LINEN GYOZA 近況日記

十年たちました…

専門看護師

2007-02-28 12:02:23 | 治療・体調・医療
 先週のNHK『プロフェッショナル』で取り上げられてたのは
専門看護師。その前の週の庭師が面白かったけど、予告で見たこれも
またおもしろそうだった。いつも病院でお世話になってる看護師さんが、その
‘専門看護師’だと聞いてたので、「専門看護師とはなんぞや?」と
興味がわいてきた。

 専門看護師って、通常の看護師さんがさらに勉強して(大学院)、
経験を積んで、試験を受けて、認定されるもので、
10年ぐらい前に始まった資格制度です。9つの分野に分かれていて、
テレビで取り上げられていた北村さんという方はクリティカルケア看護
の専門看護師でしたが、ほかにはがん看護、精神看護、小児看護などなど
があります。

 番組はおもしろかったけど、前の週の庭師の方がおもしろいなぁ、と
正直思っていました。クリティカルケアは生死の境をさまよう患者の看護
なので次々にあぶない状態の患者さんが運び込まれ、北村さんはその
一人一人に声を掛け、励まし、さまざまな判断を下していく。
すごいなー、と思ったけど、テレビを見ていた私はなんとなく物足りない
気がしてました。

 でも、それはとても浅い見方だったんです。
それがわかったのは一昨日夜。
ウォーキング後に雑談していたご近所さんのひとりは看護師さんで
その番組を見たというので感想を聞きました。

 「すごいな、と思った」と開口一番。
番組内で北村さんが患者さんのレントゲン写真を見て体を
起こすタイミングを瞬時に見極め、ドクターに提案してい
た場面を見てそう思った、と言うんです。さらに、
「それなのに表面上はゆったりとしていて、あれが‘鈍感力’。
私ももっとあんなふうになりたい」と。

 最近、小泉前総理がそのタイトルを口にしてからしばしば
あちこちで見かける『鈍感力』(渡辺淳一著)、このご近所さんは
その前からこのネーミングにいち早く目をつけ、さっさと
図書館に予約を入れてたという人なんですが、自分の仕事と
結びつけるのって、真摯な態度だし、すごいと思う。

 で、ご近所曰く、北村さんは多忙なのにのんびりと振舞う、
そうでなければ患者さんもリラックスできない。

 なーるーほーどーなぁ…

 深いわ…

 その後、専門看護師や認定看護師について検索してみた。
番組中で専門看護師の数を現在186人と言ってたけど、
私はてっきり‘クリティカルケア看護’のみの数字だとばかり
思っていたら、9つの分野の人全部で186人だとわかり超驚
その中で‘がん看護’は79人。
兵庫県内にはそのうちの10人が活躍中で、
そのうちの1人がお世話になってる看護師さんなのですね。

 がん患者の数から考えると、すっごい少ない。
たまたまここに住んでて、近所の病院にがんの専門看護師さんがいた―
これってとても幸運じゃない?
もし彼女がいなかったらワタシ点滴なんて出来なかったと思うよ。

看護には力がある(北村さん)


パーティー

2007-02-26 12:00:33 | 
 昨夜我が家でパーティーをしました。私たちの結婚記念日で、
いつも娘たちが何か作ってくれます。そもそも何故はじめたのか
覚えてないけど、たぶん最初は長女が小4か小5、次女が小1か小2
の頃だったと思います。

 最近料理に目覚めた娘たちは今年飛躍的にグレードアップしてました。
メニューを書きますね!

