おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士の長岡力(ながおかつとむ)です。
昨日は中小企業白書(2015年版)の298ページ「最も成功した事例における地域資源の継続的活用可能性」をみましたが、今日は300ページ「未利用資源の有無」をみます。
下図から、市町村、商工会・商工会議所の認識による地域における未利用資源の有無を見ると、市町村においては、「未利用資源は存在する」と回答した市町村が約4割、「わからない」と回答した市町村が約5割となっていますが、その一方、商工会・商工会議所においては、「未利用資源は存在する」と回答した団体が約7割、「わからない」と回答した団体が2割強となっていることが分かります。
この結果について白書は、商工会・商工会議所が、未利用資源の存在をより強く意識していることから、未利用資源を活用した取組を行う上で、商工会・商工会議所は大きな存在感を発揮し得るものと考えられる、としています。
次に、認知度の低い地域資源を活用した事例の有無について見ると、「ある」と回答した市町村、商工会・商工会議所は、それぞれ23.3%、23.6%にとどまっていることが分かります。
この結果について白書は、地域資源の活用においては、地域における認知度が高く、一つのブランドとして認識されているような資源を活用する傾向があり、地域における認知度の低い資源の活用は一部にとどまっているものと考えられるが、他方で、地域における最も成功した地域資源活用事例の一部においては、地域において必ずしも認知度の高い資源が活用されているとは限らない。
そのため、地域における認知度の低い資源の活用の余地は大きく、今後の地域資源の活用の在り方として、このような地域において必ずしも認知度が高くない資源の活用も検討する必要があると考えられる、としています。
認知度が低い地域資源を活用して成功することができればと思いますが、実際には、認知度が低いということはシナジーが創出しにくいので、付加価値を高めるブランド化が求められる。
つまり、調達、生産、マーケティング、販売、在庫、財務、人員などの経営戦略をブラッシュアップしていかないと難しいということですが、ここに挑戦するのが、商工会・商工会議所の役割なのでしょうね!
昨日は中小企業白書(2015年版)の298ページ「最も成功した事例における地域資源の継続的活用可能性」をみましたが、今日は300ページ「未利用資源の有無」をみます。
下図から、市町村、商工会・商工会議所の認識による地域における未利用資源の有無を見ると、市町村においては、「未利用資源は存在する」と回答した市町村が約4割、「わからない」と回答した市町村が約5割となっていますが、その一方、商工会・商工会議所においては、「未利用資源は存在する」と回答した団体が約7割、「わからない」と回答した団体が2割強となっていることが分かります。
この結果について白書は、商工会・商工会議所が、未利用資源の存在をより強く意識していることから、未利用資源を活用した取組を行う上で、商工会・商工会議所は大きな存在感を発揮し得るものと考えられる、としています。
次に、認知度の低い地域資源を活用した事例の有無について見ると、「ある」と回答した市町村、商工会・商工会議所は、それぞれ23.3%、23.6%にとどまっていることが分かります。
この結果について白書は、地域資源の活用においては、地域における認知度が高く、一つのブランドとして認識されているような資源を活用する傾向があり、地域における認知度の低い資源の活用は一部にとどまっているものと考えられるが、他方で、地域における最も成功した地域資源活用事例の一部においては、地域において必ずしも認知度の高い資源が活用されているとは限らない。
そのため、地域における認知度の低い資源の活用の余地は大きく、今後の地域資源の活用の在り方として、このような地域において必ずしも認知度が高くない資源の活用も検討する必要があると考えられる、としています。
認知度が低い地域資源を活用して成功することができればと思いますが、実際には、認知度が低いということはシナジーが創出しにくいので、付加価値を高めるブランド化が求められる。
つまり、調達、生産、マーケティング、販売、在庫、財務、人員などの経営戦略をブラッシュアップしていかないと難しいということですが、ここに挑戦するのが、商工会・商工会議所の役割なのでしょうね!