LINEN GYOZA 近況日記

十年たちました…

早朝のお客さん

2008-10-29 21:55:50 | 生活
今朝6時過ぎ、ベランダに面した窓ガラスにこの鳥が激突し、倒れてた。

死んでる、って思ったけど、とりあえずお弁当を作りはじめた。

いつもなら身支度や朝食に追われてるはずの娘たちも大騒ぎ。

どこかから出血してたみたいで床に血痕が・・・

それが、10分くらいして見に行くと立ち上がってるではありませんか
でも剥製みたいに微動だにしない。
今にもバタっと倒れそう・・・

ジーッとしてたから観察してみた。
くちばしの感じはムクドリみたいだ。おなかは白黒まだら模様。
全体には濃いグレー。
ハトよりは小さい。スズメより大きい。やはりムクドリくらい。

さらに15分ぐらい経ったころ、その謎の鳥から遠い方の窓を開けると、
室内のインコたちがピーピー騒ぎ出し、そしたら急に謎鳥が動き出したの
まるで突然我に返ったみたいで可笑しかったわぁ。
まだ寝てた夫を起こしてその面白い様子を一緒に見ようと、
ちょっと離れた10秒ほどの間に跡形もなく消えてた・・・

朝の忙しいときに50分も滞在したくせにそそくさと飛び立つなんて
恩知らずなヤツだ。
ま、何にもしてないから「恩」を感じなくて当たり前なんだけど。

跡形、よく見たらありました。
真っ赤な血痕と真っ白なフン。

元気になってくれてよかった。


小さな悩み相談

2008-10-28 07:18:33 | Weblog
土曜の京都ではとてもよく歩きました。
帰宅してスニーカーを脱ぐと靴下の親指のところが両方とも穴開いてた
その靴下は、はき古したものではなかったし(たぶん1~2ヶ月くらい)、
○足1,000円ってのでもなかった。

でも、私、結構穴をすぐあけてしまうんだよな…

今秋からタイツをはくときには中に靴下の先っちょ部分(穴あき以外の理由でボツにする靴下の先端部分を切ったもの)を重ねて穴あき防止するようにしてるんだけど、カジュアルな靴下でも今後は遠出する時など重ねばきしたほうが良いのかも。

ストッキングは薄いから何となく弱い感じがして、たとえ穴があいてもあきらめも付くけど、タイツやソックスってある程度は長持ちしてもらいたいわ。

『刺繍生活』という本を見て穴があいたところに渦巻ステッチを施すのもずいぶん実行した。あるとき歯医者さんで治療椅子に横たわると赤い毛糸で渦巻してるのを驚かれたことがあった。別に歯医者さんに笑われてもいいけど、なるべくそういう場面抜きで過ごしたい時もあるわけでして、じゃ、やっぱり重ねばきがいいのかなぁ。

ちなみに足の爪はふつうに切ってます。

京都へ行きました

2008-10-26 14:29:15 | おでかけ
昨日は友人と2人で京都へ行きました。
近代美術館の‘アーツ&クラフツ展’再訪。
やはり目玉2つ増えると見方がぐんと広がって面白い。
「これが欲しい~」と言い合う。

写真は岡崎の京都観世会館ですが、
西洋風?和洋折衷?な旧館の屋上にある朱塗りのアレはいったい何なんだろう???

建築フェチの友人の影響で私も思わずパチリ


今回は先日見舞った京都の友人とは会いませんでした。
次の点滴が28日に迫っているので、元気な時間は貴重なのです。
そうでしたそうでした。
必要ならいつでも出動するからね。

さくらんぼで俳句

2008-10-24 20:33:20 | 患者活動
ってタイトルにしたけど、今日のさくらんぼは会話とお茶(Jiroさんから落雁→楽がんの差し入れアリ)に忙しく、
結局皆俳句をつくることが出来ませんでした。
ま、いいんだけどね。それだけ盛り上がってたということなので。

