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絵本の話を中心に、好きなもの、想うことなど。

2024年12月 読書の記録

2025-01-15 17:50:59 | 好きなもの・音楽や本

12月は半ばくらいまで、ずっと香君の下巻を
だらだらあと読んでいましたので、終わってみれば
12月中に読み終えた本は1冊だけでした。



作者の岩井さんは別の作品で直木賞の候補にも
なったそうですがまったく存じ上げず‥この本を
知ったきっかけも、表紙に使われた小さな家の
オブジェからでした。

谷中にある穀雨のオーナーであり、デザイナーで
ある長南さん作の【どこか遠くにある街】が、本の
表紙を飾る!ということを知り、長年のファンと
してはとても嬉しく誇らしい気持ちにもなり、
作者も内容も知らないままに10月末に早速購入したのです。

手にしたことでなんとなく安心?してしまい、
2か月近くも寝かしてしまいましたが、深夜の古書店で
開かれる「読書会」という設定は面白く、本の帯に
あるように、読書会に参加した男女6人の物語はそれぞれ
興味深いものでした。

妻子あるゼミの担当教授と不倫関係を自分で断ち切った
吉乃。

野球を続けることができなくなった自分をやっと
受け入れることができるようになった真島。

非正規雇用の悪状況でも好きな司書の仕事を選んだ
安井さん。

家族を捨てて出て行った父への葛藤を抱えたままの
中澤さん。

バイオリニストへの夢を諦めた国分さんが、再び
バイオリンを弾いてみたいと思えるようになったこと。

そして、古書店【深海】の店主である吉乃の叔父の
遠藤さん。

それぞれの方が選んだ本で、読書会が開かれ、それは
同時にその方の「物語」が紐解かれることでもあり‥。
物語の終盤では、遠藤さんが以前の店の持ち主であった
庄司さんから店を引き継いだ経緯と、タイトルの
「夜更けより静かな場所」とは何を意味しているのか、
そこはいったいどこなのかーがわかります。



人は誰でも自分のココロの奥底に「深海」を持っていて
本を読むという行為はそこへ降りていく、あるいは
潜っていく、ということなのか、と思いましたが、
そこまで行かずとも、「深海」が存在していることを
思い出す行為そのものが、読書なのだろうと思いました。

そして「読書会」
開催してみたくなりました。






2024年12月に観た映画

2025-01-08 15:33:08 | 好きなもの・映画やDVD

2025年 もう1週間もたってしまいましたが、
あけましておめでとうございます。


映画と読書の記録は自分のためと割り切り、
今年もできる限り覚書を続けていこうと思います。

12月は久しぶりに日比谷へ観に行った映画が1本、
あとの2本はWOWOWオンデマンドで、でした。

@日比谷シャンテ

歌手エイミー・ワインハウスの27年の生涯の映画化。
ノンフィクションではなく、俳優さんが演じています。

独特の歌声とスタイル、そして27歳という若さで急逝。
原因はアルコール依存症‥。それくらいの知識しか
なかったので、そうなってしまった彼女の人生に対する
「なぜ」への、答えが描かれているのか、私にわかる
ことができるのかーというような気持ちで、映画を観ました。

出会った男=恋人のグレイグがわるかったのか、
エイミーはグレイグを愛しすぎてしまったのか、
単純にアルコールの魅力に抗えなかったのかー。

何かもうすこし?別の誰か?の救済があったなら、
私たちは彼女の歌を今でも聴くことができたかもしれない
と、残念な気持ちになりました。

映画のラストは、エイミーが階段を上っていくところで
終わります。踊り場?の窓の白いカーテンが揺れていて
とても美しい場面でした。
どんなところで映画は終わるのだろうと(私たちは人生の
終わり方をすでに知っているので)気になっていましたが、
きっとあの階段は、天国への階段だったのだ、とふと
後から気が付き、すこし気持ちが緩みました。




@WOWOW

週末家に居たので、何か観よう、たまにはミステリー
もいいよね、と選んだのですが、思いのほか重い
結末で、そうだこれはハリウッド映画ではなく、
イギリス映画だった、と思ったのでした。

家族の長が殺され、家族全員に動機があり、最後に
(この人でなければいいなと思っていた人が犯人で)
それががわかったところで唐突な幕切れ。





@WOWOW

今度はアメリカ映画なので、大丈夫だろうだろうと
選びましたが、なかなかに重い内容でびっくり。
1973年に実際にイタリアでおこった誘拐事件を
ベースに、リドリー・スコット監督が映画化。

アメリカの大富豪ジャン・ポール・ゲティの孫ポールが
イタリアで誘拐されて莫大な身代金を要求されるが
ジャン・ポール・ゲティはそれに応じず。ポールの母は
息子を助けるために、犯人と、お金を出してくれない
義父であるゲティとも「戦う」ことになる、という内容。

マフィアは容赦なく、ポールは本当に生きて戻って
来られるのか、と何度もドキドキしました。
まあハッピーエンディングといってもよい終わり方
でしたが、これまた週末の夕方に観る映画ではなかった
なーという思い(笑)。




:::    :::    :::