 グラタン 
コーンスープ 
水菜のサラダ 
デザート盛り合わせ


 部屋を片付け、テーブルセッティングもそれなりにしてあり、
台所もそれほど荒れてません。がんばった様子。
 グラタンは前日にご近所さんに教えてもらった、ホワイトソースから
手作りするもの。えびやベーコン、じゃがいも、マカロニ、ブロッコリーも
入ってた。美味。
 水菜のサラダはキャベツやコーン、ツナが入ってました。
この前、友だちの家で頂いたものに影響を受けたもののようでした。
 洋風なメニューだけどパンじゃなく白いごはんと焼き海苔、それに
いただきもののふきのとう味噌。美味。

 デザートは、2人で焼いたチーズケーキと、大イチゴ、
グラスの中はちぎったスポンジとバニラアイス、トッポが2本
 ケーキも別のご近所さんに私が教えてもらったものを作ってました。
これまた美味。

 今年は初めて私の両親を招いたんだけど、
「うらやましいわ、子どもたちからこんなふうに祝ってもらって…
 私たちはしてもらったことがない」
などと言われてしまいました。いや~、面目ない

 このパーティー、子どもたちの料理や準備を通じて成長ぶりを思い、
ひいては結婚してからの歳月をあれこれ思い出すという、うまい
システムでもあります。ありがとう、こどもたち…
感慨にふける私に、娘からは、
「お母さん、ブログにしっかり書いてよ。タイトルは『愛する娘たち』でどうよ?」

 

 

長女、台所に立つ

2007-02-23 14:18:56 | 
 あ~嬉しい。最近悩みが一つ減った。それは、

「今日のごはん何にしようかな」

というやつですよ。
うちの大学1年の娘がごはん作りに目覚めたと言いましょうか、
ここんとこ連日なんやかやと作ってくれて、私はとても楽です。

 先週私が手続き物に集中したいから代わりに何か作ってと
頼んでから、はずみがついたように、朝献立を決めたら
昼間の暖かい時間に買い物に行き、午後から作る、という
パターンが続いてます。

 ちょうど大学が春休み中で、バイト以外の時間があったと
いうのも良かった。これまでも全く作ったことがなかっ
たわけではないけど、こんなに続くことはなかった。

 カニクリームコロッケ、肉じゃが、大根のそぼろ煮などなど、
初めてのくせにどれもとても上手に出来ました。ヤッター
私はせいぜい子どもの手伝い程度に手伝うだけでいいのです。

 去年、高校を卒業する頃、おばあちゃん(私の母)から初心者向けの
料理本をプレゼントされたこと。

 その本を見て、幼なじみの友だちと2人で調理実習を時々やったこと。

 私が具合の悪い時にあちこちから差し入れられた手作りのお惣菜が
とてもありがたかったこと。

 そんなこんながいい具合に作用して長女は台所に立ち始めた
のかもしれない。次に挑戦したいのはご近所さんから届いた
グラタンとロールキャベツだそうです。
「わたしもあんなふうに困ってる人に美味しいものを届けら
れるようになりたい」
こんなセリフがこの娘から聞けるとは
つくづく子どもって家庭や学校だけで育つんじゃないな、と思いました。

 今夜は次女のリクエストで「親子丼」の予定。
私も何か小さいおかずでも作って手伝おうかな~

 

雪舟

2007-02-21 13:12:07 | 
 暖冬のおかげで早く咲いた、これが「雪舟」というツバキです。
去年、近くのお寺の「つばき祭」とやらに出掛け、門前の植木市で
選んだものです。これ以前にもカワイイピンク色の乙女椿をやはり
植木鉢で育ててましたが、ある年の台風で塩害に遭い枯れてしまいました。
その初代ツバキは本当に可愛くて、和花っぽくない明るさに満ちて
ました。今もあの姿を思い出すと胸がキュっとなるほどかわいい花でした。

 雪舟は、名前も渋いし、白い筒咲きだし、可愛いというより、
出会った頃の超辛い状態を、知ってるけど知らんふりしてくれる大人って感じ。

 去年はその後京都の哲学の径近くの霊鑑寺へ珍しいツバキを見に行った。
あそこには珍しい見事なツバキが沢山あって、期間限定で有料だったけど
見ごたえタップリでした。

 さらにその後、桜が満開になるころヤブツバキ系の赤い椿も満開で、
お城に散歩へ行くと両方ともきれいだった。今年もあちこちでいろんな花に
出会おうと思う。

 

