今晩、何気なくテレビを見ていたら、福島県佐藤知事と元宝塚トップスターである白羽ゆりさんの姿が、大きく映っていた。中国の上海市で、福島県への観光旅行のお勧めのようである。以前、このブログにも書いた事がある。福島県は多種類の果物や、温泉の宝庫（それも源泉が多い）でもある。法被姿で白羽さんたちと、知事さんは福島の名産を、懸命にＰＲされていた。私は昨年、万博前の上海旅行へ仲間と共に、出かけたのを思い出した。需要減とデフレ下で、建設業・製造業は、苦戦を強いられている。しかし、昨年の旅行の際、中国には年収１億円など、富裕層が続々と生まれているのだ。しかも、彼らは、日本への観光旅行を望んでいる。そんな話を中国人のガイドから上海旅行時に聞いている。特に、日本の温泉に浸かり、日本料理を食べ、電化製品を秋葉原で買うのが、彼らの夢であるとも聞いている。昔、日本の経済成長時に、群れをなして、日本人が海外旅行に出かけたように、今度は中国から受け入れる番かも？ 何はともあれ、観光での景気浮揚を、起爆剤にして元気になってもらいたいものである。
昨日の坂本光司先生の講演が覚めやらぬ今日、ある生保の外務員さんの訪問を受けた。その会社で発行している「経営情報６月号」を届けてくれたのだ。その中の記事の中に、戦国時代の有名な武将「立花宗茂」（１５６９～１６４３に活躍）の記事があった。この人は、豊臣秀吉から「その忠義も武勇も九州随一」と高く評価された武将でもある。関が原の戦いでは、徳川家康から利を持って誘われたが断った。敗戦後の浪人時代には、家来達が内職をしてまで、主君を養ったほどの人格の持ち主であったと言う。やがて噂を聞きつけた徳川秀忠二代将軍に登用され、旧領地に復帰した唯一の武将であることでも有名である。事業の失敗＝倒産という事態になっても、トップ次第でカムバックできることは、昔も今も変わりがないようだ。利より徳を重んじる日本人の特性に心強い思いがする。
今日、仙台市の親友の勧めで、ホテル法華クラブ仙台での講演会に出席した。メーンは、「法政大学大学院教授・坂本光司先生」の特別講演である。この先生は、標記「日本で一番大切にしたい会社」の著者でもある。「なぜ、この会社はモテイベーションが高いのか」と言う題の講演には、深く感動させられた。儲ける事より「清く・正しく・美しく」生きることの大切さを、多くの企業の例を挙げて、切々と訴えられた。昨年、標記の本を出版したところ、５０万部を突破したとの事。今年の１月に「標記の本・その２」を出したところ、３月の時点で既に１２刷を数えている。不況に落ち込んでいる日本人全員に、是非読ませたい本である。かねてより一度講演を、是非聞いてみたいとの念願が、本日、親友のお陰で叶った。先生のお話を聞きながら、涙をこらえるのに精一杯であった。会社経営とは「５人に対する使命と責任」を果たすための活動であると話された。具体的には ①、社員とその家族を幸せにする。②、外注先・下受け企業の社員を幸せにする。③、顧客を幸せにする。④、地域社会を幸せにし、活性化させる。⑤、自然に生まれる株主の幸せ。とのことであった。私は①と③の順序を間違えていたようだ。会社の業績は、経営者の人格・識見次第との事に、自分も深く反省させられたことでした。「この国は捨てたものではない。経営者を始めとしたリーダーさえしっかりしていれば、この国は必ず再生できる」との坂本先生の言葉に勇気付けられて帰宅した。
この２冊の本の出版社は、㈱あさ出版である。重ねてご一読をお勧めしたい。
今日は標記の総会出席のため仙台に出掛けた。総会後のセミナーが最高に良かった。今野支部長になってから、斬新な企画を打ち出し、不況に悩む会員へのサービスが素晴らしい。不動産業界も、若い年代の時代に入ったことを感じる。第1部の演題は「インターネット不動産」～成功への秘訣で、講師はリングアンドリンク社代表取締役金丸信一先生である。この先生の講義は、4年前ぐらいから知っていたが、フランチャイズのソフトと、重複するため混乱するのではないか？ と悩んでいた。しかし、年々進化を続けるＩＴに、戸惑うばかりである。1時間と言う短時間ながら、先生の熱弁と説明には、よく理解できて大変に参考になった。
第2部の演題は「相続税は；不動産で減らせ！実践法」～節税しながら相続を乗り切る具体策～講師は、㈱夢相続・代表取締役曽根恵子先生である。この方は旧知の方であった。出版図書も17冊を数え、日本でも屈指の相続問題の権威でもある。豊富な実例に基ずいた説明には、満場の参加者の参考になったようである。第1部は攻めの経営・第２部は守りの経営の真髄を両先生より教えられ、会員一同非常に有意義な総会であった。今野支部長さんに、改めて御礼を申し上げたい。折角なので、金丸先生と曽根先生のHPを紹介させていただく。興味のある方は開いて見て欲しい。
先週に続いて標記のウオーキングに参加するため、「桑折御蔵」に集まった。この場所は来町者へのおもてなしをテーマに、町の観光案内や物産を販売している。古くからある土蔵を、町おこしに改造したものらしい。軽食や湯茶の接待に心が温まる。ここを基点に、インストラクターの先生方の丁寧な指導を受けてから出発した。今回は「こおり小径漫遊」である。町の歩道をウオーキングしながらの史跡廻りである。特に大安寺・無能寺・法円寺は、それぞれ歴史があり素晴らしい。他にも一日では、多くてとても観きれない。これほどの史跡や文化財などある町が、隣町にあったとは、迂闊にも気付かなかった。町民が総出で企画し、町起しに取り組んでいる姿を見習うべきであろう。わが町（保原）も、桑折町を手本に、一工夫すべきと感じた。何はともあれ、桑折町を十二分に堪能させられた一日であった。