LINEN GYOZA 近況日記

十年たちました…

月曜日は点滴に出かけ~♪

2006-06-29 12:16:46 | 2006肺転移 抗がん剤の頃
 だいたい毎度同じような経過をたどるので、私の体調をちょっとまとめてみました。
 月曜日に点滴をすることが続いてます。
当日はやや疲れたかんじがある。でも食欲はあるし、口は元気。

 火曜日と水曜日は、かなり元気です。せいぜい顔が火照るぐらい。朝から家事もはかどるし、友だちに会ったり買い物に行ったりしたくなる。

 木曜日、ちなみに今日もそうだけど、なんとなぁく倦怠感に被われる。で、だらだら過ごす。グワグワが出てくるのもだいたい木曜日。金曜も似たようなもの。

 土曜日になると「このままでは次の点滴の日になってしまう」という焦りがバネになり、家事や遊びの予定をそわそわ組み始める。

 そして日曜日。意地でも元気に過ごす。買い物に車で出かけたりするのが多いかな。夜は、少し頑張ってご飯を作る。ついでに月曜の晩ご飯の段取りを考える。

   チュリャチュリャチュリャリャ~♪ これが私の1週間 トホホ

 
 

がんばれ私の左うで

2006-06-26 18:36:12 | 2006肺転移 抗がん剤の頃
 6月26日  外来で点滴。
通算11回目ともなると血管不足で注射針を入れに来た主治医が先週に引き続き「血管はあるかな」とつぶやいていた。今日は手首、親指の下のほうに針をいれたものの、浅いらしく、薬の落ち方が悪い。看護師さんが頻繁に調節してくれるものの、なかなか順調にいかず、「先生に入れなおしてもらいましょう」ということに。

 しかし先生は入れなおさずに微調整で乗り切るつもりらしい。点滴を吊るしてる棒をすごく高くして、さらに「親指を中に曲げてみて。大丈夫?」「はい(奈津)」と答えたものの10分くらいそのままにしてると親指が痙攣してきた。

 で、看護師さんにテープで固定してもらうことにした。ちなみに外来の看護師さんはナーシングルームの人と同一で、すご~く細やかに見てくれるので安心して思わずてなことも…

 ぐずぐずしてるうちに時間ばかり過ぎ、終了予定の12時過ぎは大幅にずれ込みそうになった。わたしも寝てはいられない。じっと横たわったまま左手を少しずつ動かして薬がよく落ちる姿勢を探す。すると、あるにはあったんですね。手首を不自然に曲げて、同時に左うでに力を入れて、さらにベッドのふちから下に腕を下ろし気味にする。その動きの合わさったときだけ、薬は劇的に(なんてオーバーな…)落ちたのでした。

 こうなると、私も点滴に参加したことにならない

 不自然な動きをとっていると、いろんなイメージが頭にうかんだ。
バレリーナって、こんなことするんじゃないかな、とか、
屋久杉の根っこってこんなふうにねじれてそう、とか…

 終わった後、1時間ぐらい指がむくんで、ができなかった。今日は疲れました。でも全然平気

雨の日曜日

2006-06-25 18:04:39 | Weblog
 明日は月曜日、点滴の日です。
先週みたいに、点滴後左手が使えない場合も想定して明日の献立を考える。が、体のキレが悪くてさっさと動かないのではかどらない。家事は面倒だなぁ、と思う。でも、吐き気に襲われた後、私は神様に「食べ物を作ります」って誓ったんだった。嫌でも作らねばなるまい。

 今日は夫婦で網戸の張替えをした。3階の友だちに教えてもらい、道具も借りた。単純な作業だが簡~単とは言えない。サッシの溝もきれいにしたし、気分は良いな。

 来週の日曜日は船場御坊さんの楽市ってのに行く予定です。行きたいと思いながらなかなか実現せず、今度こそぜひ、と思う。なんか、手作り雑貨や野菜を売ってるんだって。

 

 

