LINEN GYOZA 近況日記

十年たちました…

ありがとう お元気で

2008-03-31 18:32:42 | Weblog
 このブログにしては珍しく長く更新できませんでした。
私は元気です。
でも娘たちが次々に調子を崩し、その間にいろいろな予定もあって、
今我が家は、まれに見る大混乱中です。今日から少しずつ片付けて
春を楽しまなくっちゃね!これまでのことはまた書くつもりです。
とても楽しいことや嬉しいこともたくさんありました。
        
 
 写真は河間町(こばさまちょう、と読みます)の雲松寺の桜です。
朝、次女を病院へ連れて行った帰りに通りがかってパチリ
昨日と打って変わって今日は青空でした。風は強かったけど…
こんな良い天気の日に、私たちさくらんぼのメンバーは、お世話になった
がん専門看護師さんにお別れの挨拶をするため病院に集まりました。

 ここにもたびたび登場していた専門看護師のSさんが退職されると
聞いたのは2ヶ月前でした。
今日集まったのは、Jiroさん、horiさん、きみよちゃん、それと入院中の人。
きみよちゃんの娘さん夫婦も来られてました。皆Sさんに助けられたと
強く思っている人ばかりです。私も、Sさんがいなかったら
06年1~4月にしたCEF点滴なんか絶~対やり終えることなんて
出来なかったと思ってる。

 「Sさんありがとう、お元気でね。」 時間があんまり無かったから
伝えたい言葉は皆カードに書いて渡す。私は少し泣いてしまいました。
 
 

雪舟の開いた日…

2008-03-25 00:07:09 | 生活
 3月23日、私の大切な鉢植えの椿『雪舟』が
ようやく、ようやく一つ目の花を咲かせました。
去年なんてさっき見返したら2月18日に咲いてたわ。
その差は大きい…
この陽気であっと言う間に他のつぼみもどんどんふくらんで
あっと言う間に散ってしまうのではないかと危惧してる。

 私は、この清らかで高貴な花が開いた日に、雨にもかかわらず、
羽毛布団を洗濯機で塩素系漂白剤入れて洗ってました・・・
次女が風邪のため嘔吐したのさ… ややこしやーな場所でね…

 ああいう処理は泣きたくなっちゃうよねー
ちょうど日経新聞の『家庭内での感染防ぐには』という
記事を切って置いてたので大いに参考にしました。
基本的なことのおさらいですが、家族に周知するにも便利でした。
こうやって『母ちゃん仕事』(horiさんの造語?)できるのも幸せかもね。

 で、洗濯機で洗った羽毛布団ですが、驚くほどきれいになった!!
ダメもとだと思ってやってみたけど、すごくサッパリして…
ちょっと他のも洗ってみようかな~

君が代

2008-03-22 11:12:39 | 
 クリスピオンスイートは晩年です。
ふっくらした花びらは今ではやせて貧弱になってしまいました。
でも、それはそれでいいんですよ。花の一生ですよ。


 さて、昨日今日と続けて新鮮な『君が代』を聞きました。
昨日は世界フィギュア女子シングルで浅田真央ちゃんが金メダルを取り、その表彰式で『君が代』が流れたのですが、10人ほどの男女外国人、スエーデンのイエーテボリでの開催だからスウェーデンの人でしょうか、その人たちがアカペラで歌う『君が代』は、とても美しかった。北欧の寒い空気、氷の祭典の緊張感残る場所で、その二部合唱は人の声の持つ温かさがあり、ああ…君が代って良いなあ、と思いました。

 今朝は朝ごはんの片づけをしながらテレビを点けっ放しにしてたら、センバツの開会式でどこかの女子高生がこれまたアカペラで『君が代』を歌いました。
高校生の大会に、同じ高校生が花を添える。またこの子もイイ声だったのです。真っ白な半紙に‘明朗’と太筆でくっきり書いたような『君が代』でした。

 昔どこかで雅楽の『君が代』を聞いたときもいいな~って思ったので、もしかしたらオーケストラ編曲のアレ(学校やなんかでよく耳にするアレよ)が好きじゃないのかも。あれはどう聞いたって、えーっと何て言うんだろう、古くからの日本の音階でできてる曲でしょ?