12月もいろんなところへ行きました。

 ギャラリー一白

隠れ家的な素敵な場所で書の先生の個展がありました。
この日はこのあと池袋の明日館へも。

上原ひろみ Hiromi’s Sonicwonder Japan Tour 2024
@大宮ソニックシティ


二度目の SPITZ NOW! ロック大陸物語展 

4月に続き二回目のkotokoさんの絵本棚@八王子


そのあとにヒナタノオトに行って、夕方からは‥

ハナレグミライブ「ホールでGOOD DAY」東京公演
@昭和女子大学人見記念講堂

この日の疲れがとれるまでに数日かかりましたが(笑)
とても思い出に残るよい日でした。






2024年11月 読書の記録

2024-12-25 17:29:45 | 好きなもの・音楽や本

11月に読み終わった本は合計4冊ありました。



どこかの本の紹介で「とてもよかった」とあったので、
図書館で借りてみました。
題名も知らなかったし、著者の作品もはじめまして。

短編集なんだけど、そのほとんどにとても長い
タイトルがついていて‥たとえばー。

雪が降り積もらない町にある日大雪が降り続き、
家を抜け出した子供は公園で黒い犬を見かけ、
その直後に同級生から名前を呼ばれた

といった感じ‥。

タイトルの付け方も変わっているけれど、内容
そのものも、情景描写や心理描写がなくって、
ほぼ全部が「説明」なので、登場人物の人生を
遠くから俯瞰して、そのすべてを知る感覚になる。

ある意味とても新鮮な短編集だった。
一遍読み終わるたびに、壮大なストーリーを読み
終えたかのような感慨に浸れるものもあったし。
手元に置いて、何度も読み返したいような、いや
もういいかな、という気持ちになったり。








長い物語が読みたくなり、なんとなく探していたら、
初めて目にした題名だったので、借りてみました。
(最近、文庫版が4冊組で出たみたいですね)

ファンタジーは久しぶりだったので、そのセカイに
慣れるまで時間がかかり、登場人物の名前もつながりも
国同士の関係や地理的なものまで、何度も何度も
巻頭を見返しながら読み進めました。

香君とは、常人の何十倍もの優れた嗅覚を備えた
香りの「声」を聴くことができる女性で、ある時
どんな荒地でも育つ稲を携えて、「異界」から
現れ、こちらの窮状を救ってくれた‥。
こちらの側の民は、その女性を香君=活き神様と敬い、
教えをこい、権力者たちは香君を政治の仕組みに
うまくはめ込み、国の統一を図ることに利用する‥。

香りの声を聴くことができる人の孤独を描き、
植物だけでなく、虫も人も、生きとしいけるものは
すべて繋がっているのだということを、物語が
進むにつれ強く感じるようになっていきました。

上橋さんの書くファンタジーはなんでこんなに
おもしろいのだろう、と、結局下巻は二度続けて
読んでしまい、それでも、香君の居るセカイに
もうすこし居たいと思ったのでした。







WEB掲載と、婦人之友での連載が、1冊となり
秋、作者の誕生日に上梓された本。

中のイラストは大野八生さん。

主人公のハルさん(表紙の人)は以前に作家さんの
作品を扱う工芸ショップを営んでいて、自宅の
食器棚にも、たくさんの「作品」が収められています。

物語は、その中の、たとえばポットが、たとえば
木のボウルが、たとえばガラス器が語りだすと
いう趣向。どの話も興味深く、とても面白いのです。

そして、はっとさせられたのは、ハルさんがものを
選ぶときの視点。

素材、技術、今の時代にあったデザイン、意匠であること。

3つのうちのどれか一つだけ、あるいは二つが突出して
いても、魅力的な作品にはなり得ないのかも、と
ハルさんの言葉で気が付きました。


かさじぞう みかんのひみつ

2024-12-20 16:02:22 | ひらきよみ(読み聞かせ)

今日は5年生のクラスでの読み聞かせ当番でした。
そしていつ以来か思い出せませんがペアで入りました。

最初にペアの仲間が【かさじぞう】を読みました。


5年生はとても集中して、はなしの成り行きを
見守っている感じでした。

私は教室に、5年生と一緒に座って聞きましたが、
誰かが読んでくれる絵本を、こどもたちと一緒に
聞く時間はほんとうにいいものだなーと、久しぶりの
その「感じ」を楽しみました。


2冊目はこちらの絵本。(私が読みました)

今年からラインナップに加わった「科学絵本」
私は初めて手にしました。

5年生にはどうかなー簡単過ぎる内容かな?という
気持ちもよぎりましたが、いやいやそれはいらぬ
心配で‥とても真剣によく聞いてくれました。

みかんは「へた」のところを取るだけで、なかに
「袋」がいくつあるかわかる、というのは知って
いましたが、袋のなかの一粒づつも「袋状」に
なっていて‥なんとひとつの袋=房のなかに
270粒!もあり、そこからジュースが出てくるため
みかんはあんなにもジューシーで、美味しいのだと
いう「ひみつ」を知りました。

巻末にはいろんな種類のみかんの仲間がたくさん
載っていて‥どれを食べてみたい???とか、5年生に
投げかけるのも楽しい時間でした。


そして本日「ペア」で一緒に教室に行った方は、
なんと高校の同級生。50歳を記念して行われた同窓会で
再会して、近くに住んでいることを知り、同じような
活動をしていることも知って‥そして今回初めて、
同じクラスを担当することになりました。

