従兄弟たち夫婦と、下郷町方面へ出かけた。新甲子高原トンネルを通って、からまつ・ブナ・ナラ林の道を抜けると、そこは、墨絵一色の世界であった。甲子温泉を過ぎると、雪景色である。実に、快適な道路になった。あたり一面のソバ畠。昔、冬になると、陸の孤島になり、ヘリで、物資を運んだという。大内宿に着いて驚いた。何と観光バスが15台は、並んでいるではないか?それも遠方から来ている。こんな鄙びた場所に、どんな魅力が?とも思った。歴史(昔)への郷愁だろうか?昔の宿場町であった大内宿へ、足を踏み入れると、48軒ある草ぶき屋根の民家が、それぞれ工夫を凝らして、観光客をもてなしている。その情景は、お客に昔を偲ばせ、満足を与えているようだ。
次は、「塔のへつり」へ向かった。この名所は、何万年にも亘って、浸食された奇岩の情景である。見事な岩の風景に、思わず見とれた事でした。会津鉄道「塔のへつり」駅より、徒歩8分の便利さである。日本も、観光立国で、景気を回復できるのでは、とも考えさせられた。こんな辺鄙な場所でも、大勢の観光客を呼べるのだから? それにしても、道路の開通は、随分と、大きな経済効果を、もたらすことを知った。白河インターから、小一時間で行ける、便利な場所になった。皆さんも一度、如何?