おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士の長岡力(ながおかつとむ)です。
昨日は中小企業白書(2015年版)の229ページ「中核人材の採用手段」をみましたが、今日は230ページ「中核人材の確保にかけられる費用」をみます。
下図から中核人材を一人確保することにかけられる費用を見ると、「0~10万円以内」を選択したものが約5割となっており、「10~50万円」が約4割、50万円以上の費用をかけられる中小企業・小規模事業者はごく僅かであることが分かります。
この結果について白書は、中小企業・小規模事業者は中核人材を見つけ出し、効果的に確保するための手法に乏しく、基本的には、個人的なつながりや地域の限られた人材の範囲において良い人材が応募してくるのを待っているのが実態と考えられる。
その結果、戦略的な事業運営において必要となる中核人材の確保は難しく、事業の維持・拡大が妨げられている可能性がある、としています。
この流れからすると、中小企業向けに中核人材を確保するための費用を補助する施策が出ることになりますが、単に求人向けの広告費用を補助するのではなく、人事戦略と経営戦略を再検討することを条件としないと血税が無駄金になってしまいますね!
昨日は中小企業白書(2015年版)の229ページ「中核人材の採用手段」をみましたが、今日は230ページ「中核人材の確保にかけられる費用」をみます。
下図から中核人材を一人確保することにかけられる費用を見ると、「0~10万円以内」を選択したものが約5割となっており、「10~50万円」が約4割、50万円以上の費用をかけられる中小企業・小規模事業者はごく僅かであることが分かります。
この結果について白書は、中小企業・小規模事業者は中核人材を見つけ出し、効果的に確保するための手法に乏しく、基本的には、個人的なつながりや地域の限られた人材の範囲において良い人材が応募してくるのを待っているのが実態と考えられる。
その結果、戦略的な事業運営において必要となる中核人材の確保は難しく、事業の維持・拡大が妨げられている可能性がある、としています。
この流れからすると、中小企業向けに中核人材を確保するための費用を補助する施策が出ることになりますが、単に求人向けの広告費用を補助するのではなく、人事戦略と経営戦略を再検討することを条件としないと血税が無駄金になってしまいますね!