LINEN GYOZA 近況日記

十年たちました…

さくらんぼ友だちのNさん

2010-09-30 13:08:22 | 患者活動
さくらんぼクラブのレギュラーだったNさんが先月亡くなられていました。

3月のさくらんぼを最後に欠席が続いていて、職員の方から他院へ転院なさったと聞き、案じていました。何人かでハガキにメッセージを書き込んだものの、宛て先記入部分にも書いてしまってたことから出しそびれてました。留守宅のご家族には封書よりハガキの方が確認できて良かろうとかそんなこと思ってるうちにさっさと送ればよかったのに、1ヶ月ほどそのままにしていて、一昨日あらためて書き直したハガキをようやく投函したのです。

昨日の夕方、Nさんの娘さんから電話があったとき、ぐずぐずしていたばっかりにNさんにハガキを届けることができなかったことを後悔しました。


「さくらんぼのことは母からはあまり聞いたことがなかったんですけど、そこで撮って貰った写真をとても気に入っていて、私にも珍しく『これ見て見てー』と見せてくれました。最初母だとは気付かなくって…今も飾ってあるので私も毎日見てます。」

写真!

去年のクリスマスの日のさくらんぼで、私が持参したカツラをNさんと、Nさんよりさらに年上(80代)のSさんが被ったところを撮った、あの写真のことだとわかりました。

お二人とも、特にNさんはとても喜んで、「この写真ちょうだいね」と言われたので、翌月お渡ししました。その時もやはり大喜びしてくれました。
だって、茶髪のカツラを被った姿は信じられないくらい若くて、二人とも笑顔が弾けていたのです。

「次の治療に備えて一日2万歩歩いてる」とおっしゃって皆に刺激をくれましたね。
俳句や絵手紙などの手作業は嫌いだったけど、ほぼ皆勤賞で、たくさんお話をしました。

そうそう、竹澤くんの切抜きを持ってきてくれたこともありました。

去年12月のさくらんぼの日の日記を見返したら、
「『痛くてつらい日もあるけど、さくらんぼで皆と会って喋りたいと思ってがんばって来る』と仰っていた方がいらっしゃいました」
と書いています。こう言ったのはNさんだった・・・







今日の予定「家事」

2010-09-29 07:59:13 | 生活
昨日午後出かけたら陽射しがきつくて、サングラスを忘れて出たもんだから、帰宅後頭が痛くなってしまいました。

さっさと薬を飲めばよかったんだけど、最初はうっすらとした痛さだったからすぐ治るかと様子見してたのが悪かった。結局夜までダラダラして、そうすると、家事効率が著しく低下。

今、我が家はとても荒れています・・・しかも昨日だけの怠けでそうなったんじゃなく、ここ数日バタバタしていたツケが積み重なってるんです。

天気予報見たら今日は午後からはくもるらしいけど朝は快晴

というわけで、私はこれからテキパキと片づけをします。しなければ

洗濯ができるまでの時間を利用しての決意表明でした~

ぼんやりとした患者でいます!

2010-09-26 08:14:40 | 
『ゲゲゲの女房』が終わってしまった。
さみしくなります。

で、ドラマの中で布美枝さんは水木センセイに「ぼんやりしとるなぁ」みたいに言われてたけど、ぼんやりって悪くないなぁと思いました。


日経新聞、日曜日に【ほどほど健康術】というコラムを連載中の岡田正彦さんの本『がん検診の大罪』を読みました。
(・・・本当は、内容が難しかったので、ある人に読んでもらって、解説してもらったので、自分では通しては読んでないの…

ここでは詳しい内容は省くけど、
検査や治療にかけるエネルギーを大胆に減らしても、何ら問題は生じない』ということを統計データの詳細な分析によって明らかにしていく内容は目からうろこです。
『‘早期発見・早期治療’は大間違い』といわれても唐突過ぎて咀嚼がまだできてない。

「肥満」「運動」「睡眠」「食事バランス」「コレステロール」「塩分」「野菜・果物」「タバコ」「大気汚染」
こういったものに「ちょっと注意を払うだけで寿命は格段にのびる」「予防は可能」
と言っている。


