LINEN GYOZA 近況日記

十年たちました…

なんだかわくわく

2013-02-25 11:26:41 | 竹澤・陸上


昨夜こんなニュースが流れてたことも知らず、のんきに朝ごはんを食べていたら朝刊読んでた夫が
「へええ~、竹澤、移籍辞退したんやー。どうせ知ってるんやろ?」
と言ったのでびっくりした。全然知らなかったよ。

なんだか、ホッとした。

手作りの植木鉢

2013-02-24 13:02:32 | 
ある日、大きな紙袋が届きました。
ずしりと重くて、「こわれものです。注意してください」と言われました。
重装備を解いて、中から出てきたのは・・・



かわいい植木鉢
高さ17㎝。
(横に置いたのは雰囲気の似ている一輪挿しです)

陶芸をしてる友人のゆりちゃんが作ってくれました。
色とりどりの小さいタイル(これも作ってある)が効いてて、持ち上げる時、指にかかって安定感あるのよね。

どんなふうに使おうかな~

ちゃんと底穴もあいてますよ。


お花もいいけど、グリーンも合いそうだし、レモンや金柑を入れたりしてもよさそう。

何もいれてなくても素敵。

ゆりちゃんありがとう~ 大切にします~

【フィンランドのくらしとデザイン】へ

2013-02-23 15:43:11 | おでかけ
県立美術館で開催中の【フィンランドのくらしとデザイン ムーミンが住む森の生活】展に行きました。

  

平日だったのにすごい人出。北欧、ムーミン、マリメッコ大人気だもんね。わたしも好きですよ。
もっともっと北欧好きな友人と一緒に行きました。

そして、たくさんあれこれしゃべりました。
キリスト教の話、レクイエムのこと、グリーフケアや私のピアサポーター話も。武士道、白隠・・・
深くはわからないことのうわずみを聞くだけでも刺激になる。いろいろと知らないことばかり多いのだ。



ピアサポーターの講習会終わる

2013-02-20 12:31:43 | 
昨日ピアサポーター講習会が最終日でした。
全6回を皆勤の人のみ終了証を受け取り、欠席日があったjiroさんと私は、初夏に行われるフォローアップとやらを受講すればいただけるそうな。

それにしても内容の濃い講習会であった。頭がよれよれになった。

講義内容からつながって湧いてきたいろんなことについて他の受講生さんたちと話したり、本を読んだりしたことが楽しかった。


その間に美しかったチューリップは写真に収める間もなく終わってました…



ゴリラ、という名のチューリップです。これの相棒のチューリップ【オレンジプリンス】が先に終わってしまったのよ。
すごくニュアンスのある色味が魅力的で、写真に撮りたい撮りたいと思いながら過ごしてたのにな~

残ったほうの、この【ゴリラ】、かなり面白い花でした。
ブワーッと開いたかと思ったら、また閉じたり、茎がろくろっ首みたいにクネクネして、家族に人気(?)です。


さっき、友だちから面白いものが届いたので、今からいじって遊びまーす!

「語り」と「おしゃべり」

2013-02-18 10:44:13 | 患者活動
なんとか読み終えた(ことにした)『苦しみと緩和の臨床人間学』。

ばばばっと飛ばし読みしながらも目に付くところはいくつもありました。
特に気になったのが146ページあたりからの、
「語り」と「おしゃべり」は区別されるものである
ということ。

「『おしゃべり』とは、互いの価値観や思いを存分に投げ返し合い、相互に価値観や思いのやりとりを楽しむ形態」で、
「『おしゃべり』は何を目指そうと、どこに着地しようと問題ありません」(P149)


「しかし、
思いの再構築とセルフコーピングを目指している苦しみを語っている人に対しては、『聴く』つまり『語り』に寄り添う意識を持つことが要石」(P149~150)



これを読んだとき、私はさくらんぼクラブでしばしばこのジレンマに陥ってるわ~と気づいたんですよ。

さくらんぼに初めて参加した人はいろんな気持ちで来られるわけで、ある人は誰かとおしゃべりしたいだけかもしれないし、またある人はそれががん患者(またはその家族)であってほしいと思ってるかもしれないし、さらに、何割かの人は「わたしの話を聞いてほしい」と願って来られている様子だったと思うんです。

でも、‘おしゃべりを楽しみたい人’がいる場では、初参加の、もしかしたら苦しい状態にあった人が「わたしの話を聞いてほしい」ってなかなか言えないと思う。もちろんそれに気づけば、その方に話してもらうよう持っていくのですが。

それにね、もしかしたら、‘おしゃべりを楽しみたいだけの人’の方が苦悩が深いってことだってあると思うし・・・

とまあ、そんなことをウダウダ考えながら文字を追ってました。

明日はピアサポーター講習会の最終日です。


読まねばならぬと思うほどに

2013-02-17 18:33:46 | 
がんばって読み進めていた『苦しみと緩和の臨床人間学』がその後まったくと言っていいほど進んでなくて、届いた予約本がまた面白そうだったのでそちらへ傾いてしまってると自覚…

