極東不動産の日記

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経営の心構え

2008-08-31 22:18:44 | 業務日誌

暑かったり、寒かったりと、気候変動の激しさを、体感した8月も、やっと、今日で終わった。更に、追い打ちをかけるように、昨日から、土砂降りの雨である。次々と、テレビでは、全国の被害状況が、報道されている。夏には、今までも、何らかの気象変動があったが。こんなに酷いものは、初めてであろう。 被害に遭われた方々の、一日も早い復旧を祈りたい。

さて、私は、会社では、日経と民報紙を読んでいるが、配達されると、一番先に、目が行くのが、北方謙三氏の「望郷の道」と、「私の履歴書」である。北方氏の小説に、出てくる主人公は、戦前の凛とした日本人を連想させ、共感が持てる。更に、「私の履歴書」には、電通最高顧問の、成田豊氏の回顧録が掲載されている。今日で、最終回となったが、その中に、出てきた言葉を紹介したい。「日経紙40面・文化欄より引用」  

それは、「富士登山」という題で、電通中興の祖である、故吉田秀雄氏の言葉である。同社では、敢闘精神を養う目的で行う、毎年の富士登山に際して、登山者に対して行う、訓示の言葉である。

「登りはじめたら、決して頂上を見上げてはならぬ。周りも見ないことだ。足下だけを見て、進めば、いつの間にか、頂上に着いている。もし見るなら、太陽を仰げ。俺は、あそこまで登るのだと」

何という素晴らしい言葉であろう。経営の頂点に達した人の言葉には、深く、又、重みがある。会社を経営する立場にある方の指針になると思い、引用させていただいた。