飛騨の自然と巨木に親しむブログ

飛騨をうろうろぐるぐる歩き、飛騨高山の自然と巨木をご紹介します。あと、宮笠、登山、トレランのネタなども登場します。

十七夜の月の下、川上岳に行ってきました。

2017-09-11 23:54:55 | 登山

 地元の位山、そしてその峰続きの川上岳、隣の舟山を「位山三山」と呼びますが、昔話として位山の男神をめぐって川上岳と船山の女神が競い合い、川上岳の女神が位山の男神と結ばれる、というものがあります。

 その結ばれるときというのが、位山の上に満月がかかった時、川上岳の女神がいち早く位山に向かうのですが、満月の夜に川上岳から位山に行ってみたら、なんかいいかなぁ、と思い、計画してみました。

 19月の満月は6日でしたが、雲が厚く断念。そして2日後の9月8日、秋晴れとなったため、これならいけそうかな、と、暗くなってから川上岳に登ってみました。

 晴れ渡っていたと思ったのですが、登山道を登りかけるとガスというか霧がかかり始め、ヘッドライトの明かりが白くかすみ始めました。

 稜線に出るころには風も出始め、ガスが勢いよく尾根を越えていくように。十七夜の丸い月は、現れたりかすんだりしてなかなかはっきり表れてくれません。

 やがて山頂に着きましたが、しばらくガスの晴れるタイミングを待って何枚か写真を撮ることができました。

 

 月がはっきり表れると、周りが青白く照らされて、明かりがなくても歩けるくらいです。

 川上岳の女神は、この月明かりの下、昔なので提灯の灯りくらいを頼りに、位山の男神の下へといそいそと向かったことでしょう。

 

 東を向くと、位山ははるか彼方にガスをかぶって佇んでいます。さらに遠くには御岳や船山もぼんやりと見えました。

 

 夜景モードで写すと、肉眼で見るより明るく写りますが、実際は下の写真よりはちょっと薄暗いくらいの明るさでした。

 

 今回はちょっと上り始めが遅いのと、翌日クライミング研修が早くからあるということで位山への縦走はあきらめました。

 来月の満月の夜を狙って、また来てみようかな、と思った一夜でした。



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