生きていればいろんなことがおこるのだなーと
ちょっとしみじみ。高校生の頃には、夢にも思わなった
ことですものね。


2024年11月に観た映画

2024-12-18 17:26:31 | 好きなもの・映画やDVD

11月に観た映画は2本だけ。どちらもWOWOWで。



ゴールデンカムイ
よく知らなかったのですが、あまりにも
WOWOWで宣伝しているもので‥(笑)
ドラマ版を観るためには、その前に映画を観て
おかねばと思いまして。。

なんかすごく壮大な話なんですね~登場人物も
いちいちキャラがたっていて。
このあとのドラマ版へ繋げるための、映画は「序章」
だったのかな。
戦争や戦闘シーンなどの描写、ちょっとグロイとこも
ありますが、アイヌの暮らしぶりや衣装なんかも
丁寧なので、ドラマ版もぼちぼち観ていこうと
思ってます。







だいぶ前に原作を読んで、のちに映画化されたときに
娘に誘われた気がするのですが、そのときはもう映画は
(観なくて)いいかな、と。

今回WOWOWオンデマンドにあったので、なんとなく
観ておこうという気持ちになったのは、この時「若手」
だった俳優さんたちが、今は皆主役をやるように
なっていて‥そんなところにも興味を惹かれたから
でしょうか。


映画は2016年公開なので、今はそれから8年も経っていて、
自分がシュー活をやっていた頃を思うと、40年くらい
時間が経っていて、臨み方も、環境も、いろんな点で
昔とは違うけれど、選ばれない、決まらない苦しみは、
今も2016年も、その昔も同じなのだなーと、なんだか
青く苦い気持ちがよみがえりました。



:::    :::    :::



11月も楽しいことはいくつもあって。

日帰り研修旅行で「首都圏外郭放水路」という
ところに行ったり。

 

娘と一緒にこれを観に行ったり。






母の米寿を祝う会も無事成功に終わりました。






十二支のはじまり おしょうがつさん

2024-12-13 16:52:08 | ひらきよみ(読み聞かせ)

先週金曜日は3年生のクラスでの読み聞かせ当番でした。
前回は10月11日だったので、(ほぼ)2か月ぶり。
こんなに長く空くのは久しぶりでした。

最初に読んだのはこちらの絵本


どうして干支がこの順番になったのかー??の
お話で、知っている子も多かったようです。

文体がちょっと方言、というか、普段使わない言葉
なので慣れないと読みにくいのですが、教室で読んで
いるうちにじょじょに調子がでてきて、家でひとりで
練習しているときよりも、うまく読めた気がしました(笑)。

たとえばこんなところ‥

「いぬどん、やーい。どこさ いくだ?」
「おっ、さるどんか。どこって おめえさんと おんなじ
とこだ」
「ほっ、そうか。ごてんか。いっしょに いくべ」
「やんだ。おめえは すぐ ひっかくだもの」
「なにを、いぬどんこそ、すぐ かみつくでねえか」


2冊めはこちらの絵本


ああ、谷川さんの絵本‥とひとり感慨深くなったり
しましたが‥

教室の3年生も、「これはのみのぴこ、の人だよね?!」と
気が付いた子もいました。



こどものとも年少版の単行本化なので、内容は
とてもシンプル。

見開き右側ページに、大橋さんの描いた「かどまつ」
左側には、

まつが まってる おきゃくさま
どこから くるのか おしょうがつさん

と、口ずさみたくなるようなリズミカルな谷川さんの
ことば。

「おそなえ」のところには

あたらしいとしは まだあかちゃんだから
まっしろおっぱい ほしいのかな

ととてもユニーク(笑)。


最後まで読んだあとに、また最初に戻って、3年生の
「お正月事情」をちょっとリサーチしてみましたが‥
だいたいの子がふくわらいも、こままわしも、
たこあげはねつきも保育園や幼稚園、あるいは
小学校に設けられている「昔あそびの時間」などで、
体験済でした。
(伝統が継承されていてよかったです。)



2024年10月 読書の記録

2024-12-10 17:14:47 | 好きなもの・音楽や本

10月にちゃんと読み終わった本は
結局2冊だけでした。


この文庫本は、8月の旅行の際、飛行機がではなく
米子から岡山へ出て、そこから新幹線で帰ることが
決まったときに、夫が選んだものでした。
私は結果的に『旅のつばくろ』を選んだのですが、
この本と、実は迷ってました。

人生フルーツのお二人ですものね?
映画は話題になっていたので、知っていたのですが、
結局観ることなく‥‥


「ききがたり」とタイトルの付いているように、
お二人が語ったことを、文章にしているので、それを
読んでいると、まるで自分に語ってくれているような
気持ちになることも。

私は、お二人の何にいちばん感銘を受けたのかな。
自分の信念を曲げないところか?
お金がなくてもやりくりしてきたところ?
今の自分にできることを、工夫して、楽しみながら
やり続けてきたところでしょうか。

子育てに忙しい娘さんのために、保存食などをせっせと
送ってあげたりとか‥親として、それは正しい行いで
あることを再確認できてよかったです。







エッセイが続くと物語が読みたくなり、図書館で
借りてみました。(本当は2回目も読みたかった
のだが、文庫化されるということなので、再読
せずに返却しました)

今回の主人公が持つ「不思議な能力」は、ほかの人に
訪れる「ちょっと先の未来」を予告映像のように
垣間見ることができるというもの。その能力は父親譲り
らしい。

物語の構造はすこし複雑で‥生徒が創作した小説の中の
登場人物は実在していて、特殊能力を持っている教師が
「垣間見てしまった」がゆえに、やっかいで物騒な事件
に巻き込まれていく‥といった感じ。

