昨日と今日、よく降った。特に昨日は姫路飾磨間で山陽電車が一時止まるほどの落雷があったりして、なかなか迫力のある空でした。
雷鳴とか消防車にはすぐ反応して家の前から空を見る。この習性のおかげで虹なども見逃さない方です。
雷雨の間中、久しぶりにめまいに襲われてました。
先週東京の友人あーるさんがめまいで苦しんでいる話を聞いたばかりだったのに、やれやれ今度は我が身に起こってしまったか…
軸のずれた走馬灯の中にいるようなめまい、と表したら、次女が「そんな経験ないのにな…」と言った。たしかに私も含めて人は自分が経験したこともないような例えで状況説明しようとすることがある。地獄のような、とか、天国のような、とか、天にも昇る気持ち、とか、ヲイヲイいつ経験したんだよ、というような、あれ。でも、その表現で、聞く側は理解できるんだから不思議。
下を向くと気持ち悪かったから、夫が作ってくれたパスタを腹ばいで、お皿の中を見ないようにして食べました。買い物にも行けてなかったのでペペロンチーノ。もちろんとーってもおいしかったよ。
頭の中で考えていたことのひとつ。
前回の日記に書いた、佐藤可士和と小山薫堂の番組で佐藤氏が言ってた言葉。
答はあなたの中にすでにある、的なことをクライアントとの対話の中で言うそうだ。
結論(?)は自然と出てくる?
出てくる…
【私は、自分の中からひとりで出てこようとしたところのものを生きてみようと欲したにすぎない。なぜそれがそんなに困難だったのか。】
ヘッセの『デミアン』の序詞です。
可士和とデミアン、意外なむすびつきだ。というのはちょっとこじつけですね。佐藤さんのやり方はむしろカウンセリングなどにある手法なんじゃないかな。
08年5月にもこんなこと考えていたわ。
中3か高1で出会った『デミアン』は当時も今も難解で、いつまでたってもくっきりしないんです。ふだんは忘れてるんだけど、折に触れ、思い出して、また首をかしげているのです。そろそろ少し大きめの活字のデミアン出てくれないかなぁ。『車輪の下』なんてとっくにそうなってるよ。
追記:調べてみました。出てるみたい… 新しい『デミアン』もう6年も前に…