私は常々自分の病気のことに関して不勉強であるのを恥ずかしく思っていましたが、なんとなく、そんな‘ぼんやり’も「有り」かな、と初めて思いました。

岡田先生は定期健康診断以外の人間ドックやがん検診は受けないことにしてるそうです。
そうすると、検査を受けるたびに感じていたストレスがまったくなくなり気持ちが軽くなったそうです。ついでに自家用車の運転も止めて、こちらも交通事故に巻き込まれたときのことを考えるストレスから解放されたそうです。どちらもうなずける話だ。

もちろんすでに病気になってる私はある程度の検査は必要かと思うけど、本当に寿命を延ばすのは検査や治療じゃなく、日々の生活に気を配って楽しく過ごすことなんだろうな。

花に遊んでもらった

2010-09-25 10:31:28 | 
夕方、Soelへ行きました。
空気がひんやりとして、ようやく季節が進んだと思うと、何か花を見たくなりまして。

だいたい基本私は2本選ぶのが好きです。
それも、調和してるのかどうかわからない組み合わせで。

Soelご夫婦&看板息子と話したりしながら選んだのは、白いムラサキシキブ、じゃなくてシロシキブとピンクのケイトウ。←調和してます

帰宅後いれものを選んで、枝をあっち向けたりこっち向けたり、葉っぱを取り除いたり、まぁ、そんなことしながら花に遊んでもらってるんですよ。

昨日の発見。
ケイトウはシメジと似てる。
ケイトウの首のところ、太いのに透けてる。

凝縮の2時間

2010-09-25 10:16:57 | 患者活動
昨日は第4金曜、さくらんぼクラブの日でした。
新しい方2名を含む8名で2時間たっぷり喋ったわ。

できるだけここに残したいと思うけど、あれこれいろんな話が出るので不可能だな。

最後にクールダウン的に‘俳句作り’と‘さくらんぼすごろく’をやるまでは
ずーっと途切れることなく話しました。

高額な治療費のこと、
新しい治療を受けられる病院探しのこと、
日々の暮しの中で行うマッサージや入浴のこと、
術後変化した体調のこと、
病気の家族を支える立場、
全体で話したり、同じ立場の人同士で話したり、隣り合った人と話したり…