図書館に行きました

2006-06-22 11:00:37 | 
 と、わざわざタイトルにすることないぐらいしょっちゅう出かけてるんだけどね。

 夏に京都へ行くことになりました。京都といえば雑貨  伝統工芸品からチープなものまで、いろいろ行きたいお店が目白押しです。あとは本屋、だね。流行のブックカフェなどもあるし。あ~楽しみだわぁ、という気分で借りてきたのが、

 ①京都おでかけ帖(甲斐みのり)
 ②京都ご案内手帖(平澤まりこ)
 ③本と女の子 おもいでの1960~70年代(近代ナリコ)
 ④乙女のロマンス手帖(堀江あき子)
 ⑤冠婚葬祭のひみつ(斉藤美奈子)

ちなみに予約待ちなのが①乙女の雑貨生活
               ②乙女の京都
               ③京都読書空間

 この背表紙を並べただけでもうっとりする感じだわと思って、早速手にとりパラパラしてみたんだけど、なんかね、イマイチしっくり来ないっていうか、もう以前どこかで見たことがあるようなのが多くて、がっかり。乙女というキーワードは不発に終わりそう。あと『帖』も多いな。結局いちばん熱中して読んでるのが⑤の新書。おでかけには関係ない本でした。

 『知ってしまえば、冠婚葬祭は怖くない。ある意味それは、抱腹絶倒の文化なのだ』(はじめに、より抜粋)だそうだ。

 
 今日はグワグワも来てないので、大雨の中、楽しく家で過ごします。ごはんも作ります。誰に向けての宣誓なのか

気分はアーティスト

2006-06-20 17:10:36 | Weblog
 昨夜、布団に入りす~っと眠りかけたその時、突如ひらめいた。かぶりもののアイデアが。これまでも帽子やターバンを作ってみてはいたが、それぞれ長所短所があり、猛暑に突入するまでに何か新たな工夫が必要だと思っていた。

 こんなとき写真を載せられたら一見にしかず、なんだけど字で説明すると…

 生地は古いTシャツ。それを開きにして、変形三角巾状にして、後ろ頭で結ぶ。縫わなくて良いんだよ。

 かもしれませんが着用感はなんですわ。夜中に3枚作ったけどそのうち1枚は裁断ミスでボツに。早速さっき着用して出かけました。ずれないし、悪くないと思う。

 そんなことして珍しく夜更かしが可能だったのは何故かと言うと、昨日は日帰り点滴で少し寝てたから。いままで結構緊張してジーっと薬剤が落ちるのを見張りながら起きてることが多かったのに、外来で点滴をするようになってまだ二度目だったけどすごくリラックスできる。本もよく読めるし、うたたねもちょっと難を言えば、針を抜いたところが痛くて、手首だったから晩御飯のときお箸が持てなかった。ま、それも夜中には鋏が握れるほどに回復したので全然

 明後日からゆかた祭だけどお天気はどうなんでしょう。娘たちは楽しみにしてるけど…

 

とじこもりがち

2006-06-16 18:06:45 | Weblog
 前より出かけなくなっている。せっかく晴れたのに。

 理由はグワグワ少々と、足腰のだるさ、そしてこの蒸し暑さのせいかも…

 髪はどんどん抜けて、薄くなりました。この前、夫の頭を見て思わず「けっこうあるね」と言ったほど。自毛が薄くなるとカツラの付け心地が悪くなり、それならスカーフと帽子にしようかと思ったら、これまた蒸すんだよね。帰宅後頭のものを取ると湯気が立ち上る感じ。今年の夏はタイヘンかもね

 ところで、私は毎晩バスローブを愛用する者ですが、前のが傷んでしまい新しいのを探していました。タオル地は乾きが遅いので、ここはひとつ、流行の麻のを使ってみようかと思い、あちこち見たけど、高いのが多くて、で、無印良品のに手を出そうかなと考えましたが、デザインがいまいち気に入らなくて躊躇してた。

