極東不動産の日記

福島市の賃貸ならアパマンショップ福島中央店、売買物件も豊富な福島市の極東不動産へ

ゴッホのひまわり展

2014-08-23 20:08:57 | アート・文化

今日は仙台市で会議があり、行ったついでに宮城県立美術館を訪問した。そこには表記の展示会を見るために、多くの人達でいっぱいである。本物の魅力とはすごいものである。

この展示会は、東日本大震災復興支援事業として、損保ジャパン東郷青児美術館所蔵の「ゴッホのひまわり」を特別公開したとの事である。

被災地に、明るさと勇気をもたらすことを願って、カメイ株式会社の協力により実現したとのことで、絵の周りには、食い入るように見入っている人で暫く動きが無い。自分も20分ほど立ち尽くした。

今日は幸運にも、日本に一枚きり無いという、原画に魅了された一日となった。

Image


ベラルーシ共和国大使講演会

2014-06-15 17:13:58 | アート・文化

昨日、福島市保健福祉センターで、セルゲイ・ラフマノフ駐日ベラルーシ共和国特命全権大使をお迎えして標記講演会が行われた。演題は「チェルノブイリ原発事故後、ベラルーシの取り組み」についてである。通訳者の爽やかな日本語と共に大変勉強になった。

 

又聞きでなく、当事者からの直接の報告なので、メモを取らせて頂いた。その講演内容を記したい。聞き違いついては、ご容赦願いたい。

 

講演要旨

1.ベラルーシの市民は、福島のことを、とても心配している。
2.それは28年前に、日本から受けた援助を忘れていないためである。
3.特に、福島の人の事を、とても心配している。
4.ベラルーシは日本と同様に、工業技術の面でも高い国でもある。
6. 例えばトロリーバスの生産では、世界一の生産量を誇っている。
7.農業の世界でも、バターの生産は米国より多いのである。
8.28年前のチェルノブイリの事故の際、日本がサポートしてくれたので、   
   その恩返しをしたいのだ。
9.ベラルーシの90%の人は、日本人を友達と思っているほど、日本贔屓で
    ある。
10.ここは、爆発地点から15キロ先にある。
11.風向きによって、80%の酵素がバラまかれ、被害を受けたのである。
12.しかし、政府が正確な汚染地域図を作成した。
13.そして汚染地域に住む子供達に、キレイな水と食料を提供して居る。
14.チェルノブイリでは事故の後、政府はお金をかけている。避難した人に
     も 甲状腺がんの検査を受けさせた。
15.ベラルーシでは、福島の子供達を毎年受け入れている。子供達にはき   
    れいな水と食料が必要である。
16.何よりも大事な事は、放射能を測る機械と、汚染された地域の正確な地
       図を作る事である。
17.ため池などは3,600もあるのだ。海も測った方が良い。海の底とか、溜
     池の側などである。
18.測る器械の製造会社には、ベラルーシには、ポリマスターと言う優秀な
       会社がある。
19.この問題は、福島だけでなく全世界に共通する問題でもある。
20.何度でも繰り返すが、汚染地域についての正確な地図を、一日も早く作
     る必要がある。
21.チェルノブイリの事故から28年経ったが、放射能の影響については、ま
     だ分からない部分もあるのだ。
22.ベラルーシでは現在毎年30人ほど受け入れてるが、1,000人の受け入れ
     が可能である。
23.リハビリーセンターを作ることや、子供達をベラルーシの保養地に住ま
     わせることなどが考えられる。
24.ベラルーシでは除染したものは、爆発地より30キロゾーンの誰も住んで
     いない場所に運んだ。
25.ゴミも安全なものと、安全でないものとに分ける必要がある。
26.空気の中には、もうないと思うが、土壌の中にはある。これは直接土壌
     を測った方がよい。放射能の高い土壌はコワイ。肺に入れば肺がんにな
     る。
27.放射能が体に入る方法は、食べ物からもある。
28.ベラルーシでは、学校毎に放射能を測定する器械がある。誰でも自由に
     測れるのである。
29.ベラルーシでは、その他にも汚染された水、その他食物を測る センタ
     ーが 500カ所もある。
30.原発事故当初は、ソ連であったため情報は秘密にされた。しかし、その
       後独立した後は、全ての情報は公開されて居る。
31.福島の場合、センターを作った方が良い。
32.子供たちを守るためポリマスター社のflash memoryなど、子供に付けさ   
     せている。これはパソコンに指して、放射放射線レベルを測る器械であ   
     る。
33. ベラルーシには地震などはないので、安全対策をした最高のものを作っ
     ている。原発は将来は無くした方が良いと思うが、現在の状況ではム
     リである。
34.ドイツでは原発を一切なくしたが、今度は石炭の使用量が増ぇてきた。
       そのために環境汚染とかの問題が出ている。