いつものメンバーに加え、今日は20日に手術を終えたばかりの乳がん患者さんが
病室からドレーンのポシェットを提げて参加してくださいました。
その表情はまだまだ戸惑っていらっしゃるようでした。

今月手術して点滴を開始した京都の友人からのメールで
最近の私は自分の時のことを追体験してるような感じです。
友人は私よりもキチンと自分の病に向き合っていて、それに刺激を受け、
遅ればせながら、ホントに遅ればせながら、私も自分のがんについて
ここらで一度整理してみようと思い始めています。
さくらんぼに参加してくださった看護師さんがそれを手伝ってくれるとのことです。

今日はもう一つ耳寄りな情報をその看護師さんから聞きました。
乳がん患者を悩ませるリンパ浮腫を予防するのにスキンケアが有効らしいのです。
汗ばむ季節が過ぎたら、クリームを塗るの。
ボディケアなんてこれまで何にもしてないので、ガサガサの肌によい香りのクリームをすり込むところを想像するだけで今からウットリ…

いつものことながら、さくらんぼの日はものすごくたくさんのことを見聞きします。すごい刺激です。前々回の余興(さくらんぼ特製6×6すごろく)で私が歌を歌うことになっていたのを回避していたのを思い出したきみよちゃんに歌うよう言われ、迷った挙句智弁学園の校歌を歌いました。アハハ。


このカタログ見たい!!

2008-10-23 20:28:11 | 
前の日記に書いた『家庭の医学』(レベッカ・ブラウン著)を読みました。
帯によれば読めそうで読めなかった待望の「介護文学」だって。
末期のがんで弱って、やがて死んでいく母親と娘の日々を描いたものです。
死者の送り方など、日本とは違うなぁ、こういうのもいいなぁと思いました。
火葬の後、骨壷持参で母の好きだった場所にピクニックへ行き、皆で母の話をしたあと、遺灰を渓谷に撒き、最後に骨壷ごと遠くの谷に投げるのです。
小川洋子と川上弘美が推薦文を書いてます。
この前読んだ『生きるとは私の物語をつくること』で初めて知った‘ナラティブ ベイスド メディシン(物語を基盤とする医療)’がこれなのかどうかはよくわからない。

で、まぁ、そんなことよりも、この小説にはすごく興味引かれるところがあって、
それは点滴で禿げてしまった母親のために母娘仲良く通販カタログで帽子を選ぶ場面です。
その場面が感動的であることは『生きるとは私の物語をつくること』でも引用されてたので想像はしていました。
でもそのカタログって私の思ってるのとは全然違ってたみたいなのよ。ちょっと長いけど引用しますね。

帽子はすべてコットンかウールの自然素材で、染料などもすべて自然のものを使っていた。冬用の、毛の詰まった重たい生地のもあれば、夏用の軽い、風通しのいいのもある。カタログによれば、どの型も伝統的なデザインに着想を得ているという。ブルターニュ地方の農民女性のベレー帽。エリザベス朝の貴婦人の縁なし帽。オーストラリア奥地で使うフラップ付きの帽子、等々。禿げでなくとも帽子はかぶるという感じだ。(P53)

キャーこういうのってハゲ当時憧れたんだよ!!
いろんなものを頭に巻きつけたりかぶったりしたものさ。
映画『真珠の耳飾の少女』でスカーレット・ヨハンソンもたしか粗末な労働者帽子みたいなのをかぶってたわ。
ま、あの子はハゲてなかったけど。
いーなぁ~、アメリカの脱毛女性はもしかしたら私の知らないスタイルで過ごしているのか?
‘物語のあるかぶり物’はステキ

読書週間

2008-10-23 14:01:22 | 
予約本の到着ラッシュです。
備忘録…

 『見知らぬ場所』(ジュンパ・ラヒリ著)

一人の人間が何年も生きて、考えて、息をして、ものを食べて、悩んで感じて思うことが百万回もあって、少しだけ世界をふさいで、ある瞬間に、ふっと消えていなくなる。(P61)

なんと表してよいか言葉にし難い、「ああっ、人間てやつは…」な話の名手だね、この人は。
素晴しい!


