、
70人のエッセイで編まれています。
こっちも全然訊かれてないけど(笑)、10歳までと限定されると、何かな?
『悲しみの王妃』という、マリーアントワネットのことを書いた本があって、「革命ってなに?」って
母に聞いて、母の答えがあまりにもいい加減だったことに、イラついたことは覚えていますが。
小学高学年になると、里中真智子さんのマンガが好きだったな。『アリエスの乙女たち』。
大きくなってもとっておいて、自分の子どもにも読ませたいって思っていたのに、いつの間にか
忘れていきました‥。



 来年、東京都庭園美術館で展示があるそうです。
あの建物にマッチしてますね~ゴージャスな感じ。




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