2月の診察日

2007-02-19 17:46:09 | 治療・体調・医療
 今日は診察日でした。
いつものように高級ホルモン注射をして、薬の処方箋を出してもらい、
あとは二言三言主治医と話す。「それ全部自毛?」とかね。
最近アゴの付け根あたりがよく痛む、これは、なにか良からぬことの
前触れでしょうか、とたずねたら、「ちがう」と簡潔な答が返ってきました。
「あ、せんせい、今、簡単に流したのでは?」と言うと、途端に顔が
崩れて笑い目、笑い頬になってもう一度「ちがう。関係ない」とおっしゃいました。

 だいたいこの先生は表情が極端っていうか、硬い無表情な顔で低い声で
ぼそぼそ喋るかと思ったら、笑うときは顔色まで変わるぐらいグニャグニャに
なる。笑い方がパタリロを思い出させるんだよね。

 長い待ち時間、同じ病気の人と喋っていたので、あっという間でした。
やはり時間が経っても、話すことはまるで自己紹介のように、
告知時のこと、脱毛のこと、からになる。

 会計を済ませるとナーシングルームの看護師さんがいて
私たちに声をかけてきました。「変わった事ないですか?」と。

 私たちは、主治医ではぬぐい切れなかった数々の
小さな体の変化に対する不安をここぞとばかりに質問しまくる。
私はアゴのことを聞いてみた。そしてやっぱり、大丈夫で
しょうと言われ、今度こそホッとするのでした。

日記らしい日記

2007-02-18 19:36:20 | 生活
 2月18日(日)くもり
 ベランダの植木鉢で育てている椿が咲きました。
つぼみが太って太って、ついに今朝、中から黄色い花の芯がのぞいたの。
去年買った白いツバキで名を『雪舟』という、そりゃあもう奥ゆかしい花です。
今日のちびまる子も『椿の花が咲く頃』というタイトルで、
佐々木のじいさんによると、春の木と書くから椿が咲くと春なんだって。
私はツバキが大好きです。

 辰巳せんせいのお豆の本を見てるうちに、中途半端に残っていた小豆を
ゆでておこうと思った。せんせいは甘い煮豆とかにせず、グラタンや、お肉と
一緒に炊いたりして豆をタップリ食べられるようなレシピを紹介していた。
あした、何かに挑戦してみよう。

 今夜は男山の厄神さん。もう少し後に(夜8時か9時)、家族で行くつもり。
で、福引をして、厄除けそばという名のふつうのそばを食べるのだろうな。

 予約してた図書館の本を読んで、ムカついて、返しに行って、
また新たに届いてた予約本を借りて帰った。
そうそう、ダヴィンチで『テレプシコーラ』特集をやってた。熟読。
おもしろくなかった本は一刻も早く返却したい。今日ムカついた本は
『さよなら、サイレントネイビー』っていいます。
 地下鉄サリン事件の実行犯豊田亨とかつて東大理学部在学中に
実験ペアだった著者(現在は東大助教授)は、
何が自分たちをこれほどまでに隔ててしまったのかを探ろうと
この本を書いた、と思って予約入れたのに、
なんかなぁ… なんなんだよ… これ…  抹消じゃ~

 それにひきかえ昨夜TUTAYAで立ち読みした本は良かった。
『わたしの台所のつくり方』(石黒智子) 1365円
まあ、よくある家庭の中のおしゃれな本と言えなくもないが、
なぜかプロフェッショナルの京都の庭師の姿勢と相通じるものが。
無駄をチョキンチョキンと切り落としてるからか?

