極東不動産の日記

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春の商戦異聞(土木・建設編)その3

2013-03-26 23:22:08 | 日記・エッセイ・コラム

そろそろ3月も終わりに近ずいて来た。満開に近ずいてきた来た桜の花と共に、あちらこちらで花見の宴も、たけなわの様である。われわれ不動産業者だけでなく、被災地復興や壊れた建物の復旧・除染に携わっておられる業者皆さんの苦衷も、風の便りに聞こえてくる。先ず資材の不足、人件費の高騰による人手不足など。長い不況と少子高齢化による廃業で、特に建設業界他の縮小がある。そこへ3.11の東北大震災に襲われた。

 

それでも、めげずに復旧の懸命に努力されている関係者の皆様の努力には、頭が下がる思いでもある。人手不足の酷さは、毎日の新聞の求人チラシの折り込みでも窺われる。特に技術者の不足が顕著のようである。他にも足場の不足などは、復旧の遅れに、決定的とのこと。行政は国土強靭化計画等を謳っているようだが、その前に被災3県の現況を把握して(全国から資材を集めるとか)手当してもらいたいものである。盗難事件や人手の引き抜きなどの噂も聞こえてくる。こんな状況にも拘らず昼夜を問わないで、復旧に尽力されている業者さん達には、尊敬と共にエールを送りたい。あれから、もう2年にもなる、何とかならないものか?


春の商戦(賃貸)異聞・その2

2013-03-24 18:23:03 | 日記・エッセイ・コラム

3月は曜日に関係なく賃貸関係は、どの業者も忙しい毎日を送っている。その忙しさの外に、被災県は物件が少なくて大変でもある。空室を求めるお客様だけでなく、供給する我々も大変なのに変わりはない。人間性に溢れ尊敬できるお客様もいれば、自分の事きり考えない人もいる。物件が少ない中で、良い物件を求めるのは人情だと思うが、借りますと申込みながら、数件を掛け持ちして、他に良い物件が有れば、あっさりと断ってくるケースが時折目立つ。今時の人の人間性を、垣間見る思いである。世相での様々な人間模様と、さして変わりはないようだ。申込を受けて喜ばせた(次の借りたい人2~3人を断ってしまった為)大家さんに申し訳が無いと、ショックを受けて居る社員の嘆きを、側で聞きながら、賃貸関係もドライな現代の世相をそのまま写す鏡である、とつくずく感じる今日この頃である。


春の商戦(賃貸)異聞

2013-03-20 14:00:08 | 日記・エッセイ・コラム

ようやく寒さも遠のき、春の訪れが身近に感じられるようになった。毎年3月期の賃貸斡旋業者は、何処も猫の手も借りたいぐらい、忙しい時期でもある。しかし今年は例年と勝手が違い物件が少ないと言うより、殆ど空室が無いのだ。沿岸部からの被災者の皆様が故郷に戻れず、当地の賃貸物件に入居されているためである。

今迄は入・退去のバランスが取れていて、転勤・入学の需要に、何とか応えられていた。しかし、今年は物件が少なく、本当に困却している。それでも何とか、事前に退去状況を調査しては必死で斡旋している。

入居される皆様も、入・退去の日時が合わなくて、止む無くホテル住まいを余儀なくされるケースも多いようだと聞いた。ホテル住まいだと費用が嵩むと、こぼされているそうな? 退去と入居の日時に、ほとんど余裕が無く、リフォーム業者さん泣かせでもある。

他にも今日は彼岸の中日と言うのに、彼方此方で引っ越しが多く、ごみの出も多い。アパートを探す方達も、必死で不動産業者周りをされておられるようだ。受ける方もこんなに苦労した年も少なく、非力を感じるこの頃でもある。

そんな中で社員達・下請けさん達が夜遅くまで頑張ってくれていて、心から感謝である。


お彼岸に、3.11東北大地震を思う

2013-03-17 23:21:09 | 日記・エッセイ・コラム

今日は彼岸の入りである。お花を持って菩提寺に墓参りに行く。お寺には早朝にもかかわらず、花束を抱えて墓参に来られる人が多い。中には腰の曲ったご高齢の方が、息子さんに支えられて先祖様のお墓に詣でられる姿があった。暑さ寒さも彼岸までというが、今日はまさしく彼岸日和でもある。何気ない毎日が、本当に幸せであると感じる。
あの3.11の悲劇から、丁度まる2年が過ぎた。あの日私は、会社でその時間を迎えた。午後2時46分今までに無い凄まじい揺れに仰天した。幸い誰にも怪我はなかった。電話はストップ、停電で真っ暗、コピー器など転倒、事務所の事務用品は散乱、水道も断水した。従業員は早く返したが、自分達も午後10時に自宅の在る伊達市に家内と向った。しかし県庁前で早くも渋滞し前に進めない。やむなく避難所である第一小学校へ最後の避難民として? 宿泊した。各教室も避難民で満員の状況であった。牛乳とカンズメと毛布の配給で寒さを凌いだ。
たった一日の避難所体験でも、沿岸部の被災された方のご苦労は、十分察せれれる。
放射能の心配を除いて、あらためて日々の幸せを感じる。そして、今だに避難所で生活されて居られる皆様の一日も早く正常な姿に戻れれることを、祈らずには居られない。