 それが、この前、無印のネットショップを見たら違うデザインの麻のバスローブがあるじゃありませんかしかも値段も安い

 なんと無印って、カタログに載ってない商品があるんだって。ネット限定とか大型店限定とか…   全国どこのMUJIも一緒って思ってたのでビックリした。

 で、麻のバスローブの着心地はと言うと、う~ん、やっぱりちょっと薄いかな。今後洗濯を繰り返すうち生地が柔らかくなればまた違うのかもしれません。

 手ぬぐいをパッチワーク風につないだバスローブって、どうでしょうか。ちょっと着てみたいかも

今日も良い日であった

2006-06-14 20:18:47 | Weblog
 副作用なく、気持ち良く過ごした。

 美術館へ誘われ、『華やぐ日本画名品選』を見に行く。
酒井抱一、上村松園から村上華岳、橋本関雪へ……とサブタイトルが付いてて、なんか地味なのかなあと思っていたら、すごくおもしろかった。見せ方も凝ってたし、ポスターの地味さがもったいないって思った。

 声をかけて貰わなかったら行かなかったと思う。ありがとう

 
 風が強くなってきた。明日はらしいけど、家事ができますように…

蒸しますこと

2006-06-13 23:31:00 | Weblog
 点滴の翌日。

 顔が火照るぐらいでたいした副作用もなく過ごせました。風邪がだいぶ抜けてきたし、良い天気だったし、体も軽く、家事がはかどった。明日のおかずも一品作ったわ。

 確かに体は軽く感じたんだけど、実は…太ってきたんです…

 ああ~ショック

 病気なんだから痩せるのが普通だと思うけど、飲み薬や注射で生理も止めちゃってるし、ホルモンの関係で太りやすいんだってさ。

 これを読んで私に会った時、しげしげあごの線とか見ないでね。

外来で点滴を受けました!

2006-06-12 17:48:35 | 2006肺転移 抗がん剤の頃
 同じ点滴を受けるんだけど、入院と外来って全然違う。

 いつもは病室のベッドで点滴の針を入れる医師がいついらっしゃるかと待つのに対し、今日は通常の外来診療をする主治医が合間に奥のベッドコーナーへ来て、ササッと、ススッと入れて点滴開始。開始時刻が早いから終わるのも早い。

 ちょっと大変だったのは、点滴中にトイレに行くとき。

 今までなら病室の前に大きいトイレコーナーがででーんとあり、あの点滴を吊るしたキャスター付きスタンドをがらがら押しながらでもすぐ到着できた。それが今日は外来で、あちこちの科で診察を受けるのを待ってる人たちが座ってる横を、「トイレ、トイレ」と頭で唱えながら通り抜ける。ちょっとだけ恥ずかしかった。

 で、入ったトイレ、微かにラベンダーの香りがして、嬉しく思いました。
 前の辛かった点滴の副作用が出てたとき、少しマシになって入浴できるようになると、ラベンダーの入浴剤を湯に溶かし、香りを目一杯吸い込んで味わって、そうすることが元の世界へ戻るきっかけ(オーバーですか)になってたことを思い出したから。

 香りの力、ってすごいんだ、と実感。

 次回は19日の月曜日。この調子でスイスイ乗り切るよ

 前から気になってることが…  ←これ、皇太子殿下のお手振りに感じが似てない?手首が固定されてるから?

室内にあふれる不満

2006-06-09 10:37:27 | 生活
 風邪ひいてぐずぐずしてる間に部屋が荒れ果てている。

 もともとムラのあるほうで、散らかるときも片付くときもあるけど、最近は‘静養’しすぎたかも。

 窓際にカーペット敷いて、読んだり見たり電話したり時にはお盆で昼ご飯も持ち込んだりしてゴロゴロしてた。

 部屋の空気が澱んだように感じるのは何故?

 観察したところ、窓ガラスの存在が大きいのかもしれないと気付く。←あたりまえか?キラリーンと光らせたい。そして花を飾ろう。そうしよう!