 あ、でも、そんなのもうすでに皆気付いてるから、いろんな歌手やタレントがアカペラで歌うのが流行ってるのか!へんなクセのない素直な感じで歌って欲しいね。

あたりまえなことだけど

2008-03-21 13:06:31 | 
 ちょっと長々書いてます。読み飛ばしてください。

 うちの家の片付かない理由のひとつは、たぶん私の、新聞を切り抜く習性のためだと思ってます。

4,5年前ちょっとお勉強しようと思って切り抜き始めたのが、今も続いてるのですが、もちろん内容は勉強モードではなくなり、お料理のレシピ(なかなか作らないのにね)、新刊本の宣伝(これは図書館に予約する時に役立つ)、病気関連(地味だがやはり目を通しておくべきだと思う)、その他ちょっと気になる記事など。

 で、その「気になる記事」系で、昨日発掘してからますます気になってるのが、神戸新聞夕刊の随想という欄の、内藤いずみさんという在宅ホスピス医が書いた『幸せに近づくために』という記事。

 英国BBC放送発表、幸せに近づく十カ条、のうちの4つが書いてありました。たぶん次週残りの6つが載ってたんだと思うけど、読んだ記憶はあるのに記事を切り抜いてなかったみたいでわかりません。先生のHPもなぜかこの前編だけしか出てなくて…

 しかし、この4つだけでもなかなか示唆に富んだ内容だと思いました。携帯でご覧になってる方のためにザッと書いてみますね。

 (1)一週間に三十分の運動を三回以上する
 (2)伴侶(パートナー)と一週間に一度以上、たっぷり一時間おしゃべりをする
 (3)植物を大切に育てる
 (4)自分は恵まれていると思えることを五つ数え上げ、それに感謝する。眠る前にしてみて下さい。

 で、さっき昨夏の『ヴァンテーヌ』という若い女性向のファッション雑誌を見てたら、『美脳をもっと育てる6つの処方箋』なるものがありました。

 (1)クラシック音楽を聴く
 (2)自然に親しむ
 (3)花を愛でる
 (4)心地よい香り
 (5)家事を楽しむ
 (6)笑顔に触れる

 けっこう上のと近くないですか?どれもしばしば取り上げられてることみたいだし、目新しくはないけれど、たしかに幸せって脳が美しい状態なのかもしれないなぁ、などと適当に結び付けてみる。

 チューリップ(アップスター)の茎の伸びやかな様子、白からピンクのグラデーションの美しさ。脳が美しくなるようです。

葉っぱを傘にして

2008-03-19 14:12:37 | 
お墓の花を買いに行きました。soelです、もちろん!

雨が降ってるから、お供えしてもすぐ濡れてもったいないな~、って思いながら行ったのですが、お店でいろいろ見てるうちに、これを思いつきました。

葉ランやモンステラなどの大きい葉を傘みたいにして、中の花を守るようにしたらどうか、と。

さっそく相談してみると「トトロにも葉っぱを傘にする場面がありましたね~」(soel奥さん)と、イメージも共有でき、ご覧のようにとってもとってもステキな墓花ができました。あ、でも雨の中、傘を支えながら撮ったのでボケてますね。

 オレンジ色はエビデンドラム、菊は蛍光イエローです。紫のは…なんだっけ?
 茎が細すぎると花入れの中で安定しないので花が散ったあとの桜の枝を補強の役割で一緒に束ねてくれてました。
 

ついでの診察

2008-03-17 15:18:11 | 治療・体調・医療
 今日は病院でおしゃべりをする日…、じゃなかったわ、4週に一度の診察日でした。今日も待ち時間がけっこう長かったはずなのに、何分?何時間?待ったのか全然考えなかったよ。ずーっと喋ってて、名前呼ばれたら診察室に入って出る。それ以外は喋ったり、語ったり、聞いたり、笑ったり…などしてスッキリして帰宅する。

 結構なことじゃないか。

 あ、結構じゃないことがひとつある。同病友人が黄疸で入院中なのです。
会計を済ませたあと、お見舞いに行ってきました。先週には無かった大きなアレンジ花がデデーンと置いてありました。優しいご主人からのプレゼントだそうです。「点滴してるのに、誰が水を替えたり枯れた花を除いたりするんよ?!」と思ったそうなのですが、やはり私の友人だわ、と思った。私も頭痛の見舞いに夫が買ってきてくれた花を見て同じようなことを考えてしまったものですからホホホ・・・