このたびも、二人組がでてくるが、この二人組も
とても味わい深い。

思い出して書いているうちに、もう一度読みたくなって
きたので、やはり文庫本を買おうと思います(笑)。











2024年10月に観た映画

2024-11-20 17:55:07 | 好きなもの・映画やDVD

10月は映画館へは一度も行かず、テレビと
オンデマンドでWOWOWの映画を3本観ただけでした。

 翔んで埼玉2

埼玉県民としてはおさえておかなくては(笑)という
気持ちから‥。

話は関西方面にも広がっていくのですが、大阪と
神戸と京都(の一部)は特別なんやねーの感じが
よく出ていました‥配役だいぶ濃かったですが。

埼玉県内のトピックで面白かったのは、武蔵野線の
立ち位置というか、存在感というか‥ふんふんそうだよね
という感じでした。(そのへんの感じ方は県民ならでは
かもしれません)

杏さんの熱演が妙にココロに残りました。





 パーフェクトデイズ

公開後すぐに映画館で観ましたが、このたび
WOWOWでも放映されていたので、録画して
娘の披露宴の翌日に、夫と二人で観ました。

姪っ子ニコの、瑞々しさが、今回はとても印象的
でした。





   リップヴァンウィンクルの花嫁


少し前から、オンデマンドで観られることは
知っていたのですが、3時間を超える大作なので
迷っていました。

岩井俊二監督の『キリエのうた』を8月に観て、
原作も9月に読んで‥娘が持っていた映画のパンフを
拾い読みしていたら、やはり、『キリエのうた』の
前作である『リップヴァン~』を観ておかなければ、
という気持ちになってきて、観始めたのですが、
WOWOWにあったのは、公開版より遥かに長い
4時間19分の完全ヴァージョンで、しかも、話の
序盤から中盤にかけてがとても哀しく長く感じられて
もうここでやめてしまおうか、と思ったくらい。
綾野剛の、わるいひとっぷりが恐ろしくうまく、
黒木華の、無垢ぶりがココロに痛くてしかたなく。。
でもやっとCOCCOが登場してきたので、タイトルの
「花嫁」が意味しているものを知りたくて観続けた
次第です。

公開時ヴァージョンは、きっと中盤に行きつくまでが
編集されていたのかなーと想像しますが、前半の山場?
の、スーツケース引きずってさまようシーンも、終盤の
2人のウエディングドレスシーンも、私には正直ちょっと
長く感じられました。
(でも、キリエとこの作品を観たことで、監督が求めている
美しさみたいなものが、どこにあるのか、ちょっとだけ
わかったような。。)

それにしても、綾野剛演じるアムロは、ほんとうに
わるいひとなのか、それともシゴトに忠実なだけの
フツーの人なのか、COCCO演じる真白の母と一緒に
泣いて裸になってしまうような、実は良い人なのかー。
今も時々思い返して考えています。






:::    :::     :::




10月の最大のイベントは娘の結婚式&披露宴でした。
あいにくの空模様でしたが、終始和やかで、とても
よい式でした。

写真は、私たちのテーブルの設え。

横たわっている(笑)折鶴は晴れていれば、式の時に
「折鶴シャワー」として、列席の方々の手から空に舞う
予定だったのですが‥(その準備のため夏中せっせと
折り続けたわたし‥)
お花のガラス鉢の横にある本は、ただの飾りだと
思っていたら、2冊目は表紙を開くと中は空洞で、そして
そのテーブルに座っている方それぞれ宛の手紙が入って
いたのでした。これにもびっくり。
(式の終盤で、二人のピアノ演奏があったことも、
知らされてなかったのでびっくりでした‥曲はスピッツ
好きの娘の選曲で【空も飛べるはず】。新郎は初ピアノ
だったそうで‥新郎側のご両親がはらはらしてました)

披露宴のBGMも二人で選んでいるのは知っていて‥
きっと私へのサービスで(笑)、スピッツの曲入って
いるのだろうなあと予想していて‥でも、ピアノ演奏
あったから(出席者みんなで歌ったし)、もうこれで
おしまいだよね、と思っていたところ。。。最後の
最後(お手紙朗読のあと)で、【正夢】が!しかも私が
草野さんの歌詞なかで特別好きと言ってた箇所!が
流れてきたときには、もう涙なみだでした。

♪ちいさなしあわせ つなぎあわせよう
浅いプールでじゃれるような  ♬





他には‥

リアルシトロン@阿佐ヶ谷 に娘と友だち2人と
行ったあと、リトグリの10周年を御祝いするライブに
娘と行ったり。

26日土曜日には毎年恒例の【工房からの風】に行き、
(ほんとは子供向けの)ワークショップに、入れて
もらって金工体験してきました。








2024年9月 読書の記録

2024-11-01 17:57:39 | 好きなもの・音楽や本

9月も、8月からの「掛け持ち読書」は続いて
いましたが、なんとか4冊読み終えました。


物語やエッセイ以外の本を自分から選ぶことは
ほとんどなく‥この本も「先輩」から勧められて
読んだのですが、思いの他読みやすく、そして
「発達障害」を抜きにしても子育てのバイブルに
なるような内容でした。

