被災者の方などの高速道無料化について、利用者から相当数の苦情が出て居る。手続きが複雑、時間がかかりすぎて、行列が長く続き、一般道に出るのに長い時間がかかる。しかも高速を使う意味が無くなる。自分は噂を聞いて、未だ使用する気になれない。高速を使うと言うことは、急ぐ理由があるからでもある。今日、親戚の告別式でカードで入ったが、何処の出口でも渋滞の状況で在る。早めに解決を求めたい。
今日、テレビの国会中継を見ていたら、野党の質問に対して、与党の先生方は、具体性の無い抽象的な答弁に、終始している感じであった。日時が経過するほど損害額が、途方も無い金額になりそうで、財源のメドなど付けられないことは、素人でも予想できる。それにしても、こんな重大な時期に、能力の伴わない人々が、政権を運営する羽目になったのだろうか？ その代わり現場で懸命に励んでおられる東電の社員、警察官、自衛隊員、消防署員など、我が身を犠牲にして努力している姿には、心から頭が下がる。まもなく端午の節句が来る。テレビを見ていたら、瓦礫の山と化した陸前高田の荒野に、３本の鯉のぼりを立てた方が居る。子や孫の健やかなる成長を願って、瓦礫の中から拾い集めて立てたのだろう。 その光景を見て、ジーンと来たのは私だけでないだろう。「乗り越えられない壁」など、神様は人間に与えないとも言う。その鯉のぼりに、東北人の何ものにも負けない強靭さを見た思いである。必ずや日本は復興できると確信する。
今年3月11日を境に、世の中が一変してしまった。昨日、加盟して居るフランチャイズの福島会議が郡山市で行われた。開始一時間後に、突然大きな地震が~。全員、慌てて散会した。郡山駅に駆けつけると、停電して電車もバスもストップである。止む無くホテルに逃げ込んだ。夜中じゅう余震続きで、風呂にも入れない一夜を過ごした。こんな年は産まれて、始めての経験である。さて、賃貸は繁忙期でもあり結構忙しかったが、売買はさっぱりである。ある地方では11件の不動産売買の予約があっつたが、放射能汚染が収まるまで、全ての契約が中止となったそうな？ 弊社もある契約が、原発事故が落ち着いてから行いたい、と言うお客様の要望で一時停止をせざるを得ない契約がある。今回の原発問題の悪影響の裾野は、様々な面に及んでいると実感させられて居る。不動産取引は金額も大きいし、活発化する事によって、景気も刺激されると思うのだが？ 日本再生の起爆剤になり得るのではないだろうか。一刻も早い政府の施策が望まれる。
我々福島県民は地震や津波は、天災なので仕方ないと思うが、止まらない放射能汚染にはウンザリして居る。インスペクターで、毎日会社周辺を測っている。今晩、民間テレビを見て居たら、猪瀬副知事が震災直後に、東京消防庁の消防車の発動について真相を言って居た。被災直後に現場へ向ったところが、原発の近くで、停められて止む無く戻った。そして1週間後に出動を要請されて、再出動した事を言って居られた。放射能の最も高く出て居る時間の空費をリーダー不在で起こしてしまった。やることなす事チグハグで人災を継続して居る。今日、石原都知事の当選の挨拶で政府に苦言を呈して居た。同感である。外国からもリーダー不在が指摘されて居る。政治家の皆様、何とかならないものか？
毎日のように、原発事故処理の杜撰さが話題になっている。特に我々福島県民にとって、放射能禍は人事ではない。今日も原発の排水溝から、基準値の750万倍の放射能が検出された、との報道があった。海の水は日本列島をぐるりと回流するので、日本人は魚が食べられなくなるのではないか？ 更に、四月は子供さんの進学時期（外出機会も多く）でもあり、心配になりインスペクターで計測して見た。今日の数値は室内で（㈱極東不動産事務所）0.19・屋外で2.615・地上（10㎝の高さ）で21.66。いずれもマイクロシーベルトである。この数値に４を掛けた数値（空間の放射線量に４を掛ける）が、福島市民にとって必要であると、中部大学の武田邦彦教授は言っている。発表の数値では問題ない、安全であると言う学者さんもいる反面、前記武田先生のような主張もある。それは兎も角として、こんな事態を引き起こした（歴代の）政府の不作為、東電の対応のあまりの無策に、福島県民は腹の立つことばかりである。