 あ、月刊陸上競技3月号買いました。懸賞に応募するつもり。
でもそれは例の手続き物が済んでからね

 

事務処理能力ゼロ

2007-02-17 14:13:38 | 生活
 去年から溜め続けていた各種手続き物に取りかかった。
ひとつふたつじゃないので超億劫でしたが、やるしかない。

 封筒を開けて目を通すところから。これが片付いたら気分いいだろうな。

 春休み中の長女が家事全般を代わってくれた。
ふだん何かと反抗的な娘が黙々と洗い物をしたり野菜切ったり
してくれている。私は追い込まれる気分…

 次女の怪我通院の請求とかは良いとして、私の医療費の分は
煩雑で気が滅入る。

 病気だからお金がかかる。
 それをいくらか返還してくれるのはありがたい。
 でも、病気の人(あるいは病み上がり)には骨の折れることです。

 キャハふだん遊びまわってるくせにこんな時だけ
病人ぶってますかね?でもね、高齢者の中には面倒だからと
手続きをしない人が多いと聞きます。代理人が行うことも出来るらしいけど
HPとか見ても分かりにくくて、「もうエエわ」って気になりそう。

 あ~ウンザリウンザリ
 でも、これを乗り越えなければは来ないんだよね…

朝は新聞のテレビ欄から

2007-02-15 10:36:48 | 生活
 これはもうずぅっと続いている習慣です。
朝起きて、トイレ行って、そのまま新聞を取ってきて、まず最終面の
テレビ欄をチェックする。日経は最終面じゃないね。他紙はどうなんだろう。

 新聞って昨日のことが載ってること多いけど、テレビ欄は、今こうしている間にも
すっごい見たいのをやってる可能性があるし、録画の要不要とか、その日の
外出の予定を頭に描いたりしながら丹念に見渡す。

 昨日もいつものようにチェックしてて夕方『ためしてガッテン』のむくみ特集を
再放送するのを発見し、赤ペンでマルをつけて、無事見ることが出来ました。
HPで内容を読んでいたけど、百聞は一見にしかず、って感じで、体操もよく分かり
ました。ガッテンガッテン

 今日は何にマルをつけたかというと…

 アルプスの少女ハイジ(また見てるんですよ)
 プロフェッショナル『日本屈指・京都の庭師』
 スタジオパーク『秋川雅史・千の風になって現象』
 おしゃれ工房『カワイイ大人の春ファッション』 (カワイイのかぁ~)

 あと、夕方は関西テレビのアンカーで山本アナを見る。

 見ないと思うけど、タイトルが気になったのが教育テレビ夜10:25からの
『歴史・君は人魚のミイラを見たか』です。どんなんだろね。

リンパ腺が腫れる、って?

2007-02-13 17:20:24 | 治療・体調・医療
 先週、自分の体がむくんでいるのではないかと気付いた、とここで書いたところ
さっそく父から電話がかかり、つぎの診察日にはぜひ主治医に伝えるようにと言われた。そして「ためしてガッテン」のむくみ特集をチェックするよう指示されたのでHPで見ました。

 そこで紹介されてた簡単な体操をしたせいか、ここ2,3日は夜に足が痛むこともなくなりました。でも時々アゴの付け根の下あたりが痛むのが気にかかってました。そこって、よく「リンパ腺が腫れてる」と言うときに痛くなるところかなぁ。

 転移発覚後、これまでも時々あった些細な不快箇所がもしかして重要な意味を持つのではないだろうか?!と考えることが、まれに、ある。
昨日「このリンパ腺の痛みは何?」とうっすら不安に思っているときに、偶然以前病院で取って来ていたチラシを発見して驚いた。
「リンパ浮腫でお悩みの方へ」というものなんだけど、この今の痛いのって、これなのかと急速に不安になった。

 リンパ浮腫…  乳がん手術後にしばしば見られる症状だというし、早速ネットで検索したら、腋の下のリンパ節を切除したあと腕が上げにくくなるとか、腕が腫れて太くなるなどの症状が出ることを指すらしくって、私のアゴ痛とは別物と分かった。