たとえば‥

脳をつくり直すのは「生活の改善」
1 脳の育て直しができ、脳のバランスが整う
2 セロトニン神経を育てられる
3 睡眠が安定する

そのために
1、朝日を浴びる
2、十分に眠る
3、規則正しい時間に食べる

何よりも睡眠と早起きが大切

「傾聴」と「共感」

役割を人からもらう感謝が子どもの自己肯定感を
底上げしていきます   ‥






9月に観た映画のところにもちょっと書きましたが、
旅の復路の飛行機が台風の影響で飛ばなくなったため
旅行の予定を一日延ばして、米子に泊まり、翌日
岡山から新幹線で帰ることになりました。
車中退屈しないように、本屋さんで何か買おうと
思い立ち、そこで選んだ文庫本。

旅といえばやはり沢木さんだよねーという気持ちと
東北新幹線の車中にある雑誌で、掲載されていた
エッセイを読んだことがあったので、新幹線で読むのが
とてもふさわしいように思えました。(厚さというか
ちょうどよい薄さだったし)

このエッセイの中に『春に散る』のシーンを思いついた
桜並木のエピソードがあり‥もしこの文庫を手に
しなければ、その映画も観ないまま通り過ぎてしまった
なーと、偶然の積み重ねに、ちょっとココロ楽しく
なりました。

あの『春に散る』の物語は、主人公の元ボクサーが
この道を歩くシーンで終わりにすればいいのではないか
と思いついた。いやそう思いついたとき『春に散る』
というタイトルが確定したのだ。







8月に映画を観たあと、岩井俊二監督が書いた
「原作本」があると知り、図書館で借りて読んで
みました。

この表紙の通り、小説の中でのキリエは頭の中で
アイナジエンドに変換され、イッコは広瀬すずに
すぐに変換されてしまったけれど、演技からだけでは
(わたしが)汲み取れきれなかった細やかな感情が、
文章を読むことでよくわかった箇所もあり、そうか
やはりそうだったのかーと答え合わせをするような
気持ちもありました。

映画のラストシーンで、ネットカフェのシャワー
ブースを出たところでキリエとすれ違った女性に
何か意味があったのかなーと思っていたけれど、
小説にはちゃんとその続きがあって‥イッコが
捨てたと言った「まおり」という名前を「貰って」
後に本を書いたという設定付で終わってました。
(もしも、小説を先に読んでいたら、映画を観た私は
どう思ったかなーと思ってみたり)







未読の江國作品を図書館の棚で見つけたので
借りてみました。タイトル通り、本のこととか
その周辺のことを、ちょこちょこっと書いた文章を
まとめたエッセイ集。

さようならを言うのはすこしのあいだ死ぬことだ
と言ったのは、フィリップ・マーロウだけれども
散歩するのもまた、すこしのあいだ死ぬことだ。
日常からはみだすこと、日常がそこでふっと切れて
時間が停滞するというか、ゆるくかたまる、
くず湯みたいに、そういう意味で、散歩と旅と
お風呂は似ている


こういうところにエクニカオリという人がとても
よく表れていて‥そういう世の中の捉え方みたいな
もの(あるいは感覚)が好きか嫌いかで、彼女の
作品に対する評価も変わってくるのかなーと思い
ました。



2024年9月に観た映画

2024-10-29 17:07:00 | 好きなもの・映画やDVD

9月は映画館で1本、テレビとオンデマンドで
WOWOWの映画を4本観ました。


映画館で予告上映を何度も観て、興味はあったものの
(探偵ものが好きなので)ドラマ版を観ていなかった
ので、公開当時は観に行きませんでしたが、テレビ
録画で観ることができて満足。

菅田くんのこのビジュアルはなんか新鮮で‥
もじゃもじゃ頭の、大きくなったコナンを見ている
ようで、楽しめました。





@ユナイテッドシネマ浦和


この日は@さいたま新都心のビールまつりのシート券を
妹が買っておいてくれたので、午後からそこへ行く前に
2人で観ました。



キャストのほとんどが、過去に三谷作品(大河ドラマ)の
出演者だったので、なんだか懐かしい感じ(笑)。
その中でも、瀬戸康史の起用が一番効いているのでは?と
私は思いました。あと、西島秀俊と松坂桃李は三谷組の
「レギュラーメンバー」の中に新鮮味を添えていたのでは?

配役の好き嫌いで、映画の評価も変わってくるかなーとも
思えました。(私的には宮澤エマはtoo much だったな)

広いリビングルームやセスナ機のシーンなど、まるで
お芝居のワンシーンのようで、私は楽しめたけど。







こちらも映画館で予告を何度か観ていたものの
観に行くまでには至らず。
けれど、8月の旅行の帰路が飛行機から新幹線に
変更になったことで、時間を持て余すかも、と
米子駅近くの本屋さんで、あらかじめ文庫本を
入手しようと思い立ち、旅先で読むのなら、と
沢木耕太郎さんのエッセイを買って‥その中に
『春に散る』に言及した文章があって‥急に
興味がわきました。

映画と原作とでは違いも多々あるようなので、
いつか沢木さんの小説も読んでみようと思いつつ。

映画は、思っていた以上に面白く、ちょっと苦手
だなーと思っていた横浜流星がなかなか良くて、
ヒールな窪田正孝もよかった。
それにしても、タイトル(題名)の【春に散る】
究極のダンディズムですよねー。






