まず前半、『ローエングリン』’第3幕への前奏曲’。ヘタレ騎士の汚名返上を賭けて切りまくるふぁきあ、「俺だって主役だ!」という叫びが聞こえてきそうです。眠れる森の王子どころか白鳥姫も食う勢い(笑)
ワーグナーの曲は、構成が縦も横も複雑で、下手すると空中分解の危険があり、スリル満点ですが(楽しみ方が間違っている...)、この曲は比較的初期の作品ということもあって、わりと解りすく、演奏もしやすいです。
ふぁきあ突撃シーンでは、最初のド派手な主題提示部が使われ、中間の緩徐部(かの有名な結婚行進曲を想起させる部分)から後半の反復部までがすぱっと落とされて、曲の最後に繋がってましたが、あまりに自然なので「えっ、いつのまに?!」てカンジでした。
カラス軍団もさらっと片付いてましたしね。ま、かなり取りこぼしてましたど...
オペラではこの後、結婚行進曲(婚礼の合唱)へと続くんですが、哀れふぁきあは...
ついでに言うとこの↑曲は、実は結婚式の行進曲ではなく、”初夜の部屋”へと二人をいざなう歌です(←オイ)
それから後半、『白鳥の湖』’第2幕の情景’のはまりっぷりの見事さは、改めて指摘する必要もないですね。
製作者様が意図されてたかどうかは分かりませんが、実はこの音楽は、『ローエングリン』つながり。
と言うのも、この超有名なメロディーは、『ローエングリン』の”禁問の動機”の変形なので。
(↑ローエングリンがエルザに「助けてあげるけど、名前も素性もどこから来たかも尋ねてはならない」とのたまう時のメロディー。白馬の騎士ならぬ白鳥の騎士のくせに、窮地に陥ってる相手の足許をみるようなセコいやり方です)
もっとも、かなり曲の雰囲気が違うので、ちょっと聴いただけでは同じモチーフだとは気づきにくいかも?
クラシックではこういうふうに過去の(別の作曲家の)曲のメロディーをアレンジして作られた名曲がたくさんありますね。
ある意味二次創作。
それにしてもあの地下の舞台で、彼らの周りに落ちてくる光の射し込み方の素晴らしいこと!
『チュチュ』は光と水がすごくキレイですが、ここは最も美しいシーンの一つじゃないでしょうか。
(光がどっから来てるのか、ものすごく疑問ですが。照明係のカラスがいたのか? 笑)
特にふぁきあ突撃前の会話の辺り、それぞれの決意を静かに照らし出す光の筋があまりにも清らかで、心に沁みます。
さて、おいてけぼり事件もかなり問題アリですが、私が気になったのはむしろ、全治1週間以上の重傷のふぁきあを放ったらかして、優雅に「いつまでも」踊り続けてた二人。
エデルさんの最期の望みとはいえ、あんまりなのでは?(笑)
あの後ふぁきあが1週間も学校を休む羽目になったのは、手当てが遅れたせいもあったに違いない...
ワーグナーの曲は、構成が縦も横も複雑で、下手すると空中分解の危険があり、スリル満点ですが(楽しみ方が間違っている...)、この曲は比較的初期の作品ということもあって、わりと解りすく、演奏もしやすいです。
ふぁきあ突撃シーンでは、最初のド派手な主題提示部が使われ、中間の緩徐部(かの有名な結婚行進曲を想起させる部分)から後半の反復部までがすぱっと落とされて、曲の最後に繋がってましたが、あまりに自然なので「えっ、いつのまに?!」てカンジでした。
カラス軍団もさらっと片付いてましたしね。ま、かなり取りこぼしてましたど...
オペラではこの後、結婚行進曲(婚礼の合唱)へと続くんですが、哀れふぁきあは...
ついでに言うとこの↑曲は、実は結婚式の行進曲ではなく、”初夜の部屋”へと二人をいざなう歌です(←オイ)
それから後半、『白鳥の湖』’第2幕の情景’のはまりっぷりの見事さは、改めて指摘する必要もないですね。
製作者様が意図されてたかどうかは分かりませんが、実はこの音楽は、『ローエングリン』つながり。
と言うのも、この超有名なメロディーは、『ローエングリン』の”禁問の動機”の変形なので。
(↑ローエングリンがエルザに「助けてあげるけど、名前も素性もどこから来たかも尋ねてはならない」とのたまう時のメロディー。白馬の騎士ならぬ白鳥の騎士のくせに、窮地に陥ってる相手の足許をみるようなセコいやり方です)
もっとも、かなり曲の雰囲気が違うので、ちょっと聴いただけでは同じモチーフだとは気づきにくいかも?
クラシックではこういうふうに過去の(別の作曲家の)曲のメロディーをアレンジして作られた名曲がたくさんありますね。
ある意味二次創作。
それにしてもあの地下の舞台で、彼らの周りに落ちてくる光の射し込み方の素晴らしいこと!
『チュチュ』は光と水がすごくキレイですが、ここは最も美しいシーンの一つじゃないでしょうか。
(光がどっから来てるのか、ものすごく疑問ですが。照明係のカラスがいたのか? 笑)
特にふぁきあ突撃前の会話の辺り、それぞれの決意を静かに照らし出す光の筋があまりにも清らかで、心に沁みます。
さて、おいてけぼり事件もかなり問題アリですが、私が気になったのはむしろ、全治1週間以上の重傷のふぁきあを放ったらかして、優雅に「いつまでも」踊り続けてた二人。
エデルさんの最期の望みとはいえ、あんまりなのでは?(笑)
あの後ふぁきあが1週間も学校を休む羽目になったのは、手当てが遅れたせいもあったに違いない...