Living with a season! ~季節のある暮らし Vol.1~

福岡県で、料理&テーブルコーディネートの教室「Coordinare」を主宰するLEAFが綴る、暮らしを楽しむコツ。

建物探訪 ~京都編~

2007-03-07 16:49:57 | 旅行 建物
京都の街並みは、「直線」と「曲線」の美が集まった街だと思いました。
街自体も、碁盤の目になっているし、祇園、先斗町などのお店の建物は、みんな直線の格子がしてある。
東京は、モダン建築と、極端に雑多なビルと、古い建物が入り混じった感じだけれども、京都は神社仏閣以外でも、古い伝統ある建物が圧倒的に多い気が。
だから、自然と街全体が「キレイ」で「あったかい」感じがする。
(京都の方の、「京弁」も、あったかさを強調している要因の一つだと思う)
現代の日常生活に、古いモノが自然と馴染んでいるのって、ある意味、すごいことだと思います。
今は、古いモノが、どんどん排除されていく傾向にあるから、共存できるのって、素晴らしいし、見習うべきところ。
街中にも、いたるところに、神社仏閣が見られ、「神様」も、すごく自然に、日常生活の溶け込んでいる感じがする。
川べりによく見られる、柳のしだれる枝が、なんとも美しく、情緒的。
いい具合に、都会さと、日本古来の温かさがミックスしていて、なんだかとても気持ちがいい感じ。

忘れつつある、「日本人の心」「日本人の美意識」を、思い出した気がして、とっても新鮮でした

西洋の建築は、石を積み重ねるだけのモノだったのに対して、日本の建築は、昔から広い開口部を取る事ができて、西洋人が真似したくてもできなかった、すぐれた技術を日本人は持っていたんだ、という話を聞いた事があります
今回京都に行って、つくづくそれを体感。
専門的知識は持ち合わせていませんが、こんなに自然と密着している建物ってすごいなぁ、と素人ながら思いました。

改めて、「日本の伝統」を学びたいです。
まずは、もう一度、谷崎潤一郎の「陰影礼賛」あたりを再読してみようかな。

とにかく、とっても刺激的な時間でした。
早速、ほんの少し、3月のテーブルで、表現したいと思っています



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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (mikitty)
2007-03-07 20:58:35
同じ日に京都に居たとは!
ぶらぶらするだけでも楽しい街だわ~
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Unknown (LEAF→mikittyさん)
2007-03-09 12:01:36
mikittyさんも京都にいらしたとお聞きし、本当にびっくりしました
以前、六本木ヒルズで偶然お会いした時も、相当驚きましたが・・・(笑)
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