 『生きるとは、自分の物語をつくること』(小川洋子・河合隼雄 著)

ふと私は想像します。名前も知らないどこか遠い町にある、ひっそりとした治療室で、傷つき途方に暮れた誰かが、迷い込んだ迷路の風景を語っている。たった一人うす暗がりに向かい、自分の言葉にどんな意味があるのかも分からないまま、ただ語り続ける。暗がりの奥に身を潜めた私は、それをひたすら書き取ってゆく。誰かの心を支えるために必要なその物語が、間違いなくこの世に存在していることを証明するため、一字一字丁寧に書き留めてゆく。それが、私の書く小説だ……と。(P131)

河合先生は「ナラティブ・ベイスト・メディシン」(物語を基盤とする医療)と呼ばれる考えを紹介されていたそうです。それも興味あるな。『家庭の医学』っていう小説があるんだって。これも借りてみよう。


最近、本を読んでも、テレビを見ても、なんとなく「いかに生きるべきか」みたいなことを考えている。まあね、理屈っぽいことは嫌いじゃないしね。病気のこともあるし、少しは‘死’について思ってもみるからね。もうちょっと読解力とか根気があればいいんだけど、自分の知ってる言葉に置き換えてなんとか分かろうとしています。「いかに生きるべきか」はちょっと固いな。でも、晩御飯のメニューとか今日何を着ようか、と同じように気になるキーワードではある。

「検査に行こうと思っているよ」

2008-10-20 16:15:05 | 検診奨励
九州の友人からメールが来て、今月中に検診を受ける、とありました。
とても、とても嬉しかった。

私の健康状態を自分のことのように心配してくれる友人たちの存在は
ホントにありがたい。いつも感謝してます。
私はそれに応えて元気でいたいと思うし、
さらに、私の病気を自分自身のこととして考えてもらうきっかけになれば
こんな嬉しいことはありません。

京都の友人が乳がんになり、病院で会った時、
「こんなことは身近な人に味わってほしくないね。」と話しました。

ありふれた病気だから、
絶対にがんにならないってのは難しいかもしれないけど、
早く見つかればそれだけ手術も軽かったり、お後もよろしいよう。

私もずっと元気でした。前兆なんて何もなかった。
殆どの乳がん患者さんがこうだと思います。

同類項の友

2008-10-20 10:20:59 | Weblog
体操の冨田ファンの友人宅へ遊びに行った。
ソファの脇には五輪関連雑誌やイケメンアスリート(赤面!)の本などが
積まれていて思わず私も見入る。

テーブルの下のカーペットが美しかったのですが、友人は冨田を写せ、と
レイアウトしてくれました。

メダリストは扱いが大きくて良いなあと羨ましく思いました。

おそろいのブーケ

2008-10-19 07:46:13 | 
昨日良いことがあったので我が家用にお花を組み合わせてもらいました。
で、それを2つ作って、ひとつをあやさんのところへ持って行きました。
あやさんはリハビリ中で、私はまるで保護者のように理学療法士さんたちに
あいさつしたりして‘参観’しました。あやさんの担当の療法士さんは
来年遠距離の彼女さんと結婚するんだってってなことを
冷やかしながらあやさんはマッサージを受けていました。
あやさんは、身体面ではリハビリを受ける側の立場ですが、
理学療法士さんたちの‘心のケア’(!)は立場逆転であやさんが
受け持ってるそうです。
面白いね。

「両手に花」を持っているのはあやさんのご主人です。

David

2008-10-17 09:36:41 | Weblog
若いときによく聴いた音楽はいつしか体の一部分になって、
生活の折々にひょいと顔をのぞかせることがあります。