邦画ばかり観ているので、たまには洋画を観たく
なって。
オリジナルタイトルは She came to me

スランプに陥った作曲家に無謀と思えるアタックを
仕掛けてきた「彼女」がきっかけとなって、新作の
オペラを書くことができたので、それが、主人公に
とって She came to me  なのだとそこで気が付く。

そんなことってあるのかなーが、いくつも起こるが
まあ、ブルックリンなんだし、そんなこともある
かもね、と思わなくもなく、ちょうど良い長さの
ちょうど良いコメディだった。







チャーリーとチョコレート工場』に登場した
工場長ウォンカの、「始まり」の物語。

ティム・バートン版の映画よりもだいぶ明るい
ミュージカル映画。シャラメ演じるウォンカが
ジョニー・デップのようなウォンカには、いくら
年を経てもならないよねーと一人つっこみつつ(笑)。

終始楽しくて、エンディングで、ヌードルと
呼ばれていた女の子が幸せになるところもよかった。




:::     :::     :::




9月も楽しいことたくさんありましたが、なんといっても
平日開催の【ロックのほそ道】@仙台GIGS に強行参加(笑)
したこと。




大宮から仙台は新幹線で2時間弱なので、余裕だと
思っていたら‥なんとその日に限って、東北新幹線が
朝から昼過ぎまで不通になり、急遽、上野から
特急ひたちに乗って5時間かけて仙台へ。



友から届いた誕生日プレゼント。嬉しい。




 

@東京オペラシティ 矢野顕子×上原ひろみ 
この日の音源はCDにも収録されるということも
あってか、今まで聞いたことがないくらいの
拍手と、熱気に包まれていました。
(大安吉日だったので、この会場で娘へ私たち
からの御祝いを手渡し。ご祝儀袋は私が書のお教室
で書いた「壽」。素気ないけど、それが私たちらしい
かなーと思いました)




詩 かき さるとかに

2024-10-18 18:11:22 | ひらきよみ(読み聞かせ)

先週の金曜日は2年生のクラスでの読み聞かせ
当番でした。

担任の先生ご不在でしたが、きちんと机を下げて
床に座って、「聴く」体制で待っていてくれました。


今回は、最初に「詩」から。
まどみちおさんの【かき】を読んで‥お揃いのエプロンの
ポケットにしのばせておいた折り紙のカラスを取り出して、
「ぼくにも読ませて~」って。。とか言って、カラスが
詩を読むという、小芝居仕立て(笑)。
写真を撮っておけばよかったのですが、仲間が折ってくれた
このカラスがとてもよくできていて‥口がパクパクするのです。
なので、とっても読んでる感じがでます。たまには
こういうのも楽しいです♪

さて、絵本は『さるとかに


昔話なので、いろんなヴァージョンがあるし、
絵も様々です。

こちらは、かにの子どもたちが、親の敵討ちに行く前に
きびを育て、キビ団子を作り、それをハチや栗や臼などが

「ひとつ くれたら なかまになろう」

という、いわば桃太郎スタイル。

聴いていた2年生も「なんだか桃太郎みたい」と
こそこそ話していました(笑)。

牛のふんや、栗や、臼から「手が出る」のはちょっと
違和感がある、という意見もありましたが、物言わぬ
動物がそもそも喋るのだから、手が出てきてもいいのでは?
という気も(個人的には)します。









天の火をぬすんだうさぎ こっぷ

2024-10-04 14:55:18 | ひらきよみ(読み聞かせ)

本日は4年生のクラスでの読み聞かせ当番でした。
当初、明日の準備で(明日は娘の結婚式なのです)
忙しいかもしれないからと、本日は参加せず、と
していたのですが、3年生4年生はクラス数がいちばん
多いため、読み手が足りないとのことで、やはり
参加することに決めました。
(結果的に本日の参加は、皆におめでとうを言われて
とても嬉しいものになりました。行ってよかったな)

1冊目は、『天の火をぬすんだうさぎ』


何回か小学校で読んだことがあると思っていましたが、
読んだのは一度きりで、(なんと)2012年!
もう12年も前でした‥びっくり。
娘が居る教室で読み聞かせをしたのは、4年も前、と
その時のログに書いていましたが、なんのなんの
その子が明日結婚式ですよ~(笑)。
時の流れって、なんなんでしょうねー。

本日の4年生のクラスは、わりと「自由」な雰囲気で。
あえて本が見えない場所に陣取る小や、みんなとは
離れて一番うしろで立ってる子など居ましたが、それは
それでよく、物語の中には皆入って来ているような
空気を感じました。

先週の『うさぎのみみはなぜながい』に続き、
うさぎって、賢い動物の筆頭なんですね~




2冊目はこちらの絵本。


手にしたのも、実際に読んだのも初めてでした。
だいぶむかしの絵本で、かがくのともから最初に単行本化
されたのは1971年‥ある大手サイトのレビュー欄にも
下記のような説明がありました。

月刊誌かがくのとも35号のハード化。
以前のかがくのとも傑作集に入っていた気がするけど、
ようやく復刻版が出ました。
「鳩よ!」196号によると、谷川氏の絵本作品では11作品目で
’かがくのとも’では「まるのおうさま」(23号)に続いて
2作目にあたる‥そうです。