 4月からジェネリック(後発医薬品)の処方箋の扱いにちょっと変更があり、これまでは『後発医薬品への変更可』という欄に主治医のハンコが無いといけなかったのが、来月からは『変更不可』の場合だけハンコを押すんだって。

 黒柳徹子は‘勇気を出して言ってみよう~ 言葉に出して言ってみよう~♪’なんて歌ってるが、私たちは主治医が「ジェネリックにする?」と早々と聞いてくれたので「あ、はい」ってな手軽さでジェネリックです。

県立柏原病院の小児科を守る会

2008-03-15 15:13:31 | Weblog
先月からこのブログのブックマークに加わっていただいてる「県立柏原病院の小児科を守る会」(以下、‘守る会’と書きます)を応援しています。まぁ、応援ったって、新聞記事を読んではウンウンとうなずき、HP上でテレビ番組に取り上げられると知ればそのニュースを見てウンウンうなずく、というようなものですが、毎回その活動を報じるものに触れると私はすごーくいい気分になれるんです。

今年のお正月開けの神戸新聞で‘守る会’の活動が取り上げられてる記事を読んだときは軽~く頭を小突かれたような感じがしました。私が箱根駅伝で浮かれてる間にも、このようにしなやかな活動をしてる人たちが、しかもまだ若いママたちがいるなんて!!と感動したんです。

夜間に救急病院をコンビニ感覚で受診するのをやめよう、かかりつけ医を持とう、など、分かりやすく的確なスローガンを聞くと、「あっ、そうか」といとも簡単に理解できるし、それが結局は自分たちの地域医療を守るってことになるんだよね。

私がかかっている病院でも、特に内科などはすごーーく混んでて、どうやら大事をとって大きい病院に駆け込んだ軽症患者さんもいるみたい。病院と診療所の使い分けを意識しなくちゃね! 


 さて、かわいい我が家のクリスピオン、子どももすくすく育って、親譲りのピンク色が出てきました。そして、昨日「アップスター」というチューリップ友だちができ、記念に狭ベランダで並べて撮りました。背丈が違うから普段は別のところに置いてます。写真奥に見える枝ものは、覚えてる方がいらっしゃるか、去年の我が家のクリスマスツリーのクロモジです。芽吹いたらまた写真撮るね!

ハッピーエンドにしてください♪

2008-03-13 12:13:32 | Weblog
 これ、昨日のチューリップの後姿です。
なんと、子どもをおんぶしてるのですよ!!ちゃんと子どもも咲かせますね。


 最近ちょっと思い出して矢野顕子の曲の歌詞をあれこれ取り出しては見ています。私は矢野顕子が好きで、今はそう聴くこともないのですが、それでも折々に、なつかしいフレーズが頭の中を巡ることがある。

 うちの娘たちを見ても、毎日の生活に音楽って欠かせない様子。一般的にはやはり若い頃の方が音楽から受けるものが大きいんだと思うよ。気の利いた歌詞など、まるで格言のようにずしーんと胸に届くもの。

 特に好きなのをちょっと書き出してみようって思ったけど、①面倒だ ②恥ずかしい ③多すぎる ので、やめた。

 今日の題名に使ったのは‘SUPER FOLK SONG’の最後の歌詞です。別にこれが一番好きだというわけではないけどね。

クリスピオン スイート

2008-03-12 18:28:46 | 
 これはチューリップなんですよ。
花びらの先がギザギザのフリンジみたいになっててとっても豪華なんだけど、小ぶりなため、可愛いです。

 チューリップは春の花の王様だね。

 ここを訪れてくださる皆様にこれを贈ります(写真だけどね)。
卒業式を迎えた人にも、入試で頑張ってる人にも、さみしく入院してる友達にも、毎日家事をこなしてる人にも、悩みに押しつぶされそうになってる人にも、あなたにも、あなたにも・・・