『小さな家 可愛い家 tiny house』
最近こういう本をよく見かけて、そのたびにまるで我が家も流行に乗っかってるような幸せな勘違いをしてます。スモールハウスだとかフラットハウスというのも仲間ですね。でも、この『小さい家―』は世界的な一流建築家によるものなので、かっこいい家だらけです。

さらに手にした『1900年のプリンス』は『苦しみと―』と同じくらい難解だけど、なんとかして脳内映像化を目指しています。

人によく会う

2013-02-15 22:06:37 | 生活
最近出先で思いがけない人にバッタリ出会うということが続いています。

なかなか恐怖ですよねこれ。

♪どうしてなっの~ きょうにかぎって~

というユーミンの名曲が頭をよぎります。

親戚、友人、なじみのお店の方、娘の友人…

娘の友人なんて、こっちの記憶はいまだにランドセル姿だったりするのに、あんがい向こうは「あ、おばちゃん…」って感じで見つけてくれる。間近で見る若い女性というものは本当にキラッキラでまばゆいです


ロールプレイ

2013-02-12 23:03:52 | 患者活動
まだまだ続く、あの話・・・

ピアサポーターの講習では前々回より実習が始まっています。
がんの人からの相談を、たとえば電話で、または対面して、と場面を想定し、また、相談者役、ピアサポーター役、観察者役をメンバーを代えながら行います。1回ずつ、その感想を皆で話し合います。

前回受講時、私に相談者役が回ってきました。

相談内容は、あらかじめ与えられたケースを参考にしてもよいのですが、これだとなかなか言葉が続かないことから、前回は多くの人が実体験に基づいた内容を用いていました。

え~、どうしようと考え、私が選んだのはこういうストーリーです。

【質問】乳がんになったことを小学2年と5年の子どもに伝えるべきか迷っている。どうしたらよいか。

えー、まあ、これは実体験に基づいた設定ですが、私は当時はそんなに迷うことなく、「いずれ折を見て…」てな感じでいました。でも、ときどき耳にする話ではあります。

相談者役の私が「メリットもデメリットもあると思うんですよねー」と言うと、サポーター役の方は、子どもの性別や私の思いを丹念に聞いてこられました。そして、「一緒に考えていきましょう。そういう時に良いと聞く絵本があるらしいので、探しておきます」とおっしゃいました。

ロールプレイ終了後、その時のグループ3人で、実際にその絵本を探してみよう、という話になりました。来週までの宿題です。

ズルい私はその‘宿題’を行きつけのがん相談支援室で話し、ちゃっかり関連図書を選び出してもらいました。



けっこうあるんですよね~

実際にあの質問内容に応えてくれるものは残念ながら無かったのですが、どれも丁寧な作りでした。中では『おかあさんが がんになっちゃった』が良かった。リアルな感じ。

『がんになんて、ならないほうがよかった。
でも、悲しいことばかりではありませんでした。
がんだからできたことや、心がふるえるほど喜んだことがありました。』


この言葉はすごいなぁと思いました。例の、手こずりながら読んでいる佐藤泰子さんの本の内容にも通じてました。
「苦しい人は、みんな、その意味が変更されるのを待つ、あるいは新しい意味と出会うための旅の中で『苦しい事柄』との和解の道を探っているのです。」ということができていたんですね。だから『おかあさんが―』の本は胸を打つのだと思った。

メモしながら読んでます

2013-02-11 22:12:21 | 
相変わらず難しい内容にヘロヘロしながら少しずつ読んでいます。
『苦しみと緩和の臨床人間学』―聴くこと、語ることの本当の意味―(佐藤泰子 著)

ようやく100ページ超えた。

すごくうなずける。

ホスピスやがんサロンで多くの患者と関わってこられたのがわかる。

さっき読んだところに、‘退院’についての文があったんだけど、ここらへんもうなずいたわ~

「この『退院』というのが、曲者なのです。『退院』は万人にとって手放しで『おめでとう』といえる事柄ではないらしいのです。もちろん『よかった、やっと家に帰れる、やっといつもの生活にもどれる』と喜ばれる患者もいます。しかし、『これから、社会に戻されて、どう生きていこう』あるいは『今日からは、自分で生活していかなくてはならない、もう私の周りは患者さんではなく健康な人たちなのだ、私は、この孤独と闘っていかなくてはならない、子どもの世話、家族の食事の心配、この体でどうやって生きていこうか』と悩まれる患者もいます。ですから外来治療室や検査室は、『他の誰でもない、この私が私の人生を生きていかなければならない』という覚悟と希望と不安の充満した重たい部屋なのです。(P125)」

