LINEN GYOZA 近況日記

十年たちました…

結果良かったです!

2011-03-31 12:39:49 | 2011肺の手術 がん壊死
今日診断結果を聞きに行きました。
肺の中の腫瘍はすでに「がん」ではなく、
線維化した状態なんだそうです。

抗がん剤が効いた、ということなんだそうです。

何年経っても転移や再発の可能性がある乳癌の特性上、
今後も定期的な検査は必要なものの、
なんだか見通しは明るいよ♪

まずは報告まで。
帰宅したらあらためて書きます。



書きたかったのは、言いたかったのはこれ。
今日まで私に関わった全ての方々に心からの「ありがとう」を。 [18:50追記]

妄想アニメーション

2011-03-28 18:33:15 | 2011肺の手術 がん壊死
病気のことって、よく分からない。
今回つくづくそう思う。

がんが死んでる、ってどういうことなんだ?

よく目にする「がんが無くなる」的なのって、なんか、うさんくさい雑誌や健康食品の決まり文句のように思えて、ちょっと信用できない。



胸腔鏡手術をすることになった後、夫婦でこんな会話をした。

夫「これまでうまい具合に眠っていたがんが、いきなり器具が差し込まれ、驚いて騒ぎ出す…ってことは無いんかなぁ?」

私「えー、それって、がん兄が悪者に連れ去られたのを見て、幼いがん弟妹たちが『兄ちゃんを取り戻せー』と立ち上がる、って感じ?」

夫「そうそう」

もうね、幼い弟妹と来たら、私の頭の中のイメージって、あれしかないのよ、
左門豊作
アオサギのヒナを見守っていた時にも登場した、『巨人の星』の左門です。

この度の手術で取り出された3粒の腫瘍、眼鏡かけてたかもね。

タイムリーだった【きょうの健康】

2011-03-27 09:02:03 | テレビ・映画など
先週は夜8時半からのNHK教育の『きょうの健康』を2回見た。

手術後の血栓

私も今回、手術前から血栓予防に有効とされる弾性ストッキングを履きました。
翌日の午後、歩けるようになってから脱ぐことを許されるまで。
避難所でもしばしば問題になる‘エコノミークラス症候群’のことよ。

患者サロン

映像を見て、最初に目が行ったのは、テーブルの上のたくさんのお菓子でした。
さくらんぼはそれほど並ばないよ。
単純な仕組なのに効果絶大な患者サロン。一目瞭然。
先週は‘さくらんぼ’を欠席した。来月は行こう。



退院後1週間経ちました。
順調に回復しています。
31日の木曜日はいよいよ結果を聞きに行くんだわ。そわそわ。

年年歳歳

2011-03-26 10:22:55 | 
昨日前の日記のコメント欄にお返事を書くうちに連想したことばを検索したら、この漢詩の一節でした。作者は劉廷芝(りゅうていし)・・・
全文を知りたい人は自分で調べてね。

    
年年歳歳花相似
歳歳年年人不同

年年歳歳花相似たり
歳歳年年人同じからず

来る年も来る年も、花は変わらぬ姿で咲くが、
それを見ている人間は、年ごとに移り変わる。


花は、桃のようです。でも、桜をイメージするとなんか、わかる感じ。
そういえば、私が持ってる本(園芸大百科事典)にもこれをモチーフにしたと思われる詩句が載ってるわ。
それもここに書いておきましょう。

おなじ春は 二度とやってこないのに
花々は 記憶のように 甦る
一日として おなじ日はなかったのに
この枝に 舞い戻る風
舞い戻る香り
(たぶん岸田衿子 作)


  

manamiさん、これですわ

お茶を買いに行った

2011-03-25 13:59:39 | 治療・体調・医療
ほうじ茶を切らしたので、お茶屋さんへ買い物に行きました。



仲良しの友人を誘って、一緒に歩いてもらいました。ありがとう。



近いけど、それでも家の中で歩くのよりは刺激的だわ。



煎茶入りの安いのと、釜炒りの高いのと両方買い、飲み比べをしようと思います。
高い方のは、その友人から以前貰った柳桜園の鳥獣戯画の缶に入れよう。


生まれ変わります

2011-03-24 10:59:00 | 治療・体調・医療
一昨日の夜から熱が出て、寝たり起きたりヨロヨロしたり…していました。

4コマ漫画みたいに回復してきたけど、その速度も鈍化して、
たぶんここからはゆっくりゆっくり良くなっていくのかしらねぇ。
もどかしい。



「簡単な手術」と思いすぎていた私は、麻酔から目覚めた途端、
あまりの痛さ・呼吸困難でうわごとのように
‘聞いてないよ’‘苦しい’‘なんとかして’‘放置かよ~’
などと言っていたらしい。