ヒヨドリの狼藉を許した長女

2008-03-09 15:18:21 | 生活
 これは昨日一人で留守番していた長女がケータイで撮った写真です。

いつまでも冬気分で果物を南向きのベランダに保管していたところ、ヒヨドリがやって来て、ごらんの通り、りんごを半分ほど食べてしまったというわけです。

 その間、長女は気配を消し、逐一外出中の私にメールし続けました。

「たまには甘い物食べたかったんよ」 
「かわいいからあげた」
なんて言ってる!! あ~モッタイナイ

 で、長女は残りのりんごを剥いて切り分けていたので、帰宅後それを食べました()。そのりんごは箱買いしてたものですが、ほかのより軟らかかった。

もしかしてヒヨドリ、それが分かってた?
さすが野生!!
でも、
長女に至近距離から撮影されても気付かない‘野生’・・・

20(ハタチ)の18

2008-03-07 15:26:54 | おでかけ(18切符)
 これは私の話じゃありません。

 昨日長女が青春18切符で名古屋へ日帰りしてきました。
仲良しさんと2人で名古屋港水族館へ、大好きなベルーガ(シロイルカ)を見に行くのが目的。

 姫路発5:49の電車に乗って、名古屋に着いたのは9:41。大阪、米原、大垣で乗り換えたそうです。

 朝早いからさぞかし車内は空いていたのかと思ったら、意外にも乗客は多いのだそうです。

 朝も食べる時間がないだろうと見越し、パンを山のように持っていってそれを食べながらしゃべって笑ってるうちに名古屋着。

 そこから乗り換えて水族館に着いたのが10:15。
実はこの2人は去年も青春切符で名古屋の水族館に行ったのですが、今年はさらに早く出て、シロイルカのショーを2回も見ようと目論んだようで。

 水族館はちょうど幼稚園児のお別れ遠足シーズンで大賑わいだったみたい。
愛子様も‘こどもの国’へ行かれてましたね。
で、そんな園児たちを多少威嚇しながらハタチ女子2名はケータイを振りかざし、嬌声つきのムービーなど撮って来てました。

 その後は名古屋駅前に移動し、ミッドランドスクエア(写真)っていうビルに行ったんだって。長女はエレベーターも好きで、ここは46階?までのシースルーエレベーターがあるのだそうで。

 そのビルの地下にあるスーパーDEAN&DELUKAで家族へのお土産を買ってきてくれました。私にはSOY JOY大のクッキーバー1つ450円!!妹には棒つきキャンデー1本100円!!ある意味贅沢なセレクトだと思うわ。

 2人組はDEAN&DELUKAのランチパックや、駅ビルの中の美々卯でうな重ときしめんのセットなどをいずれも1人前頼んではシェアするという技で、いろんなものをちょっとずつ楽しんだそうです。

 姫路に戻ったのは夜の10:20頃。2300円(交通費)の豪華な旅行でした。

 水族館の年間パスを買ったのでまた行くんだって。
付いていきたいけど、ちょっとハードそうだからやめておこう。
若いときには若いときの18切符があるんだね。

 
 

3おばあさん

2008-03-06 08:02:17 | 
この前紹介した栞ちゃんは今は森茉莉の本で働いてます。

以前ジテ・ムテさんちで‘3おばけ’と括って、黒柳徹子と
フジコ・へミング、美輪明宏の名を挙げた事がありましたが、
森茉莉、白洲正子、それにターシャあたりを加えた3人組ってどうだろう?
こちらは‘3おばあさん’?

ここで言う‘おばあさん’というのはあくまでも便宜上の分類で、
3人とも老齢ではあっても「老人」ではなかった。
‘3おばけ’同様、3おばあさんも個性的な面々。

ターシャは最近知ったけど、あとの2人、森茉莉と白洲正子には
いろいろと影響を受けました。って言ってもそれぞれの書いたものを
そう丹念に読んだこともないし、上っ面ですが、でも、確かに影響を
受けたと思うし、惹かれる。


 『魔利のひとりごと』(森 茉莉、佐野洋子 画) 筑摩書房 1997

P52 「… 私は滑稽にも、子供の時から自分をそれらの物語の中の奇麗な、悲劇の女主人公に擬していて、素晴しい王子が現れるのを夢みていた。今でも老いた王女だと思っているが、この頃私の中に恐ろしい妖婆が入りこんで来た。私の中ではなくて、私とカメラとの間に入って来たらしい。 ・・・」 

P28 「… 大体鴎外という人物は半音と、棒びきとを拒否していたから、フリッツはフリツツとなり、冨士の高嶺に雪はふりつつのようである。 ・・・」

などと爆笑誘うところあり、独特な言い回しに唸るところあり、
夜、布団に入ってから読むのに最適です。装丁も美しいの