「こっぷ」ってひらがなで書いてあるーー!
って声も教室では聞こえましたが、まさにそんな時代の
絵本。でも、内容は令和の子どもたちにも響き、
よいものは変わらないのだと思った次第です。



2024年8月 読書の記録

2024-10-02 12:07:54 | 好きなもの・音楽や本

もう9月が終わってしまったというのに、
今日も半袖Tシャツ着ています。。。

8月は図書館の返却期限のために、読みかけを中断
したり、旅の途中で文庫本を買って、新幹線の中で
読んだりと‥何冊も掛け持ちしてましたが、結局
ちゃんと読み終わった本は3冊でした。




どこかでレビューか、読んだ方の感想を読んで
図書館で借りて読みました。

第二次大戦後のアメリカ、シカゴが舞台。
南部からの「大移動」があって、黒人文化が花開いた
あとのシカゴの町。

「いなかもの」と、同級生から虐められるが、仕事で
疲弊している父には言えず、母を失った寂しさを
うちに秘めたままで暮らしている主人公を癒して
くれるようになったのが、町の図書館‥。
それだけでも、良い話なのに、自分の名前が
亡くなった母が好きだった詩人の名からとったもので、
母がかつて父に宛て書いた手紙にも、その詩の一節が
引用されていたことを知っているのは、自分と母
だけなのだということに気づいた主人公が、一層
心を強いものにしていった、という素晴らしい
ストーリー。

(もしプリンスの映画を観ていなかったら、南部から
北部の町へと、大移動があった背景を知らなかった
ので、すんなりと話しに入っていかれなかったかも、
と、思うと、いろんなところで、自分の中の「偶然」
は繋がっていて面白い)








辻村作品が読みたくなって、図書館の棚から
探してきました。

詐欺を題材にした短編が3つ。
「2020年のロマンス詐欺」
「五年目の受験詐欺」
「あの人のサロン詐欺」

詐欺なので、だます人とだまされる人が
それぞれ描かれているわけで‥読み進めるうちに
どの作品も、胸が痛む。
だます側に加担させられてしまった人、そんな
つもりはなかったのに結局はだましたことに
なった人、だまされていたようで、実はその人も
誰かを欺いていた人、などなど‥。

誰でも(きっとすぐに)どちらの側にもなって
しまう可能性がある(と思う)。私はきっとそう。
最後のさいごに、そんな自分を瀬戸際から救って
くれるのはなんだろう、と思う。
自信はまったくないけれど、救うのは、たぶん
それまでの自分しかいないのではと、最後の話の
ラストシーンを読んで、そう思った。

でも、その後の世界でも、人生は続くんだ。終わった
方が楽だけど、悔しいけど、続くんだー。
迷いはなかった。どうして体がうごくのかわからない。
谷嵜の胸の真ん中に手を置いて、紡は両手の掌をクロス
しては重ね、渾身の力を込めて体重をかける。









久しぶりの「まかてさん」作品。以前に図書館で
借りたが、読むまでに至らず、二度目の挑戦。

昔話のような語り口で「草どん」と子ぎつねの
やりとりから始まるので、最初はこの「中」に
入って行かれるのかー?と思っていたけれど、
草どんが請われるままに語る昔話が、自分の知って
いるものと同じようでいて、すこし違い、
まかてさんの文章のうまさとあいまって、気づけば
面白く読み進めていた。

特に「浦島太郎」の話を、亀目線で語っていく話は
とても面白く、竜宮城が江戸時代の御城のようで
愉快。

中盤の「小太郎」が登場してくるあたりから、
全体のトーンが変わり(解説によると‥作者は
はじめのうちは民話を小説にするとは破壊行為
ではないか、という気持ちもあったが、私は
小説家なので、小説しか書けないとアクセルを
踏み込んだ‥)、とても惹きこまれた。

雲上(神さまのいらっしゃる世界)と雲下
(わたしたち下々の民の世界)とはそうって
繋がれていったのか、と夢中で読んでいる自分に
気が付いたときには、物語は終わっていました。




うさぎのみみはなぜながい

2024-10-01 17:31:57 | ひらきよみ(読み聞かせ)

先週の金曜日は、6年生のクラスでの
読み聞かせ当番でした。読んだのはこの絵本。



2019年2020年に、6年生の教室で読んでました。

お話も面白し、絵もダイナミックで見ごたえがある
絵本です。でも、小さい子に読んで聞かせるには
ちょっと長いし、皮をはいでもってこい、とか
怖い想像をさせるようなやりとりもあるので、家では
なかなか読まないかなーと。。(実際私も自分の家
では読んだことがなかった)

なので、高学年の教室で読み聞かせをするための
選書にはとても適しているのでは、と今回も思いました。
(知っている人?と訊いたところ誰も知らなかったし)


読み始めたときに、ご自分の机でなにやら仕事を
していたらしい担任の先生も、気づけば、子供たちの
後ろでじっと絵本を見つめていました。
しめしめ(笑)。そうだよね~先生だって、お話の
続き気になるよね~と思いながら、読み進めました。