私は前夜さくらんぼ用の袋を詰めました。
中身は、使っていたカツラ、脱毛時室内で使っていたお手製のキャップ、ロフトで見つけたBUFFっていう筒状の布、辰巳芳子と有元葉子のスープの本、など。
私だけじゃなく、いろんな症状を経験した人たちは皆、いろんな工夫をしてやり過ごしたと思う。さくらんぼはそういうことを交換する場でもあると思う。





~~~リックラック~~~

2010-09-22 16:34:44 | Weblog
「平気で生きる」とはリックラックみたいなものなのか?

と、先日の日記に書いたんだけど、これだけじゃ何のことだかさっぱりわからないよね。

リックラック’って、手芸材料で、~~~こんな感じの波みたいな山道みたいなテープのことです。

2年前の今頃、自転車を替えました。
以前の自転車が乗り心地が悪く、新しいのを機能重視で買ったもののなかなか未練断ち切れず、名前でもあれば愛着も湧くかと思ったのです。そこで、はちみつころぴさんに名前を考えてほしいと頼みました。その時考えてくれたのが‘リックラック’。

リックラックは、なんか山あり谷ありのところを
「リックラック、リックラック」と楽しげに歌いながら行く
ほがらかな感じもかわいいかなとおもった次第です。(byはちみつころぴ)


名前の力は絶大で、なだらかに見える勾配を進む時も私は心の中で
「リックラック、リックラック」
とつぶやいてペダルに力をこめます。
本当に良い名をつけてもらいました。


さて、先日の正岡子規の「平気で生きる」という言葉を聞いたとき、それってリックラックと近いんじゃないかなと思った。

体にサスペンション効かせながら山でも谷でも平気な顔で進んで行く感じ。

モーグル・・・?

平々凡々、平穏、のほほん、そんなんじゃなくて、いろいろ吸収しながら…生きる?進む?何て言うんだろうね?


というわけで、うっすら錆が浮かんだ頃になって自転車の名前自慢してしまいました~





すでに夜は毛布使用

2010-09-20 07:04:57 | 生活
ようやく平年並み?
しかしまだまだ夏の疲れが残る今日この頃ですね。

夜は冷えるわ。数日前から毛布を出してます。
家族からは「この時期に毛布を使うとこの先どうするんだ?」とも言われてるけどね…
麻のシーツの上に毛布を重ねて、肩口のところを折り返して「ホテルっぽい~」と気に入っております。
季節の変わり目って、ふとんのことを毎晩悩む。




昨日駐車場の隅に生えてた草、イケると思い持ち帰りましたが、思った以上に趣き深い姿です。

読書週間は続行中だけど、岡田正彦さんの本を欲張って3冊も借りていて、全然ユルくない内容に苦戦中


平気で生きる

2010-09-18 11:56:20 | テレビ・映画など
昨夜、家族は皆遅く、私はちょっと頭が痛くて、ダラダラとテレビを見ていました。
教育テレビ、好きです。

20:00 『きらっといきる』 化学物質過敏症・洋服も手紙も天日干しで

 住む家も、着るものも、受け取る手紙も、すべて化学物質が揮発しないようにしたものでないとダメなんだって。ちょっと小耳に挟んだことはあったけど、たいへんそうだ。

20:30 『きょうの健康』 Q&Aがん治療どう対処?

 今週はがん特集だったので時々見た。この番組、以前はひょろひょろしゃべる女アナウンサーが嫌いだったんだが、見たことある男アナウンサーに代わってて、喜ぶ。しかし、内容は眠くなって殆ど聞いてないかも…


21:55 『トラッド』 桂離宮

 英語で解説。私は字幕を追う…桂離宮は月見のための建物で、月の満ち欠けは‘再生’の象徴と捉えられていた、とか。番組の最後にキーワード単語の発音練習があり、一応一緒に声を出した。

22:00 『美の壺』 輝く宝石箱 函館の夜景

 函館には行ったことがないです。坂道がたくさんある。一階が和風、二階が洋風の建築物がある。夜景の美しさの秘密。

22:25 『愛の劇場』 歌舞伎‘東海道四谷怪談’

 お岩といえもんの話。いえもんはひどい男だ。夏木マリいいね。

22:50 『視点・論点』 平気で生きる

 長谷川櫂という人が正岡子規の命日(19日)を前に、子規の悟り‘平気で生きる’について語った。実はこの頃は家族も帰宅し、眠気もあって、しっかり聞いてなかったんだが、なんか、ギュギューンとひっかかった。これはちゃんと確かめたい。
「平気で生きる」とはリックラックみたいなものなのか?なんだか、惹かれる話のようだ。今朝になってもひっかかってる。

リメイクという言葉に弱いです

2010-09-15 21:17:15 | 
次に読んだのはこれ、『Re Girl』(大森 佑子;オオモリヨウコ著)

すこしのリメイクで「かわいい」をつくる’ という副題つき。

いつもながらのレースやリボン多用のロマンチックな感じなんだけど、こういうの、大好きです。手芸とかお裁縫とかいうより、どっちかっていうと工作に近い気分で、衣生活を見直そうという気分になる。

