きのう病院で、第一回目の【がん教室】が開催された。テーマは
『乳がんの治療最前線』
会議室に30人くらいいたかな?男の人もけっこういらしたわ。さくらんぼでなじみの人も多数。
これ、すごく良かったです。
ちょっと速度が速すぎるのが難でしたが、これまで知らなかったことがたくさんわかった。
華岡青洲から
アンジェリーナ・ジョリーまで登場したんだよ。
あのね、私って乳がんになってから今年で15年目、手術とか放射線とか抗がん剤、ホルモン療法、胸腔鏡手術、折々の検査など、それなりに経験してるっぽいけど、実はいろーんなことをわからないままここまで来てしまってるんですよ。それは一緒に受講したjiroさんも同様だったみたいで、「ハーセプチンって分子標的薬なんだねー 知らなかったわー」とか言ってた。これは私は知っていたのでとてもびっくりしました。「そんなことも知らなかったの~?」ってね。でもまぁ、人のことを笑えないくらい多くのことを知らなかったことが判明。
たとえば自分の乳がんはどのタイプなのか。
乳がんって大きく4つに分かれてるんだって。ホルモン受容体が陽性か陰性か、HER2タンパクの有無、この組み合わせで分ける。
私はホルモン受容体が陽性で、HER2タンパクは無しだから、ルミナールAっていうグループ?なんだ。
「私はルミナールAよ。奈さんは?」と聞かれて答えられなかったことがあったけど、今なら胸を張って「私もよ」と言えるんだ。
乳がんの診断でもわかったことがあった。
気になって受診すると、
触診→エコーやマンモ それでわからなければ→細胞診と進む。それでもわからない場合は組織診だって。組織診には、針生検と外科生検があるんだって。
部分麻酔で実際に乳房を切ってがんを取り出したのって、あれが外科生検かぁ。ちゃんと名前があったんだね~
そういえば、この教室に似たものがありましたよ。
「母親学級」です。
私は出産も同じ病院でお世話になったんだけど(現在は産科は無い)、産む前に、お産のこと、赤ちゃんのことを、妊婦さんが集まって助産師さんから学ぶ時間がありました。育児雑誌なんかまったく読まず、この「母親学級」だけを頼りにお産に臨んだんだった。
がんとわかってから手術までの期間に今回の【がん教室】みたいな一時間ぐらいで自分の病気がザザッとわかるような仕組みがあれば身についただろうな。あ、逆に予後の良し悪しとか生存率とか聞きたくないか…
本を読むよりわかりやすかった。
日本乳癌学会
(A・ジョリーで有名になった遺伝性乳癌に関する日本乳癌学会としてのステートメントが見れます)
会場の一角には下着やパッドなどが置いてありました。あさのは商店のものもいくつか