Entchenssee

「プリンセスチュチュ」ファンページ

眠れる森の美女

2008-06-02 23:30:04 | その他
と言っても童話やバレエではありません。

チェコ南部のチェスキー・クルムロフという町(ユネスコ世界遺産)は、『眠れる森の美女』と呼ばれてるらしいです。なぜかと言うと、20世紀以降経済が停滞し、近代化から取り残され、荒廃したまま忘れ去られていたからなんだとか。
共産政権崩壊後、かなりの部分が復興され、田園地帯の中に中世の町並みが残るかわいらしい町になってます。歩いてるとほんとに『おとぎの国』に迷い込んだような感じです。旧市街の城壁はほとんど残っていませんが、蛇行したヴルタヴァ(モルダウ)川にほぼ全周をぐるりと囲まれていて、北側の対岸にお城があります。お城には城壁がなく(最初は有ったのかもしれませんが)、丘の上に城館が露出して建ってます。5つの中庭と大庭園があり、噴水や池も有ります。

で、実は'alte~'を書いた時、ノルドのお城の遠景は、映像で見たこのチェスキー・クルムロフ城をイメージしてました。なのでノルドのお城は、金冠学園と違って、丘の上に建ってます。ただし建物については、金冠学園の建物配置と物語の時代背景の方を(なるべく)重視しました。チェスキー・クルムロフ城の方は、近世まで増改築が繰り返されたので、様式がごっちゃで建物自体も巨大です(幾つかの建物群が通路でひとつながりになってるという点では同じですが)。また、チェスキー・クルムロフ城には城全体を囲むような堀は有りませんし、内部の堀にも水は無く、熊がいます(←本当 笑)。

まあそんなわけで、書くだけ書いといて実物を見てないってのも如何なものかと思い、この間(やっと)見てきました。写真は川岸から見たお城の塔と、『第2の中庭』を囲む城館です。