たとえば矢野顕子の『David』という曲。
これは1986年だから今から22年も前に出たものなんですが、
年を経るにしたがってどんどんますます好きになってるのよねー

友だちのことを思うときの気持ちにピタッとくる。
うかつにも一度も見たことが無い人気ドラマ『やっぱり猫が好き』の主題歌でもあったそうです。

     ―――――――――――――――――

   David       矢野顕子

果てしなく広がる街から ひとりはなれて
読み返すあなたの手紙 漂よう思い出
David
私達はこんなに遠い 時間も場所も
ここへ置いていって 静かな微笑みを 遠い日々のうたを
どんなにかつらかった日々を あなたは見つめた
よく笑いよく泣くあなたの 話しを聞かせて
David
私達はこんなに近い 同じ思いで
ここで待っているよ 聴こえるでしょメロディ みんなで待ってるよ
大きな声でさけびたい あなたの名前を
わたしのともだち
David

かけっこ

2008-10-15 20:33:30 | 竹澤・陸上
早稲田のスポーツ応援サイトwaseda willwinに、
竹澤くんのインタビュー記事が出てるんだけど、
なんかねぇ、読むとスッキリするようないい答え方してるんだよ~

「今後、竹澤さんはどんな選手になりたいと感じていますか?」という質問に、

 速く走りたいですね(笑)。どこが足りないとかじゃなくて、もうなんか単純に速く走れるように。“かけっこ”なんで、難しい事とか、特別な事はなく。純粋に“かけっこ”で速く走りたいと思っているので、具体的にどんなって言われるとすごく難しいです。

って答えてるのです。

たぶんいろんなところに竹澤くんを応援する団体があって、
そういうところから‘頑張れ頑張れ’の大合唱が起こってるんだろうけど、
うまーく折り合いをつけてるなぁ、と安心しました。

コスモス

2008-10-14 18:02:53 | 
さっき、あやさんから貰った画像。
透明感にあふれたコスモスの美しいこと。

リハビリ頑張り中のあやさん、
入院中の友だち、
検査結果を待つ病友、
吉報を待つ私。

コスモスって線が細いけど、力強いって知ってる?

台風の翌日、強風や大雨に打たれたはずのコスモスが
しっかり立ってるのを見てビックリしたことがあった。

あやかりましょう・・・

まずは出雲駅伝終了

2008-10-13 18:11:21 | 竹澤・陸上
早稲田は11位とふるいませんでしたね
竹澤くんもあんまり調子よくなさげだったし…
テレビでは映ってなかったけど、太もものあたりを叩いてた、って?
大丈夫かなぁ~

ダニエルの快走や東洋大1区の柏原の評判どおりの様子など見てるときは
「ほほう~」って楽しめるけど、
竹澤くんが出てると感情移入しすぎで苦しいです。

しかし、今日のテレビ中継でも扱いの大きさにはビックリしました。
それがまた嬉しいというよりも不安を掻き立てるわけでして、
ファン活動もなかなかに大変なのです。

次は11月2日全日本大学駅伝ですよ…
はぁ~

カツラmemo

2008-10-10 07:42:26 | 治療・体調・医療
点滴が決定すると、副作用をチェックして、そこで脱毛するとわかるとカツラを考えることになる。
なにしろ1回目の点滴後2~3週間後には勢いよく脱毛が始まるので猶予はないのよ。

友人のところに、Jiroさんのフィットミーと私のラパンドアールを持っていきました。

Jiroさんは行きつけの美容院で相談し、購入したと言ってました。

私は娘が読んでいたファッション雑誌の広告を見てカタログ請求して決めました。

材質は雲泥の差でJiroさんのが良いです。被り心地も違います。
脱毛した敏感肌にチクチクするものは本当に困り物ですね。私は困りました。
が、値段は私のは激安です。


フィットミー
ラパンドアール
スヴェンソン
フォンテーヌ
メディフィット