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「プリンセスチュチュ」ファンページ

気が早い...か。

2013-10-12 16:05:02 | その他
ちょっとウィーン・フィルのニューイヤーコンサートのことを調べてましたら、ORF(ニューイヤーコンサートを中継するオーストリアのテレビ局)のサイトで、来年のコンサートに挿入されるバレエシーンに関する記事を見つけました。

http://kundendienst.orf.at/programm/fernsehen/orf2/neujahrskonzert.html

振付は今年に引き続きアシュリー・ページ。
今年のバレエは、ユニークだけど品があって、ウィーンらしい洒落た感じだったんで、きっとお偉方の評判も良かったんじゃないかな?
一方、衣装はヴィヴィアン・ウェストウッドが初登場。
上記のページで衣装を着たダンサーさん達の写真が見れますが、さすがヴィヴィアンというか、大胆な新しさと古典的な優雅さのバランスが絶妙で、なかなか素敵な感じです。
曲はヨーゼフ・ランナーのワルツ"Die Romantiker"と、バレエ「シルヴィア」(ドリーブ)からポルカ"Pizzicati"(シルヴィアの中にポルカなんか在りましたっけ?)だそうで、ワルツの方は正装風、ポルカの方はなぜか「シルヴィア」というよりも「ラ・シルフィード」を髣髴とさせるスコットランド風ですね。

撮影が行われた場所は、ウィーン市街のブルク劇場の裏にあるStadtpalais Liechtenstein(リヒテンシュタイン市街宮殿...って訳すのかな?北にあるGartenpalais Liechtenstein リヒテンシュタイン庭園宮殿の方が知られているかもしれませんが、そっちじゃありません)。
この宮殿、リヒテンシュタイン公爵家(リヒテンシュタイン公国の国家元首)の持ち物で、言ってみればオーストリアじゃないんですが、リノベーション後のお披露目(今年5月から公開されてます)ということで選ばれたみたいですね。
(記事によると、10年前に庭園宮殿の方がリノベーションされた時も、一般公開前にそこでニューイヤーコンサートのバレエの撮影が行われた...らしいです)
有名な絵画を幾つも所蔵してる宮殿で(19世紀絵画分野はStadtpalais Liechtensteinの方に移されたようです)、ついそっちばかり注意が向きがちですが、建物の方もしっかり見とくべきでしたね σ(^_^;)

ちなみにダンサー(全員、ウィーン国立バレエ)は、

◇ワルツ"Die Romantiker"(ヨーゼフ・ランナー)
Maria Yakovleva & Alexis Forabosco
Irina Tsymbal & Kirill Kourlaev
Ketevan Papava & Eno Peci
Nina Poláková & Mihail Sosnovschi
Prisca Zeisel & Kamil Pavelka
[収録場所:Ballsaal(舞踏室;写真の部屋)およびQuadratsaal(何て訳すんだろう...舞踏室と廊下でつながってる真四角な部屋で、巨大シャンデリアが『ウリ』らしいです)]

◇ポルカ"Pizzicati"(レオ・ドリーブ)
Maria Yakovleva & Eno Peci
Irina Tsymbal & Kirill Kourlaev
[収録場所:Prunkstiege(大階段)およびTreppenhaus(階段室)]

ということです。