LINEN GYOZA 近況日記

十年たちました…

わたしの夏休み!!

2006-07-31 15:05:20 | Weblog
 今日は点滴でした。
次回は8月21日。今日からの3週間を‘夏休み’だと思って過ごします。

 遊びの予定もあるけど、‘夏休み’なんだから
ちゃんと有意義に過ごさなくっちゃね。
具体的には、何だろう…?

 とりあえず、もう大型店に行きまくるってのは
やめようと思う。じつは昨日も行って、炎天下に車は渋滞、
駐車場も一杯、店内は人であふれかえってて、なんかもう
すり減った。

 だいたい昨日は特に行く必要なかったのに、
チラシを見た途端、
♪20日、30日、5%オフ~
って頭のなかで流れっぱなしだったんだ。

 3週連続で行ったんだから、もう新鮮味もなくて、
今後は、
 ・大型店は開店直後か閉店間際に行く
 ・短時間で済ます
 ・別の大型店を開拓する(←決別はない、ってこと。えへへ。)
などに留意し、真夏の体力を無駄に消耗しないようにしよう。

 昨日は上の娘の友人を交えてケーキを食べました。
大きくなるとなかなか子どもの友だちに会うことがなくなるので、
新鮮でした。礼儀正しい可愛い子で、そんな良い友達がいるってわかり、
うれしかった。うちの子も見習って欲しい、と思った。

 しかし…

大学生で、友人とケーキを食べる、

それって、わたしが、ついこの間やってたこと、

と、時間の流れの早さについていけない
 

ウインドウショッピングは大切

2006-07-29 11:02:43 | おでかけ
 絶不調な木曜日を脱し、昨日は駅前をウロウロした。

(最近はこういうお出かけをリハビリと呼んでいる)

 楽しかったのは、めがね屋さん

 これまで視力が悪くなかったので、サングラス以外持ってなかった
けど、この前、メガネ天国韓国で老眼鏡を作ったご近所さんに、
そのメガネを借りてかけてみたところ、いいかも…って思った。

 近い将来、老眼鏡を必要とするだろう、と実感した矢先、
急に町にあふれためがね屋さんが気になりだした。

 で、昨日、ふらっと入ったお店で試し掛けしまくり。
一緒に行ってた次女の基準は「優しそうに見えるかどうか」
でも優しいだけじゃ素なので、カッコよかったりオシャレだったり
したい。

 店員さんにはあらかじめ「いつかのために」と伝えたけど、
他にお客さんもいなくて、けっこう楽しそうに選んでくれた。

 数千円の安いのから見ていったのに、私ったら結局
2万円ぐらいするmiumiuのフレームが一番似合ってしまったのでした。
次女も店員さんも頷いたから間違いないよ

 いろいろ試してわかったことは、
メガネのフレームって微妙に違ってて、妥協せずに探せば
まるでピントがピタッと合うみたいに自分に適したものが
見つかる、という
あまりにも真っ当なこと。

 今後も力を入れてフレーム探しをするとしよう

木曜日はやっぱり×

2006-07-27 16:11:03 | 2006肺転移 抗がん剤の頃
 規則正しく現れる体調の変化に、

毎度毎度飲み込まれっぱなしじゃ情けない。

今日はグワグワと倦怠感が出てくる日。

朝から封じる手立てをあれこれ試してみた。


 洗濯日和だったから洗濯機2回まわした。

干せた。

でも、取り込んだものを畳むのができない。

 本を読みかけた。でも中身が頭に届かない。


 これって、やっぱり、いつもの点滴後の木曜だ…

足もグワグワしてる。

 と書くと、いかにもふだんは働き者なのに
「どうしてなの~、きょうにかぎって~♪」と言ってるようですね。
実際にはしょっちゅうこんな日を過ごしてるくせにね。

日替わりな体調

2006-07-25 14:05:06 | 2006肺転移 抗がん剤の頃
 昨日は点滴の「3の2」でした。

「今日は3の2だよね?」と主治医に言われ、
はぁ聞いたことないよ~、と思いながら
考えてみると、

 3週連続点滴して1週休むという形になって、
5月、6月、7月…おおっ、今月は三ヶ月目か、
その2週目だから「3の2」なんだな

 を、瞬時に思いつき、「あ、そうです」なぁ~んて
答えられたけど、いきなり隠語みたいなの出さないで!!