あああっっっあんなに献身的に看護されていたというのに、
なんてことを口走っていたんだ?!申し訳ない。

夜中に何度もベルを押して車いすでトイレに連れて行ってもらい、パンツの上げ下げまでしてもらった。温かい蒸しタオル。背中をさすってくれた手・・・
あとから何度「ありがとう」を言ってもすでに暴言を吐いていたんだわ。

全身麻酔ってこわいね。その人の本性が露わにされるのよ。ふだんから心掛けていないと駄目なんだよ。手術をきっかけに生まれ変わるのが私の【がんばろう日本】へのアプローチです。


ということで、まず手始めに、例のCMに学びます。



読んでくださった皆さん、ありがとウサギ。さようなライオン。ポポポポーン

手術のこと

2011-03-22 10:33:53 | 2011肺の手術 がん壊死
この間の手術に際して、前日に呼吸器の主治医から説明がありました。
そのときいただいたメモをもとに書いてみます。

診断) 両側転移性肺癌←乳癌

目的) 診断

術式) 胸腔鏡 
    左肺下葉部分切除術


一番上の「診断」というのは現在の状態ですね。


さて、手術で取り出された肺は夫曰く‘さしみ一切れ程度’で、その中に、夫曰く‘真珠くらいの大きさの’腫瘍が3つ付いていたそうです。
そのうちの1個を顕微鏡で見た限りでは癌細胞は無かった、と医師に言われたとのこと。詳細結果は31日にわかります。一緒に待っていてください。

まだ喜んだりできません。もちろん悪い気はしないけど。


今日は肩が痛んで、立っていると辛いです。あらかじめ肩が痛むことは言われていましたが、また例によって軽く考えていて、どうせ肩こり程度?と思っていたら、けっこう痛い。湿布を貼って大人しくしていよう。昨日はついユニクロに出かけてしまったわ。

まずは花とスープ

2011-03-21 12:12:21 | 生活
昨日退院後、最初にしたことは花を見ることでした。行く前はあんなにきれいだったバラが萎れちゃってて、まぁそりゃそうか、とりあえず水を替えたり、茎を切ったり、容器を代えたりする。



N/Kさんから貰っていた黒豆麦茶を長女が淹れてくれて家族で飲む。のどを潤すだけじゃない、味わって飲むお茶はおいしいのでした。

病院から持ち帰った荷物を解く。洗濯物だとか、片付けるものとか…

テレビを見る。それでこの前の日記に書いたNHKの登坂さんを見て大興奮したんだった。

PCが空いてた(家族四人で一台のPCを取り合っている)のでチャチャっと日記更新。

帰ったら作るつもりだった「井岡スープ」を長女に手伝ってもらいながら作った。
病院のご飯に対してどうこう言うのは慎みたいんだが、味が濃くて、カップ焼きそば的にお湯を注いでその湯を捨ててを繰り返してから食べていたので、帰宅したら即井岡スープの激薄味を作って食したいと考えていました。

私は左利きなんだけど、左手でちょっと重いものを持つと傷が痛むことが分かり、あれこれ家族に頼んだ。

なんとか鍋を火にかけてまたひと息いれる。

夫が「退院祝いにソエルで何か見てくるわ」と言って立ち上がったちょうどその時、私はまたしても空いていたPCでソエルのブログを見ていたのでした。そこには私へのお見舞いメッセージとお花の画像があり、ビックリするやらうれしいやらで、ちょっと泣いてしまったよ。画像を見せると、花の名前に疎いと思っていた夫が「それはラナンキュラス?それ、見てこようかな~」と言いました。

夫が服を着替えた時、玄関のベルが鳴り、雨の中プレドンさんが自転車に乗ってやって来たのです。「もう退院してたんやね。はい、これ、ソエルさんのお花。これで遊んでて」と言って大きな包みを渡してくれました。昨日と今日イーグレで生け花のイベントに参加してるプレドンさんは「花が余ってしまった」なんてうまいこと言ってた。ありがとう。
プレドンさんは抗がん剤の頃にも、日常生活に戻る時分に奥ゆかしい遣り方で楽しみをくれたことがありました。私もいつか真似したいと思ってるのに、今回もヤラレター!




