2年生のクラスでの当番が、2月29日(金)だったので、
ちょうどいいかも、と思い、読んでみました。
『いちごばたけのちいさなおばあさん』
わたりむつこ 作 中谷千代子 絵
中谷さんの絵がとってもとってもいいのですが、
細かいところまで丁寧に描きこんである、おばあさんの部屋などは、
教室では、後ろの方の子にはみえなかったかもしれないですね。
私が一番好きな場面は、色づいたいちごを楽しみにしていたのに
朝起きたら、一面雪景色になっていて、泣き出してしまったおばあさんの
ところに、うさぎが通りかかった場面です。
「ちいさなおばあさん」って、こんなに小さかったんだあと
今にもこちら側に飛び出してきそうに、生き生きと描かれたうさぎを見て、
その大きさの違いに、あらためて驚きました。
4月になれば、中学年の3年生になる「2年生」は、なんだかすこし
おにいさんおねえさんになったかもと、感じました。
おばあさんは、あわてて ひゃくだんの
かいだんを かけおりました。
っていう箇所を読むと、100段だって、とそれだけに反応してしまう子が
いたのに、もうすぐ3年生ともなると、そんなとこでは声に出して笑ったり
しなくなりました‥堪える子はいましたけど・笑。
どの学年の、どのクラスでもそうですが、最前列に座る子たちは、
すごーく真剣な目で、本を見つめてくれてます。
ほんとに本が好きなのだなあ、っていう子たち。
でも、後ろの方で、友だちとつっつきあったりしていてもいいんです。
教室の床に座布団しいて、座って、友だちと並んで座ったということも
含めて全部、教室での「ひらきよみ」の時間ですから。