 外来の点滴をする場所はベッドが3つ並んでて
カーテンで仕切ってるだけの簡易スペースです。
昨日お隣りだったひとは、乳がん患者の会の集まりに
行った事があるそうで、看護師さんにそのことを喋ってた。

 私もまぜてもらって場所とか内容とかを質問。
それによると、いくつか同様の会があるらしい。
お茶を飲みながらお互いの体調や治療について話すんだって。
時には専門医による講演を催したり、全摘の人たちは
一緒に温泉に行ったり、するそうな。

 私はいつでも誰とでも打ち解けたりする自信はないので
いきなり参加するつもりはないけど、
ちょっと興味は、ある。

 さて、点滴後。
これまではなかった軽いめまいがして、家で安静にしていた。
しかし食欲はあり、長女をせっついて晩ご飯を作ってもらい、
バクバク食べた。食後も安静。そりゃ太るよな…

 一夜明けて、今日はスッキリ爽やかです。
夫の仕事を利用して車で小野へ野菜を買いに連れてってもらった。
もしかしたら最近の一番お気に入り店かも。
作った人の氏名が貼られてんの。

 買ったもの:黒豆枝豆、椎茸、黄色い小玉スイカ、かぼちゃ

 近所にもあればいいのにな~

うれしいパーティー

2006-07-23 22:21:08 | 生活
 昨夜、我が家はパーティーでした。
家族で私の誕生日を祝ったのです。

 夕方、家から出されて、本屋に立ち読みに行って、
その間に娘2人がご飯を作って部屋を片付けてくれました。

 小学校低学年頃からよくそういうことをしてくれてたけど、
だんだん(ホントにちょっとずつだけど)献立が良くなってきて、
昨夜はおなか一杯になった。←このレベルか

 いや~、昔は冷凍食品をチンしたものとか
ウインナーを焼いたものとか、ミニトマトとかだけが
ちょこちょこ並ぶだけで、あとから親がラーメンを作ったことも
ありました

 それに比べりゃ隔世の感あり。
昨日は、
手巻き寿司(イカとかシソとか並んでた)
  蒸したじゃがいもにスペイン風ソース(と、本人たちは力説)をからめたもの
  枝豆、網干トマト、とうもろこし
  ティラミスとレアチーズケーキ(素を利用)
  ケンタッキーのチキンとポテト(安心の味?!)

 は無かったけど、心に残る‘ディナー’だった。
 

久しぶりに晴れ間が

2006-07-21 15:41:50 | 生活
 雨ばっかりだったけど今週も楽しかった。

まあまあご飯作れたし、久しぶりの友だちと会ったし、
ファクスレターを受け取ったし、立ち読みにも行った。

 来週はまた点滴があるけど、どうってことないな、と
今は思う。

 この夏、引越しをする人が2人いる。
雨も降るし準備もあるからたいへんだろうががんばれ
でも~、引越しって、強制的に家を片付けるチャンスでもあるな。
大ざるの上から家財道具を落として、必要なものだけが残れば
どんなにいいかしらねぇ

 片付けるって、捨てるってことでしょ?
その場合、「もったいない」の心はどうなるんだろう。


 
   

 

大雨洪水警報

2006-07-19 16:48:34 | 
 高校生の娘は大喜び
朝から韓流ドラマのDVDを見てた。

 私は相変わらず図書館の本を読むのに追われてて、
   『わたしを離さないで』っていう小説と、
   『小堀遠州綺麗さびの極み』
を、交互に読んでます。

 小堀遠州…

本の裏表紙によれば、

   伏見奉行にして名建築家、庭造り名人、
   そして天下一の茶の宗匠。
   八面六臂の活躍をなしとげた遠州が、
   いつも心に抱いていた‘綺麗さび’の世界を探る

 って書いてあるよ。

 私が遠州を最初に知ったのはたぶん家にあった雑誌『家庭画報』の中だったと思う。
たいしてのめりこみもせず「ふう~ん」という感じで。
でも、何となく利休よりカッコいいな、と思ってた。

 大学生のとき、
京都大徳寺の塔頭のひとつである孤蓬庵(こほうあん。実は蓬の字は竹がんむりです。出せないのでゴメンナサイ)が特別公開された時も
遠州ゆかりの茶室と庭を目当てに行ったけど、もとより茶道や建築の知識もなく、
やはり「ふう~ん」で終わってた。

 本の中では、この孤蓬庵が数ページにわたって解説されてて、
20数年経った今も相変わらず専門知識がないから上滑りなんだけど、
やっぱりこの人、なんかカッコいいんだわ。

 江戸時代に、退位した女性天皇の庭造りを依頼された小堀遠州は、
左右対称の花壇のある庭を設計したそうです。
あのころの日本にと驚きませんか。

運動がてら大型店へ

2006-07-17 17:27:03 | おでかけ
 暑い日が続くと動きたくないし、湿度が高いと被り物がイヤで
ついつい出不精に。でも、歩かないと体が老化していく一方だし、
つまんないし…  と、不満がピークに達した時に連休が来た。