由紀さおりと山中鹿之助

2014-05-09 15:57:44 | アート・文化

数日前の夕方、何気なくテレビを見ていたら、夜明けのスキャットで有名な、由紀さおり氏の対談が報じられていた。世界的に知られた大物歌手でもあり、さらに美人で魅力的な人柄は好きな人の一人でもある。対談の内容は、10年ごとに訪れる流行歌の変遷の対処に悩むことなど、初めて知った。

そして、座右銘として山中鹿之助の「憂きことのなほこの上に積もれかし、限りある身の力ためさん」という歌を、心の支えにしているという話を披露されたのにはビックリした。山中鹿之助は「願わくば我に七難八苦を与えたまえ」と言って祈る姿が、現在でもHPで見れる。

山中鹿之助はNHKの大河ドラマ「軍師黒田官兵衛」に登場しているが、主家である尼子家再興のため、奮闘した英雄として有名である。自分も昔々、三日月に祈る彼の絵姿が脳裏に焼き付いている。それにしても、あの嫋やかな有名歌手の心の中には、武人の精神が流れて居ることを知ると同時に、一芸に秀いた人には、学ぶべき点が多いと感じたことである。


ハ-メルン

2013-10-14 09:21:57 | アート・文化

Dsc00237

日曜日の昨日、家内と福島フォーラムで標記映画を鑑賞した。「忘れかけていた、忘れてはいけないこと」を、観終わって実感した。チラシには「時の流れの中で静かに息ずく小さな村と、そこに凛と生きる人々の姿を優しく描き出す」とあった。真っ赤なもみじ、純白の雪景色、移りゆく詩情と豊かな風景の中で、西島英俊・倍賞千恵子・坂本長利が名演技を見せてくれた。

日本の原風景ともいわれる美しい山村、福島県の奥会津の昭和村で、構想7年、撮影期間3年半をかけて、坪川拓史監督により完成された。まさに見ごたえのある作品に仕上がっている。

静かなる感動を覚えた映画でもあった。ロードショウーが始まったばかりである。是非ご一覧をお勧めしたい。


若沖が来てくれました!

2013-09-27 18:11:35 | アート・文化

お彼岸の最終日である9月23日、テレビ・新聞で知って、福島県立美術館へ家内と出掛けた。秋晴れの爽やかな気候でもあり、大勢の参観者で行列が出来ていた。東日本大震災復興支援特別展ということで、館内も満員のひとだかりであった。

 「江戸絵画の美と生命」を表わした作品の数々に夢中で鑑賞した。通常であれば、とても福島では見られない作品ばかりである。所有者であるプライス夫妻の「震災で被害に遭われた人達や未来を担う子供たち」の心の支えになればと言うお二人の強い思により実現した。

鳥獣花木図屏風(花も木も動物も、みんな生きている、をはじめ「ユーモア溢れる作品他、多数の様々な作品(選りすぐりの100点)に、ただただ圧倒された。福島に居てはまたとない、千載一遇のチャンスでもあった。一流の書・一流の絵画・一流の音楽を聴くことは、若い人にとって大事なこととも思う。子供さんや若い人が、とても多かったのが特に印象に残った至福の一日でもあった。

 

Dsc00193_1