 そういえば、'98の手術後、たしかに私も腕が上がらず、リハビリしてたっけ。

 私が、そのリンパ浮腫とやらを免れた要因のひとつは、たぶん、子ども会の
球技大会の練習の手伝いをしたからだと思います。

 11月に手術をして、翌4月から小6の娘たちはバレーボールの練習がスタートしました。動きやすい服装で体育館へ行き、球拾いでもすれば体力回復につながるのでは、ぐらいの気楽な気分で行ったのに、お手伝いするお母さんが少なかったせいもあって次第に指導の補助的なことまで頼まれてしまいました。
 なにしろ見た目は健康そうな私ですし、手術のことは親しい人にしか伝えてなかったので監督を務めるお母さんに「子どもたちにボールを投げて」と言われたときはどうしようかと思いました。日常生活に支障はきたさないけど、腕を回すことは怖くてできなかった頃でしたから。

 で、おそるおそる小ぢんまりとボール投げを始めました。
そのうち子どもがレシーブしてきたボールをさらにレシーブで返したりするようになり、ついにはコートに入って、お母さんチーム対子どもチームで試合もしたりできるようになりました。

 腕を使うリハビリの必要性はわかってても、なかなか痛そうなことは手加減してしまうので、あの時の球技大会の手伝いは本当にありがたいと思いました。
その後、なんとなく子ども会の活動が好きになったかもしれません。

 アゴ痛は解消してないけど、毎晩ウォーキングしたり、一緒にプリン作ったりする友人たちの存在が私を前へ前へと引っ張ってくれている。昔も今もそんな周りの人に助けられっぱなしのわたしなのさ。

もしかして、おっかけ?

2007-02-11 16:13:55 | 竹澤・陸上
 さっきまで姫路城ロードレースを観戦しに行ってました。ビッグになった竹澤くんが大学入学後に地元で走るのって初だったので会場周辺は一昨年とは全然違ってた。

 スタートまで時間があったので近くの書写の里・美術工芸館で開催中の金唐革紙の展示を見に行く。見たいと思っていた展示だったけど、ややはしょり気味に回る。
でも、行って良かった。
だって、だって、そこを出たところで、ウォーミングアップ中の竹澤くんとバッタリ出会えたんですもの~

 歩道の向こうのほうから来るランナーのジャージがえんじ色(注、早稲田のカラー)っぽかったので注目すると顔も竹澤くんでした。こういう瞬間って突然訪れるものですね。びっくりした。すれ違う時に「がんばって」と声を掛けてみました。そしたら「あ、ありがとうございます」と走りながらも顔をこちらへ向けて答えてくれたんですよ~。

 間近で見ると思いのほか華奢で色白でした。

 その後も竹澤くんの後を追う。スタート地点付近の橋に近づくとオッサンファンが遠巻きに竹澤くんを見ていた。私は横のオッサンの一人とガイドブックを見せてもらいながら喋った。その後そのオッサンったら荷物を整理中の竹澤くんに向けて携帯電話をかざしてるではありませんか。「ズルイ」と言いながら私もカシャ。竹澤くんは飲み物を飲んでました。「時間がないので…」と言ってたのですぐ離れる。

 ちなみにレースの結果は2位でした。四国電力の大森が優勝。

 ぜったい観客は竹澤優勝を見たがってたと思う。大森をはるかに凌ぐ声援。
ゴール後、引き上げていく竹澤くんにうじゃうじゃと観客が近寄る。みんなデジカメとか持ってて、小学生の子が2ショットで撮ってもらってた。

 あ~、なんで今日みたいな日に持って来なかったんだろう。しょうがない。私は画素数の小さいいつものケータイで写す。それが上の写真です。1メートル以内のわりに小さいですね。

 さて、選手がゴールするのを待っている時、次女の小6の時の担任がいて、挨拶をしました。先生は競技役員として来られてました。問われたので「私は竹澤目当てです」と言うと先生は「昔っから真面目ないい子です」と仰るではありませんか。なんでも、竹澤くんのお父上をご存知だそう。親切な先生はガイドブック(売り物)を下さいました。