余談ですが、この絵本の作者、北川民次さんの展覧会
世田谷美術館で行われているようです。
11月17日までなので、行かれたらいいなあと思っています。


2024年8月に観た映画

2024-09-25 17:56:27 | 好きなもの・映画やDVD

8月は映画館で2本、WOWOWで3本 観ました。

オンデマンドとテレビ録画で観たものも
昨年公開された「新しい」映画でした。




KINGDOM 大将軍の帰還@MOVIX川口

新作の公開までに、前作をすべて観終えて‥
やっと劇場で、この作品を観ることができました。

いやいやいやいや、壮大な戦いと、心理戦と、
むかしのはなしと現在と‥様々に入り乱れていましたが
とってもよくできたエンターテインメントだなーと
感心しました。

あんなに傷ついたのに、あんなに持ち堪えてる!という
驚きと、襟にあんなに羽付いた服!!やはりただものでは
なかった~という驚きにも満ちていて‥。

そんななか、思わず涙がこぼれてしまった場面は、
信の幼馴染のひとりが、もう自分が助からないと悟ったとき
「最初に会ったときのこと覚えているか?」と喋りだすところ。
アタマは懸命に映画の中のストーリーを追っているのに、
なぜか気持ちの中では、娘が産まれたときのことが
【最初に会った】で思い出されてしかたありませんでした。

4で終わりではなく、まだまだ信が「大将軍」になっていく
ところを切望しています。






昨年、絵画館で予告を観て、なんとなく気になってた
映画(法廷ものがわりと好きなんです)。

こんな若手さんたちが、どんな法廷劇を演じるのだろう
という興味で観てみましたが、想像よりもずっと重くて
びっくり。

それにしても、杉咲花ちゃん、ほんとに演技がうまいな。








劇場公開の時に、気になっていたものの、
絶対に泣いてしまうだろうなーと思い、躊躇して
いるうちに、終わっていました。。

テレビ録画をして観たのですが、予想に反して?
涙は出ませんでしたね。

菅田将暉演じる賢治の、自分探しを観ているのが
つらく、地方の名家に生まれることの悲哀を感じ
ました。(名家を守っていかねばという父の悲哀も)

妹のトシを演じた森七菜がとってもよかったの、
トシが亡くなったときは、賢治と同じ喪失感を
味わいました。

映画全体としては、なんだろう?ちょっと焦点が
ぼんやりしているような‥「銀河鉄道」をタイトルに
持ってきているのに、『銀河鉄道の夜』に触れてるのは
最後のファンタジックなシーンで‥そこを
「ファンタジック」と思ってしまったので、感情移入が
できなかったのかなーと考察しています。
(原作があるようなので、いつか読んで、映画との
違いを感じてみたいと思います)








 キリエのうた

劇場公開時に娘が観に行って‥気になっていた
ものの上映時間が長いので機会を探っているうちに
終わってしまったので、今回録画で観られてよかった‥
時間軸や場所がいくつも変わっていくし、
アイナジエンドは一人二役なので、ややこしいのです。
なので、通して観たあとに、気になった箇所のおさらいも
録画だったので、できました。

いやいやいや‥そういうある意味壮大な映画だったとは
まったく知らず。実は映画のあとに、岩井監督が書いた
小説があると知って、そちらも読んで、それでやっと
理解できたこともありました。
映画ではどうしても、きりえの、アイナジエンドの
歌声に魅せられ、聴きいってしまうので、うまくストーリーを
追えないところもあって。(音楽映画なのでそれでよいのかも
しれませんが)

イッコさんが、「まおり」という名前を捨てた経緯とか
小説を読むとなおさら、映画のシーンの意味がわかったり。

キリエの妹の名前はルカ。幼少期のルカを演じる子役も
とてもよかったな。夏彦役の松村北斗。どんどんいい感じの
上手い役者さんになってきてると思いました。









ラストマイル@MOVIX川口

公開されてわりとすぐに一人で観てきました。
とっても楽しみにしていたのです。

テレビドラマの「アンナチュラル」「MIU404」
もちろんどちらも大好きで、かなり入り込んで
観ていて‥シェアードユニバースムービーとか
新分野を切り開いたとか、言われていますが、
それがなかったとしても(ドラマの方々がまったく
登場しなかったとしても)、この「ラストマイル」
だけでも、十分楽しめました。

欲しいものはすべて手に入れたいと思っていた
満島ひかり演じる舟渡エレナが、最初に登場してきた
時の指輪がとても印象的でした。
たぶん、最後に職場を去るときには、もうそれらは
はずされていたのではなかったかな。(確認できず)

まったくの余談ですが、映画を観る数日前に、たぶん
映画で使われたと思われるモノレールに、私も初めて
乗っていたのです!なんかひとりでニマニマ。



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8月。楽しいことたくさんありましたー。

谷中にある穀雨さんに、頼んでいた指輪を受け取りに。
初めて朝倉彫塑館へも。お庭がとても素敵で、毎日自分の
部屋から池を眺めるのはどんな気分だったのかなと‥。
その日は、友と三人で谷中ビアホールへも。


TORIO展@国立近代美術館
おもしろい切り口の展示だなーと思いました。
今は大阪でやってるみたいですね。


出雲~松江~足立美術館 へ旅行してきました。
(2泊3日の予定でしたが、台風で飛行機が欠航になり、
急遽、米子にもう1泊して、岡山まで行きそこから
新幹線で帰るというハプニング付。)

 

 



 




ブルーマン2024



30年くらい前にニューヨークで観たことがあって。
そのブルーマンを、東京で、家族3人で、観ることが
できたことにじんわり感動してました。

そしてなんと来年8月にまた新宿で観られるみたい
ですねー(絶対行こう)