極東不動産の日記

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鬼平と現代

2013-06-18 11:34:22 | うんちく・小ネタ

今日は安全運転管理者等講習会の日である。管理者である私は、福島市黒岩青少年会館で行われた講習会に参加した。特に目を引いたのは、渡された資料の中での「人足寄場」と言う表記コメントの一文であった。作者は吉野準元警視総監で、その内容はドラマで有名な鬼平犯科帳(創作である)の中で、描かれて居た長谷川平蔵の活躍ぶりの事である。
話は、天明の大飢饉の起きた江戸時代に遡るが、当時、全国各地から大勢の窮民が、ドット江戸に流れ込んで来た。
これらの窮民が無頼のやからと化し、盗賊となり江戸の治安も大きく乱れた。その時、長谷川平蔵の幕府への建議で、「人足寄場」を建設して、窮民を一カ所に集め、食の提供と職業訓練を行った。それにより治安が保たれたとある。とりしまりの強化だけで無く、犯罪予防・災害予防又安全保障しかり、危機管理の基本は、「縁起でもない事を考える」これを平蔵流の発想は、現代から見ても抜群の水準にあったと、吉野氏は述べられていた。豊かな物質文明が極端にまで達した今、反省させれ られた事である。