 そこで、大型店へ歩きに行くことにした。
日曜の朝、9時半には出発し、午前中は大きいホームセンターへ。

 目的が「運動」なので、ふだんならのぞかない木材や石材、アルミサッシなどの
コーナーも丹念に見る。苗物も見る。作業服も見る。

 おもしろいものも見つけた。ヘルメットと併用する麦わら帽のつば。
なるほどなぁ、工事現場で車の誘導する人は赤銅色になってたりするもんなぁ。

 夫がシャンプーを買うという。
「えっ、なくなりかけ
そういえば、私、長らくシャンプーやリンス要らないから気付かなかった。
(シャンプーは時々は使う。香りが懐かしくて。)

 そのホームセンターの2階はホビーものがあって、手作り城の中に入りたい私は
あれこれ見る。

 そのうち、カゴバッグの持ち手が壊れてたのを思い出し、皮ひものコーナーで
適当なものをみつくろった。あのあたりで買い物が出来て嬉しかった。

 実家で休憩し、午後は大きいスーパーへ。
立ち読みしてTシャツ買って、食料品買って、帰宅したのは夜の7時半

 この夏はこうやって過ごそう

 ということで今日も2時間ほどスーパーへ。



 

地味なお昼ご飯

2006-07-15 14:21:03 | 
 今日の昼食のメニューはとっても地味でした。

   ・おかゆ

   ・焼き海苔と梅干で作った佃煮

   ・厚揚げとじゃがいもの煮物

   ・切干としめじの梅味オリーブオイル和え

   ・バナナとぶどうゼリー入りヨーグルト

 へっへっへ、地味は地味でもなんだか渋くないですか?
図書館で借りた本に出てたレシピで佃煮と和え物を作ってみたんだけど、美味しかった。

 暑い中、エアコンつけずに、汗をかきながら、作ったものを食べる。
こういう日は幸せ、って思うなぁ。たとえグワグワが来てても。


   梅のりつくだ煮『おすそわけ おふくわけ』(小野藤子著)文化出版局
    切干としめじの和え物『伝言レシピ』(高橋みどり著)

冷房、初運転

2006-07-12 13:36:08 | 生活
 暑い…
他所も暑いんだろうか?夜も寝苦しかった。
もう限界。

 で、朝からエアコンの掃除してつけてみたら、
パラダイス~
昔の人はこんな道具なくて気の毒だ。
ありがとう、エアコン!

 せっかく涼しくしたんだから、部屋を片付けよう。
昨日友だちと稲美町のギャラリー天心へ行き、
安藤雅信の器を見た。

 静謐な佇まいの器に触れるうち、我が家のすさんだ様子を思い浮かべ、
どこからでもいい、片付けに着手せねば、と思った。
ほこりを払い、床を清め、花を飾り、少しでも涼しさを呼び込めるような
家にしたい。

ん?
「はーらいたまえー、きーよめたまえー」って何だっけ?
夏の掃除のこと、じゃないと思うけど、なんか今の気分に
しっくり来るよ。

患者は素直なんです

2006-07-10 17:03:18 | 2006肺転移 抗がん剤の頃
 今日は点滴の日でした。12回目!

まあまあスムーズに運んだ。

 今日は点滴の途中に皮下注射を1本腕にしました。月に1度のホルモン注射です。
そのときの主治医とのやりとりを以下に…

 主治医 「(針をさす時)チクッとするから…」

 奈津子 「(しばらくして)あ~、チクッてしました」

すると主治医の返答
     「そんなにチクッとしないでしょ」

そ、そんなぁ…

 自分が言ったんじゃないの?
でも反論せず、考えてみた。
もし「フワッとするよ」と声を掛けられていたら、私はそんな気分になったのかな?
なったかもな…  単純だから…

 だったら最初から「チクッと」なんて手垢のついたような表現やめて患者を爆笑させてるうちに注射が終わるような、なんか気の利いた言い回し、ないかなぁ?