ちょっと、どうです?これ。

そうだったわー。
入院中は顔見知りになった看護師さんたちが親切にあれこれと世話してくれてたけど、退院したら、ベッドは電動じゃなくてリクライニングにならないし、病気のことを知らない宅配便の人が来ることもあるし、近所に買い物に出れば、自転車に乗った高校生が手加減なくすぐ横をすり抜けていくし、診察だって検査だって、入院してた時のぬくぬく感なんてなくて、うらさみしい感じになるのよねー

というようなことは本筋とは若干それてますけど。


柔らかいものしか噛めません

2013-02-10 16:04:11 | 患者活動
と言っても別に歯が悪いわけではないです。

頭の話なんだよ…

前々回のピアサポーター講師がおススメと話してた佐藤泰子さんの本を読んでみようと思い、図書館で借りてみたまでは良かったんだが、まだ1ページしか読んでません。小さめの文字がずらっと並んでて、内容もなかなか固い。

最近読むものといったら、写真やイラストが入ってたり、どこから開いてみても楽しく読める、いや、眺められるものがほとんどだったため、いつの間にやらこういう固いものには歯がたたなくなってました。

しかし、もくじを見ると理解したいと思うような話が並んでるし、代読依頼をしようかなとかズルいことを考えてみたり…

ドリアン助川さんの本のえーっとなんて言ったっけ、『朗読ダイエット』!
声に出して読んだら痩せるってこと?
そしたら、少しは内容も頭に入るのだろうか。

とにかく相変わらず、ピアサポーター勉強のことを考え続けてます、ということです。

思いを聴く

2013-02-05 19:23:45 | 患者活動
ピアサポーター話。

前回受講の折のメモに
「思いを聴く」
と書いてました。

ピアサポーターの講義の目的は、これなんだと思う。

‘聴く’という受け身なことをするための訓練…

06年の3月、マリア病院で、傾聴とかスピリチュアルケアについての講演を聞いた事はずっと印象に残っていた。村田久行先生のお話でした。たしか、末期の患者さんに対してたとえ治療が出来なくなっても、まだ出来ることがある、それは話を聴くことだ、患者さんは話したがっている、というような内容だったと思う。

実際、私もそうだったと思う。人とお喋りすることで自分の気持ちが穏やかに晴れていくのを何度も体験した。

くもった窓ガラスを磨いたり、もつれた毛糸を根気強くほどいていったりするような感じ。

「ピアサポーター」なんて言葉は知らなくても、同じ病気じゃなくても、周囲の人たちはまさしく私にとっては良き伴走者=ピアサポーターでした。腫れ物にさわるようにではなく、けっこう皆さん突っ込んだ質問をしてくれたりして、ウジウジと抗がん剤やってた私は、おしゃべりでエネルギー補給してたのかもね。気持ちよくお喋りさせてもらってたんだわ。

ピアサポーター講習会

2013-02-03 14:45:26 | 患者活動
先週金曜日に神戸であった「ピアサポーター養成講座」に行きました。全6回のうちの4回目でした。私は一回休んだけどね。朝10時から夕方4時まで、盛り沢山な内容で、その後全然疲れが抜けません… 一緒に行ってるJiroさんのほうが元気かもしれない。

今日は加古川河川敷へ郡市区対抗駅伝を見に行くつもりだったけど、とてもそんな元気はなく、それどころか、テレビでやってた丸亀ハーフも別大マラソンも上の空で、ひたすらダラダラです。

金曜日、午前中の講師であったがん専門看護師さんの話を聞くうち、いろいろと思うことがありました。思い出したこともたくさんありました。それはつらい事ではなく、むしろうれしいことって言えるかもしれません。

私は常に前向きで明るく病気に向き合ってきたわけじゃなく、治療から逃げたいと思って、実際そのことを看護師さんに相談し、主治医に訴えて、抗がん剤の回数を減らしてもらったくらいだったし、今思うと、ものすごく些細なことまで専門看護師さんのもとへ行って聞いてもらってたんだった。

通っていた病院にがん専門看護師さんがいて、さくらんぼクラブが始まって、病友がたくさんでき、家族の協力を得て、伴走者がたくさんいる状態だったわけで、それはとても在り難いことだったとあらためて思った。

この講習会の最初の頃は、「ピアサポーター、っったって、結局医師や看護師の孫請け的なことを無償で行うわけでしょ」と若干胡散臭い見方をしてたのですが、今は「借り(受けたもの)は返そう」と思いはじめてる、かな。

受講生が20人弱ほどですが、いろんな人がいて、お話しするのも楽しい。
皆、以前の自分のような人に寄り添いたいと思ってるみたい。

ただ、座り心地の良くない椅子で、底冷えする部屋で6時間っていうのはなかなかしんどいです。しかも内容的にも刺激たっぷりで、頭も体もカスカスになります