さっそく感化されて部屋中に衣類・布モノをぶちまける。

気に入らないTシャツ… 小さく切って油汚れを拭う用にしようかと考えていたものに手を加えてみた。
本に載ってるそのままを流用するのは難しいけど、頭を柔らかくする刺激をもらう。
リメイクはすぐ出来上がるからいい。
部屋は荒れるけどね…





『Bと Iと Rと D』酒井駒子

2010-09-14 14:53:38 | 
酒井駒子さんの絵が表紙になっていると「あっ」と思って手に取る。
黒とパステルカラーの甘苦い世界が圧倒的なボリュームで広がる。

そんな酒井駒子の小さくてとってもきれいなです。

登場する幼稚園児の□(しかく)ちゃんの日常は、大人となった今は「愛らしいこと」で片付くけど、□ちゃんの立場になってみると、この世は恐ろしかったり、不思議だったり、理不尽だったりするんだろうなぁ。
その歪みは『原稿零枚日記』にも通じる。

それと、装丁がステキ。
パステル画がダンボールのようなクラフト紙の上に紙テープで留められていたり、
わざと荒い線が雪や水紋を描く。

スイレンの花が咲く池の前に立つ□ちゃん。
私の行っていた幼稚園にもその池あったよ。

いつか原画展とか行ってみたい。


ちょっと記録
昼間の蒸気機関車、図書館、お友達、12月、幼稚園、指しゃぶり、カミナリ、スイレン、□ちゃんと親しいもの

『原稿零枚日記』堪能

2010-09-14 09:26:30 | 
小川洋子さんの一番新しい小説です

前作の『猫を抱いて象と泳ぐ』、前々作の『ミーナの行進』も印象的だったけど、これもいいわ。

なんか、ベルギーのシュールレアリスムのマグリットとか、デルヴォーの絵みたいな。
そこになぜか高野文子の登場人物のようなのも感じられて。
目に見えなくても存在するもの(こと)を、目の前にあるもののように克明に書いてる。
ジュンパ・ラヒリとはまた違うけど、「あぁ~人間ってやつは・・・」と唸ったね。




この画像は桜さんからいただきました。紫陽花です。

ちょっと記録
苔料理、わこさん・ネネさん、小学校の運動会、名前を思い出せない有名な作家、母と百貨店で靴を見る、生活改善課のRさん、あらすじ、夜と霧、路線バス・健康スパ、盆栽フェスティバル、パーティー荒らし、子泣き相撲・金閣寺・母乳・『わかば』、現代アート見学ツアー、母、図鑑を書き写す

図書館大漁~

2010-09-12 22:04:45 | 
予約していた本が4冊届いていて、それを受け取りに行ったついでに、書架をウロウロしてさらに5冊、限度を超えた分は夫の貸出しカードを利用して持ち帰る。

こういうとき、南の島のビーチで足を投げ出して座る椅子の上で飲み物片手に読書するとか、薄暗い、ヒンヤリとした和室の畳の上に寝そべって読書するとか、なんか、家事放棄系の読書環境を夢見てしまいますねー

仕事をしていないので、自由な時間はたくさんあるのに、いや、だからこそなのか、作ろうとしないと時間って出来なくて、もったいないことをしています。

で、ついつい熱中するのがご飯時だったり、片付けの合間だったり、
そうして家事も読書も中途半端になっていくのだ。

今週は、どうせ、まだまだスーパー残暑続くんだろうから、読書しようっと。

ということで、今週は読書日記にします。

清らかトリオ(ぼんやり写真)

2010-09-11 10:47:49 | 


沢キキョウ

螺旋階段のような葉っぱが面白いので、買ってきたままの丈で挿してる。
バランス無視。美は乱調にあり、ですよ。
本当はもっと濃くてくっきりとした紫です。




シンフォリカルポス

ポップコーンのような丸くて白い花…花? 実?!
インク壜に入れた。




ニトベカズラ

細い蔓がくるくると伸びていて、しかもこの花色
ぽろぽろと散る様も美しい。
長田区のサイダーの壜に入れた。
ちなみに写ってないけど沢キキョウは日本酒が入っていた倉敷ガラスのいれものに入れた。

日本酒、インク、サイダーと働き者の壜でまとめてみた。
花も働いている。喋ってる。聞かないと、だね。

心清らかに…

2010-09-08 10:38:12 | 
なかなかいつも温和な状態を保つのは難しくて困ってしまいます。

家でダラダラしても気は晴れず、夕方になっても暑くてジメっとしてたけど、
自転車で出かけたら楽しいことがいっぱいあって、
帰宅後、お城の前のおうどんやさんで入手した、兵庫鉱泉所のシャンペンサイダー(神戸市長田区で作られている)を飲み、ソエルの花を空き瓶に入れてみた。



近いうちに行ってみたい洋食屋さんもチェックしたし、
むらさきとピンクと白のお花と語るうちに、
心清らかにいかないとね、と少し思ったのでした。

今回はお花の写真は無し。でも、たいへん可愛らしいです
見たいでしょ?
もう少し心清らかになったら撮るわ。ワーハッハッハ(オー!マイキー風に笑ってみた)

オー!マイキー×東武鉄道 日光編 第1話