50歳で始めた海外ひとり旅 と 自費出版

50歳にして「海外ひとり旅」の楽しさを知る。最近は野菜づくり、本づくりにも挑戦。

Old Man of Storr へ  その1

2009年08月19日 23時58分04秒 | スコットランドへ
<<地図上の 矢印は、車を停めて写真を撮ったりした場所です>>



現地5月24日、前夜は少々、疲れもあったのか、一人旅の
哀愁を感じてしまったが、いよいよこの旅の目的地である
”Old Man of Storr へ”向けて出発する日だ。
昨夜は部屋へ帰ってから、無線LANが使えることを確認。
変圧器を使ってVAIOとデジカメの電池を充電状態にして
寝た(と思う)。

食堂へ行くと、Mrs.Annが朝食の支度をしていた。
「よく眠れた?、昨夜はどこへ行ったの?」とか
一通りの挨拶を交わしながら朝食が運ばれて来た。
すぐに一組の夫婦も来て、私は窓際のTableに座って
いた。彼らは少し離れた奥の方に座った。
もう一つTableがあったようなので、3組が泊まれるようだ。
彼らとも、日本から来たこと、エジンバラからハイランドを
経由して来たことなどを話した。
 私が一人だからなのか、Sctishもシャイだからなのか
わからないが、あまり会話は、はずまない。
日本で民宿にとまったことはないが、たぶん思い描くほど
B&Bだからと言って、誰とでもFriendlyに話がはずむ訳はないのだ。
話がはずむかどうかは、相手による。これは日本だって
同じかな。

食事が終わるとMrs.Annが、「今日は、どこへ行くの?」と
聞いてきたので、島の北へ向かい Old Man of Stor へ行く
つもりだ。と言ったら「それはいい」と言ってくれた。
部屋へ戻り、一眼レフのデジカメ(EOS Kiss N)と
panasonicのデジタルVideoを入れて出発の準備。
たぶん9時頃に出たと思うが、家を出るときに
上の方から”hi!”と声がしたので振り返ると
Annと旦那さんが、仲良くベランダに腰掛け お茶をしていた。
子供さんが、街の大学へ行って、空いた部屋を利用して
B&Bを切り盛りし、仲良く暮らしている夫婦に見えた。
日本では、なかなか見られない光景だ。
一旦、Prtreeの中心部へ戻り、飲み物とサンドイッチを
調達し、目的地へと向かう。
予定では、Skye島の北部 Trotternishという地名の半島のような形をした
場所を北上し、昔の生活の風景を残した記念の場所(最北端に近い)で
折り返し南下し、Old Man of Stor に登るというものだ。
 
とにかく北へと走った。1時間ほど走ったところで、視界が
開けたので、車を停めて外へと出てみる。カメラをぶら下げて
草地を進む。足元の土は、真っ黒で、ズボッとぬかるんでいる。
50mほど進むと入り江が見える傾斜地に出た。


遠くに見える風景は、2年前に行ったアイルランドに似ている
ように思えた。風は冷たい。右手の斜面の先に白い家が
一軒ある。
ここで、タイマーを使って写真を撮ることにした。
1昨年、昨年とどちらかというと、あまり人の居ない
静かな場所へ行った。それで、自分自身が写った写真が
ないことに気づいた。今回は、それを考えて、カメラスタンドを
持って来た。一人旅の場合は必需品だと思う。
そのテストを兼ねて、撮ってみた。

    <<風があるのと、この後、山に登るので、WindBreakerを着てます>>

この後、しばらく走ると前方に、綺麗なBlueの海と突き出した岸壁が
見えてきた。なんて綺麗なんだろうと、しばし停車して見とれる。



たぶんこれは、地図でいうと Uigという場所で、この湾の奥に
港があり、そこからフェリーが出ています。
それにしても、なんと綺麗な海の色だろう。
Lucky!! と 心の中で叫んだはずだ。
残念ながら、空は、このあとも Blue Skyとはいかなかったようだ。