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「プリンセスチュチュ」ファンページ

プロコのロミジュリ&ラインの黄金

2008-09-18 23:53:36 | その他
おなじみN響アワーで、プロコフィエフの「ロメオとジュリエット」(組曲)やります。

2008/9/21(日) 21:00-22:00 NHK教育 「一時間でわかる! 〈ロメオとジュリエット〉」
組曲「ロメオとジュリエット」(プロコフィエフ)(組曲 1, 2, 3 番からの抜粋)
管弦楽:NHK交響楽団
指 揮:マッシモ・ザネッティ
[収録:2008年6月14日, NHKホール]

音楽とシェイクスピアの原作を対比させて解説するという、けっこう無謀な企画らしいです。
しかも原作って、セリフが(戯曲なんだから当然セリフばっかりですが)かなり下世話というか、卑猥なんですよね...
まあ、そういうとこは上手く避けるのかな。


あと、その前日の土曜日に、BSでワーグナーの「ラインの黄金」(舞台祝祭劇『ニーベルングの指環』シリーズの’序夜’)があります。

2008/9/20(土) 22:00-00:38 NHK BSハイビジョン
楽劇「ラインの黄金」(ワーグナー)

ウォータン:トマス・ステュアート
ドンナー:ヴラディーミル・デ・カネル(演技)、レイフ・ロール(歌)
フロー :ヘルミン・エッサー
ローゲ :ペーター・シュライアー
アルベリヒ:ゾルタン・ケレメン
ミーメ :ゲルハルト・シュトルツェ
ファゾルト:ゲルト・ニーンシュテット(演技)、カール・リッダーブッシュ(歌)
ファフナー:ルイ・ヘンドリックス
フリッカ:ブリギッテ・ファスベンダー
フライア:ジャニーヌ・アルトマイア
エルダ :ビルギット・フィンニレ
ラインの少女:エヴァ・ランドヴァー
  〃 :エッダ・モーザー
  〃 :リーゼロッテ・レープマン

管弦楽 :ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮・監督:ヘルベルト・フォン・カラヤン
[制作:UNITEL(1981年)]

カラヤン演出の、何と言うか、やけに芝居がかった、映画みたいなオペラですが、歌手はさすがに当時の最高級の人たちを集めてますね。
録音は1973年ザルツブルク・イースター音楽祭で、映像は1978年収録。映像と音を別々に収録して編集するというのは、カラヤンがよくやった手法らしいです。

超簡単にストーリーをまとめると、「ラインの娘」(上記配役表では「ラインの少女」と訳されてますが)が守っていた「ラインの黄金」から、いかにして「ニーベルングの指輪」が作られ、呪いがかけられ、その呪いがふりかかったか、というお話。...ですかね?『それを持つ者が世界を支配する』(あおとあか! 笑)といわれる指輪をめぐって、神々と小人族と巨人族が、仲間割れしながら果てしなく争い続けるという...いろんな人(人じゃないけど)のいろんなエピソードが出てきて、少々込み入ってますが、主役はヴォータン(神々の長)かな。この第1作目ではまだジークフリートは影も形もありません(「ノートゥング(ニーベルングの剣)」のメロディーは出てきますが)...というか、シリーズ主役はジークフリートじゃなくてヴォータンなんじゃないかと私は思います。

ところでお気づきでしょうけど、「フライア」というのは「フレイア」のドイツ語読みです。ふれいあさんみたいな美人の女神様(という設定 笑)。
(上記はWebで公表されてるプログラムなんですが、ドイツ語読みするなら「ウォータン」じゃなくて「ヴォータン」だろう、という突っ込みはしちゃいけないんでしょうね 笑)
で、このフライアさんは神々のために『永遠の若さの実』なるものを作ってる(ふれいあさんぽい?)ということになっていて、巨人族がヴァルハラ城を造った報酬に彼女をもらうのもらわないのともめた挙句、代わりにニーベルング族の財宝(指輪を含む)をよこせ、という話になって、呪われた指輪の物語が進んでいくんですね。