問題は、あたま、だな。

2006-07-07 21:29:12 | Weblog
 じわじわと本格的な夏になってきた…

 この絵文字よく使うけど、マジでたいへんよ。

 抜ける前は「カツラや帽子があれば乗り越えられるサ」と気楽に考えてたけど、
実際には、難しいことが多くって、毎日手探り状態です。
自分で作ったかぶりものの数々はどれも、悪くはないんだけど、どんな服装にも
合うかというとそうじゃないしね。

 脱毛患者向けに帽子やバンダナを作ってくれるサイトを見つけたので今度注文してみようと思う。
(しかし、なんでもあるなあ)
通販は試着できないのが不安だ。

 梨元さんが宣伝に出てる、スプレーすると髪が黒々と生えてるように見える商品、使ったらどんな感じかなぁ、と想像して家族で大笑い。

 

母とお買い物へ

2006-07-05 12:41:02 | おでかけ
 電車で神戸へ行った。
前回は、まだ寒かった頃でキツイ点滴の合間にバッグも持たずに「リハビリ」って感覚で行ったんだった。

 loftから栄町、大丸とよく歩いた。

 大丸の中でたぶん私と同じような頭なのでは?な人に会った。
まだ若い女の人、黒い縁のメガネをかけて頭を柄のスカーフで被っていたから。
カツラで出かけた私も大丸に着く頃は頭が暑くなって、トイレで例のお手製ターバンにチェンジしてたので、似たようないでたちの2人がすれ違ったのです。

 なんとなく伏し目がちになった私に代わって母はうまく振り返って見て、で、
「あの人(も)全然髪の毛なさそうよ!それに、後ろの結び目を気にしてたし!!」
そうか…やっぱり。
でも、すごくおしゃれだった。やはり家族らしき人とご一緒なようだったけど、にこやかに店内を歩いてた。

 別のフロアでは店舗内用車椅子に乗った、足をギプスで固めたお母さんとそれを押す20歳代の娘さんがいた。

 地下では、私と同じくらいの年齢の女性がつえをつきながら買い物してた。

 どんな病気や怪我をしたのか知らないけど、皆フツーにお買い物をしてた。
と、母に話すと「そうよ、奈津子も頑張りなさい」と励まされた。

 頑張って、一所懸命、買い物をするよ、わたし

歩いて船場御坊さんへ

2006-07-03 11:02:53 | おでかけ
 昨日、雨が上がったので予定通り船場御坊楽市へ行きました。
家からだいたい2キロと適当な距離で、公園のクチナシの香る中を通って、快適な散歩になりました。

 蒸して汗をかきながら到着すると、境内はすでににぎわっていた。地元船場のお店屋さんがいくつかテントに店を出してて、天むす、漬物、和菓子、洋菓子、うなぎの蒲焼もあったな。近郊の農家の人はトマトを売ってた。あとは若い人が出す手作り雑貨やケーキ、パン、子ども服などなど。こだわり朝ごはんを出してた店はすでに「売り切れ」の紙を張ってた。

 私と夫はしばらくは人の流れに交じってそのあたりをウロウロ。そのうちちょっと場馴れしてきて、夫はコーヒーを頼んで、私は持参の麦茶を飲む。雑貨屋さんで売られてたゴマせんべいを買った人が食べながら「これ、すごくおいしいやん」と言ってるのを聞き、私たちも買ってみた。おいしかった。そのおいしさって、雰囲気による美味しさも手伝って、ちょっとうれしいおいしさだ。

 こういうフリマっぽい場所には少しおもしろいファッションの人が必ずいて、ゴマ菓子たべながらチェックするのが楽しいのよね。小さい子はおしゃれな格好の子が多かった。センスの良い可愛いママが手作りしたような、地味色の愛らしいもの。

 離れた本堂からはなぜかカラオケをバックに歌う人の声が流れてて「よくわからん」感が、私は好きです。
運動がてらまた行こうと思った。次は9月。

7月1日  梅雨真っ只中

2006-07-01 16:27:34 | Weblog
 昨夜はグワグワが来てたうえ、左手の甲をちょっと火傷して、冴えないことでした。

 今日は、またお裁縫ごっこ。いらなくなった娘のパジャマを1センチぐらいに切って、かぎ針でまるく編んだ。鍋やポットの下に敷く。ちょっと前から興味のあった‘裂き編み’らしきことができてうれしい。粗末なものだが自分で作ったものはそれだけで特別って思う。器用な人は精緻なものを作り上げるとどんなにか良い気分だろうなあ。

 この前雑貨屋さんで布製生理用ナプキンを売ってた。
ブームなのか時々雑誌で見かけることもある。それで、思い出したんだけど、去年読んだ新書『オニババ化する女たち』(三砂ちずる著)、ちょっと話題になった本。ここに初めて目にする言葉が出てきてビックリしたんだけど、「月経血コントロール」って聞いたことある?なんでも、昔の女性たちはできたらしい。マジで~ で、誰でも訓練次第で出来るようになるらしい。ホンマかいな~
 それ以降、私もひそかに訓練を開始し、もしかしたら可能かもと手応えを感じたのもつかの間、治療のため生理を止められちゃったんですよ…

 誰か私の代わりに取り組んでもらえない?布ナプキン、プレゼントするから。