極東不動産の日記

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視点を変える

2008-08-12 18:23:44 | 日記・エッセイ・コラム

本日、週刊「税のしるべ」と言う新聞が届いた。この新聞は、(財)大蔵財務協会より発刊され、実務上、大変、参考になるので、愛読している。「私の視点」と言う題で、東国原秀夫宮崎県知事の投稿記事(平成20年8月11日号)が載っていた。ここに、その要旨を引用したい。

「旭山動物園を視察した。目的は一日の来園者が、数人という状態まで、落ち込んだ市営の旭山動物園が、見事な再生・復活を果たした処に、今、疲弊している地方や、地方自治体の再生・活性化のヒントが、あるのではないか?と思った。旭山動物園での、動物の見せ方は、特色がある。動物の生態や、行動を間近に、かつ裏側から、見れる工夫がしてある。そうすることで、動物が持つエネルギーやパワー、神秘性が伝わる。

外に、ヒトが、動物を見るのではなく、ヒトが、動物から見られる、と言う視点が、強調されている。動物から見られている、その視線は、不思議な感情を、ヒトに与える。そういった創意工夫に加えて、旭山動物園復活にかけた、関係者達の熱意と、情熱と、必死さが、ひしひしと伝わってくる。その熱意と情熱は、動物自身からも、伝わってくる。彼らも再生メンバーの一人、いや一匹・一頭なのだ。動物達が、そういう自覚を持っている気がした。」

「視点を変える」と言う東国原知事の言葉に、私は、強い共感を覚えた。昨年、家族旅行で、丁度今頃、旭山動物園を見学している。ユニークであると同時に、参考になったことを思い出した。私は、現代社会の大きな変化について、供給側(売り手)から、消費者側(買い手)への選択権の移動が、起きていると、感じている。ネット社会は、消費者が主役である。消費者に気に入って貰えなければ、生存出来ないと言うのは、オーバーだろうか? 現在、様々な不祥事が暴かれ、表面化しているのも、社会が少しずつではあるが、良い方へ、向かっている気がする。 従って、我々も、お客様には、誠心誠意、知りうる情報を提示して、判断を仰ぐ外ない。法制度も、道徳規範も、その様な方向に向かっていると思う次第である。更に、不況だ、景気が悪いなど、嘆いてばかりいないで、努力次第では、どうにでも、活性化出来ると言う、示唆に富んだ記事でもであった。大いに見習うべきである。