 今日は記念すべき日になりました。

いろいろ

2007-02-09 11:47:17 | Weblog
 日曜日の夕方、ほんの5分ほどの間におもしろいことが重ねてあった。

 実家の近所の図書館へ行った帰り道、薄暗い中、電柱に隠れるように立っている女の人がいて、
変な人だったらイヤなので足早に通過しようとしたら、話しかけられた。

「つめきり持ってませんか?」って。
「はあ?つめきり、ですか?」
「足の爪が痛くて歩けないんです。家族にも切らなアカンって言われてたのに…
100均は近くにありますか?爪さえ切ったら楽になるんですけどね。
今、この向かいの家にピンポン押してみたんですけど留守みたいで…」
ヒエ~、知らない人の家に爪きり借りるためにピンポンしたのか
 100均の場所を説明したけど、そのうち、電車の駅まで戻るほうが近いから
駅までなら歩けるからそうします、と言うので「お気をつけて」と別れた。

 あの人、切羽詰ってたんだろうな、駅まで付き添うべきだったんだろうか、
などと逡巡しながら歩いていると、向こう側から歩いてきた初老の男が立ち止まり、
私をやり過ごそうとしている。

あーやーしーい

 すれ違って少し歩いてから振り返ってみたら、なんとその人、薄暮の中で
社交ダンスのおさらいをし始めていたのでした。一人、通行の途絶えた路上で
ステップを踏む。

 めったに見られないものを見た気がする。散歩ブラボー
むかし、『ぼくは12歳』っていう詩集に‘道でばったり出会ったよ’っていうのがあったと思う。矢野顕子も歌ってた。

  道でばったり出会ったよ
  何気なく出会ったよ
  もう2度と会えなかったよ

みたいなの。

 
 そうそう、めったに見られないと言えば、今度の日曜日、竹澤くんを見に行きます
姫路城ロードレースの招待選手なんだよ。一昨年見に行った時には、
陸上関係者は竹澤に注目してたでしょうが、いわゆる「黄色い声」系は皆無だった。
今年はどうかしら。前夜は久しぶりに実家に泊まるのかな?久しぶりかどうか知らないけど。ウフ

 それと、今朝ハタと気付いたんですが、私は最近むくんでいるのかもしれない。
朝、ぐーしにくいし、正座もしにくい。夜は足がだるくなる。
むくむ、ってこういう感じ?


幸福

2007-02-07 14:33:25 | 
 今日は朝から窓際にお手製カーペットを移動させ、図書館で借りてきた本や
人から借りてる漫画など読みまくっている。至福のとき。

 雑誌penの特集は「東欧のグラフィック」で、チェコやハンガリーなどのちょっとレトロな雰囲気が魅力のポスターなどが紹介されていた。

 偶然、東欧つながりで『りんごの木の村で』も借りていた。これは、大阪にある東欧雑貨店「チャルカ」によるチェコのガラスボタンにまつわる物語。実用品とも言えないが芸術品ではないし、といった中途半端な古いボタンの可愛らしさよ。

 可愛いといえば、南桂子の銅版画集『bonheur(ボヌール)』
こんな人がいたなんて知らなかった。2004年に93歳で亡くなってるんだ。
あ、知らないと思ったけど、彼女の装丁による谷川俊太郎の詩集『うつむく青年』持ってる。銅版画って言われなきゃ刺繍としか思えない、その暖かく細い線。
写真はその本の表紙です。この本は良かった
しかし、なぜか画風が月刊コーラスに掲載中のマンガ『万福児(下吉田本郷)』にそっくりなのはなぜ

 そう言えば、東野圭吾…
去年の今頃は何冊か読んでいたなぁ。気分の悪さを忘れるためには小説が良いかと考えて選んだのだけど、途中でやめてしまったのもあるし、とりあえず今は2度と読みたくない、って感じ。

 同じように、荒川静香がトリノのエキシビションで使ったケルティックウーマンの『you raise me up』もダメ。
この前、ドライブ中にこの曲の入ったCD聞いてたら気分悪くなった。去年はすがるようにこれ聞きながら車に乗ってたのに。

 これがトラウマってやつ?