 以前から時々思ってたんだけど、1時間草抜きを手伝う代わりに庭の花を2,3輪くれるお家ないかしら。花屋さんのお花とは少し違う趣が庭の花木にはある。

病院に行かない週です

2006-06-06 10:45:40 | 
 今週は点滴がないので心穏やかに過ごせます。風邪は、あとは咳だけとなり、散歩など再開して体力増進に努めるつもり。

 週末はカーペット(約1畳のボロ布です。日中は私の居場所)で読書をした。『ミーナの行進』とても良かった。中1と小6の女の子がミュンヘンオリンピックの男子バレーボールを応援するところがすっごいおもしろい。

 「…ミーナも私も、男子バレーボールチームと関わる時には、きちんと背筋をのばして正座をしないではいられないのだった。」
 「正座した私たちの足は、痛いのを通り越して感覚をなくし、冷たくなっていたが、それでもまだ足りなかった。彼らを助けるためには、もっともっと痛みが必要だった。」

 とまあ、こんな調子で日常が綴られるのです。スポーツ中継を見てるときって、こんな気持ちになるよな~、もうすぐ始まるW杯でも正座してしまう場面あるかもね。

 先週の土曜、グワグワ中に、ご近所さんが本を貸してくれた。これまた小川洋子の小説『凍りついた香り』と木村衣有子の『京都のこころA to Z』の二冊。特に京都本はお出かけ欲を刺激し、とかくぐうたらしがちな私にはタイムリーでした。でもこの本、なぁんか表紙がイマイチな気がする。装丁はセキユリヲなんだけどな…もっとオシャレな本にできたハズ

 ところでヤマピーの筋肉に違和感を覚えるのは私だけでしょうか?IWGPで白鳥の羽に包まれて死んでいた美少年だったのに。あ、NEWSの山下君です。今朝のテレビで見たモンでついつい…

 

6月1日 体調良し

2006-06-01 10:45:52 | テレビ・映画など
 最近良い天気が続いている。風邪もだいぶ良くなってきた。が、お出かけは控えて、雑菌をもらってこないようにしている。

 だ~か~ら~、すごく退屈でもあるんだよね。喋ると咳が出易いし、静かにテレビ見たり、一点集中片付けをやったり(ちなみに昨日の一点集中は、スーパーのレジ袋や紙袋の整理)…

 昨日はハイジ見て泣いたよ。物語は佳境に入り、クララとロッテンマイヤーさんは山へ来ている。山小屋からさらに山の高いところまで前日にはペーターがクララをおんぶして登ってたいへんだったから、昨日のお話では、ペーターが早起きしていす式の背負子を作るの。作るんだよ!ロッテンマイヤーさんから「今日はご静養なさってください」と言われ、うなづくクララ。クララは自分のせいでペーターに苦労をかけてしまったことを申し訳なく思っていたので、心ならずも承諾したのだ。それが、その背負子を見て、ペーターから誘ってもらい、おじいさんの勧めもあり、山へ行くことにした時のクララの感極まった表情といったらなかったよ。

 小さいときから常に周りの人に世話をしてもらうばっかりだったはずなのに、クララってばどこであんな細やかな気持ちを育んでたのかしらね。

 昨日は残り5分くらいでもう一つエピソードがあった。クララはハイジと一緒にペーターのおばあさんちへ行き聖書(だと思う)を朗読してあげるの。すると、おばあさんはたいそう喜んで「天使の声」とかなんとか感想をもらす。それを聞き、うつむくクララ。クララは自分が誰かに何かをして喜ばれるという思いを初めて経験し、それが嬉しいと言っておばあさんの手をとり涙ながらに「ありがとう」と伝えたのでした。


 そういえば、今読んでる『ミーナの行進』に出てくるミーナも体が弱い子で、読書家ってとこがクララと似てる。二人とも「心はいつも世界の果てを旅していた」んだね。本を読むと世界が広がりますよ~、っていうのはこういうことなんだね。私もその線で行こうっと