先々週のマレーシア研修旅行後、当地方も急に寒くなった。向こうの気温が30度、日本の温度は約6度である。この温度差には体調を崩すのも無理はない。同行した、ある社長さんも風邪をひかれた様である。風邪気味なので、自分も早めに病院で薬を貰い早退した。自宅で本を読んだり気ままに過ごしていたところ、様々な職業の人から勧誘の電話がある。チラシの投函等で結構忙しい。不況の折、どこの会社も売り上げを図るのに、大変なのだろうと推察する。話を聞きながら、自分の職業にとり、こちらもどんな話法で攻めたら良いか参考にはなる。何せ日本の消費者は世界最高の人達であるから？どこに居ても勉強になるものと思う。風邪をひくのも悪くない。
今日のお昼に親友の訪問を受けた。彼は経済通でよく景気を当てる。彼曰く、現在の不況は、昭和初期（１９２９年頃）に似ているとの事である。否、その２倍近い不況で、いずれ２番底が来ると言っていた。しかし、数日前に、テレビでソニーの元会長井出さんが、全く、その反対のことを言っている。それは、日本には元気で世界的に活躍している企業が山ほどある。例えば、ユニクロ・楽天・マクドナルドほかである。これらの企業は、社内の公用語でさえ、英語に統一しているのだ。マレーシアや中国など何処へ言っても、日本製品で溢れかえっている。特に、現在は、製造業からサービス業への業種の大転換時期（入れ替わる）なのかも知れない？ アメリカ・ＥＵなど、世界中何処も不況の中で、日本は良い方なのでは？
先日、マレーシアへ研修旅行に行っていたとき、外国では大体英語は通じる。しかし、我々はガイドさんを通じてのみ、意思疎通をしている。こんな時は英語が話せたら、現地の事情が正確に把握できるのにと、つくずく思う。数日前、購読している「週刊住宅」と言う新聞に、「駅前不動産屋奮闘記と言うコラム」に、投稿者である出口地所の出口社長の話が載っていた。標記（デグチメソッド名ずけた）はそのタイトルである。彼は年間１０００冊を読破すると言う勉強家でもある。今回は「語学オタク」である彼が「生涯６ヶ国語マスター」を標榜して勉強している。その方法が面白くもあり、感心させられる。それは風呂場に防滴ＣＤプレーヤーを持ち込んで、ＣＤを聞く、トイレで聞くなど、正に寸暇を惜しんで学んでいる事である。要するに語学は「圧倒的な音声インプット」でいくことらしい。更に彼は９５歳まで、バリバリの現役で働く予定との事には圧倒させられる。何処に行っても不景気な話ばかりの中で元気の出るコメントであった。我々も彼にあやかりたい。
今日の産経新聞に良い記事を見つけた。ここに紹介する。江戸期の会津藩で藩士の心構えを定めた7カ条の「什の掟」が有名である。①.年長者の言う事に背いてはなりませぬ。②.年長者には、お辞儀をせねばなりませぬ。③.虚言(うそ)を言う事はなりませぬ。④.卑怯な振る舞いをしてはなりませぬ。⑤.弱いものをいじめてはなりませぬ。⑥.戸外で物を食べてはなりませぬ。⑦.戸外で婦人と言葉を交えてはなりませぬ。
そして「ならぬ事はならぬものです」と締めくくられている。「什」は町内を分けた単位で、地域のグループで幼少期から共に遊び鍛えられた。子供の顔色を見て毅然と指導や躾が出来ない親や教師が問題となっている近年、この教えを紹介する識者などが増えたとある。更に、時代を超えた共通の規範とも書いてあった。さて、現在の状況を見て、大変参考になりはしないだろうか？
平成22年10月11日目・午後の部
3ケ所の不動産視察を終えて、午後はKLタワーに登る。このタワーは421mもある。ちなみに最高の高さは、カナダにあるとのことである。しかし、マレーシアのこのタワーは、観光客へのサービスが良い。視界ポイントを12ケ所に分けて、一人一人に、それぞれ小型ビデオと解説機器を渡して説明して居る。各土地の高いビルの展望台を見たが、こんなサービスは初めてである。高所から市内の著名な建物の位置や、歴史が分かり有り難かった。それにしても、市内には緑が多く自然との調和が図られている。
夕食は街の中でも由緒ある場所をJTBさんが選んであった。ここは地元でも有名な場所らしく、早速、地元紙が取材に来てくれてビックリした。早速、今日の夕刊で報道されるとの事である。申し遅れたが、本日の案内は石原彰太郎社長さんで、トロピカルリゾートライフスタイル(株)を経営している。社員さんと共に案内してくれた。アパマンショップにも加盟されて、各方面で活躍されている方なので、特に親しみを覚えた。全ての工程を終えて、午後11時半のマレーシア航空MH088便で成田に向う。早朝、機上から見る朝日の出は、一瞬目を奪うばかりの素晴らしさに感動する。平成22年10月12日・午前7時45分に、無事成田国際空港に到着した。旅行中に事故もなく全員無事に解団式の後、それぞれ郷里に戻った。今回の企画・実行された今野支部長始め関係者さんに謝意を表したい。