 98年の手術のことは書けても、去年の点滴中のことはまだ書けないしね。

 今はあの場所から遠く逃れて、こうやって陽だまりで本が読める。
bonheur(ボヌール)、ってフランス語で「幸福」っていう意味なんだって。

たのしい駅伝

2007-02-05 11:50:11 | 竹澤・陸上
 昨日は加西市で開催された兵庫県郡市区対抗駅伝へ行きました。
最初に断っておきますが、竹澤くんは出てないので、このカテゴリーが『竹澤』っていうのはおかしいんだけど、いいんです。

 これは、中学生から高校生、大学生、実業団、さらに趣味で走ってる人までがいっしょくたに出身地別にチーム組んで走ります。だから、年末の高校駅伝に出てた高校生も箱根を走った大学生もニューイヤー駅伝を走った社会人もいるんです。

 夫は「なんか運動会みたいやな」と言いましたが、確かにそうかもしれません。
県民にとってはあちこちの大会で活躍した'我が子'を間近で応援できる絶好の大会ですもの。

 今回は県北部の友人とその兄も一緒に観戦。
お兄さんの中3の娘が走るので沿道でカメラやビデオやメガホンを準備しての本格応援でした。

 この大会に初めて来た頃は全然駅伝に興味なかったのでした。きっかけは昨日一緒に観戦した友人が、住んでいた郡の代表になって出るというので顔を見に行く、ぐらいの気分で行ったこと。もう10年近く前になるでしょうか。

 その時の友人の姿は非常に奇異なもので、自分が走るという緊張感よりも、遠くでウォーミングアップ中の有名ランナーを見つけては「キャー」、着替え中の花形選手を見ては「キーッ」で、当時何の知識もなかった私はなぜ友人がジャージ姿の若者にあそこまで熱くなっているのか、そしてなぜ識別できるのかが不思議でなりませんでした。

 月日は流れ、今じゃ私も随分と、その筋の人間になって、知っている選手もたくさんになりました。姪の応援をする友人とは初めて一緒に観戦したのですが、さすが専門家だけあって目の付け所が違う。

 いい走りをする選手は、足音が小さい

息遣いまで聞こえるほど傍で見るからわかる、このポイント たしかに須磨学園の女の子や西脇工業の男の子など皆ヒタヒタヒタと静かに走る。小林祐梨子ちゃんもヒタヒタヒタ

 友人は高砂市のチームで走った日体大の北村(箱根の山登りで山の神今井に離された人)のファンで、目の前を走るとき後姿を見送る時、ワアワア言ってた。私も竹澤応援時には他人からあのように見られていたのかと呆然。

 楽しかった

真冬のサイクリング

2007-02-02 16:48:12 | おでかけ
 午後、近くまで行ったので立ち寄った家の友人がいきなり水族館へ行こう、って、しかも、自転車で。
結構暖かかったので二つ返事でOK。

 陽射しがポカポカと気持ちよく、ペダルも軽くてスイスイでした。

 水族館では、岩田健三郎の絵巻船場川ものがたりっていう特別展をやってた。
私にも友人にも船場川は身近な川で、よく見知った風景や生物の写真もあったけど、
知らない景色もあり、近くてもまだまだ知らないところがあるなぁと話しました。

 さて、今日の私の手を寒風から守ってくれたのは、10年以上前に妹がくれた
モスキーノの手袋です。数年前2箇所穴が開いてしまったのですが、今朝、毛糸で繕ってみました。この写真じゃまるで大仏の手みたいですが、私の目にはかわいく仕上がったように映ってます。