ありがとウサギ(ac



退院しましたアリガトウ

2011-03-20 11:52:00 | 2011肺の手術 がん壊死
朝10時頃退院しました。
私のケータイでは分からなかったけど、こちらにコメントもたくさんいただいていたのですね。
ありがとう存じます。本当にありがたいです。
じっくりお返事しますね。
なにしろ正座してるのが意外と楽なんで…

今朝、病院で、入院してから初めてテレビを見ました。
東京消防庁の3人の方の記者会見を見て号泣。
私も役に立つ人間になりたい。そう思った。


帰宅して、お茶を飲みながら家のテレビを見たら、
なんと…
北海道へ行ってしまっていた登坂さんがニュースを読んでる
麿、帰ってきたのね~、と狂喜乱舞。
思わずテンション上がって動きも早くなるってもんですよヘヘへ
動くことが回復を早めると言われました。


夜中の病棟

2011-03-20 04:51:10 | 2011肺の手術 がん壊死
昨夜たぶん9時過ぎに寝た私は、3時半にスッキリ目が覚めました。

廊下を歩く人、けっこう大きな声でしゃべっています。
「リバーシティーの近くのな…」

どこかでいつも誰かが痰の絡まった咳をしているようなかんじ。

私は手術した左胸がひきつり、痛い。
そしてそちら側を庇うからか何だか筋肉痛っぽいです。

6時になったら廊下も明るくなるので、
あと小一時間…

寝られないなぁ

2日目 手術前

2011-03-18 07:12:20 | 2011肺の手術 がん壊死
『おやすみラフマニノフ』という【このミス】大賞作家の本を読みながら心地良い眠りについたと思った瞬間、夜間見回りの看護師さんがかざすペンライトでハッと現実に戻る。

ああー、せっかくの熟睡美肌作りの機会を~

以降、途切れ途切れに目が覚めた。
ま、こんなもんかな。

そして下剤の効果もいまだ無く…
これも、まぁこんなもんか…

何にもすることがない。シャキーンでも見ようかな。
それとももう一度地階まで走るか?

1日目

2011-03-17 17:52:06 | 2011肺の手術 がん壊死
受付の10時に余裕を持って出発。
お部屋へご案内~
レントゲンを撮る。ベッドで採血。諸々聞かれる。

お昼は病室を出て食堂でN/Kさんと長女と共に食べた。
セラミック食器を選択した。こういうのがあるんだねぇ。
以前の入院時、においが辛かったと言ったら、セラミックにしましょうと言われた。

N/Kさんと病院にいると、いつもの診察っぽくてたいへん寛ぐことができました。
大感謝です。
2人でいる時に主治医が通りがかり、「がんばってね」と言われた。

午後から明日の呼吸器の主治医から説明があり、夫・両親と共に聞く。

「万が一」だとか、
「まれに・・・」だとか、
たくさん聞かされるとちょっとビクついたけど、寝てる間のことよね。
でも、すごく簡単でちょちょいのちょい、って思いすぎていたので、
やっぱり手術なんだなぁと実感。


さて!

私は今、どこでこれを書いてるかって言うと、自宅のいつものPCなんです~
お風呂と夕食を済ませてまた7時までに戻ります。近いからこその芸当でしょ?
頭を二度洗いして、タオルを巻いてこれを書いてるのよ。「ふー、今日は疲れたなぁ」なんて思いながら。で、戻ったら、下剤とか飲むのかな

明日は手術の順番が一番目で、絶食からの開放もそれだけ早いので嬉しい。

明日は採血を足からします。初足
右胸を手術してる私は左腕しか針をさせないので、手術の麻酔と違う方のうでから採血をするため、足を使うことに。目新しいことも無いとね…。

ではそろそろご飯を食べて戻ります。

ルリビタキ(雄)を見た

2011-03-16 22:12:55 | アオサギ
土曜日、京都の植物園でとってもきれいな鳥を見かけて、しばし追いかけました。

さっき調べたら、それは「ルリビタキ(オス)」だったんだとわかったわ。

すっごいきれいな青い鳥だった。

青い鳥ってところがまたいいでしょ。

そういえば先月はカワセミを見たんだった。最近鳥運いいみたい。

 
・バラ:ウインドカップ ・ルピナス

たとえばこの花。美しいものを見ると、今は、なんか、祈りのような厳かな気持ちになる。


明日から入院だ

2011-03-16 10:05:27 | 治療・体調・医療
今日中に入院の準備をしようと思います。
前回入院したのって、五年前の抗がん剤の時で、最初の晩は完食したものの、以後吐き気があって、結局二回目以降の入院時は食事をキャンセルしたんだった。あの時、持参したお箸や病院の食器のにおいがすごくつらかったので、今回は次女の韓国箸(ステンレスっぽいコーティングしてあるようなもの)を持っていこう。コップは耐熱ガラスでどうだ。
ずっと、病院内の暖房のにおいにも萎えてましたが、今回はきっと大丈夫です。
このご時勢に命に関係ない手術を受けることが贅沢だと思ってるので…

関電の電気を東電エリアへは送れないと聞いても、同じ気持ちを分かち合うつもりで、できるだけ節電しています。暖房器具を使わず、照明は原則1個点灯。姫路城も美術館もライトアップやめてるしね。
でも、モーツアルトのCDは聴いてる。「免疫力アップする」と親戚から贈られたものです。