税理士を変えるという選択

　私の事務所は、緩やかではあるが開業以来、お客様は増え続けている。

　しかしその特徴は同じではない。

　開業当初の５、６年は、お客様も開業者。つまり脱サラなどで税理士にかかるのも初めてのお客様が大半だった。

　ここ５、６年は、反対に他の税理士事務所からの転籍が多い。

　３件に２件はそんなお客様だ。

　ウチから離れたお客様もいる。

　ただ、他所からウチに来られるお客様の１割にも満たない。

　昔は、よほどの不満があっても税理士事務所を変えるという選択はなかったように思う。

　今は、親戚であっても、友人であっても、結構ビジネスライクに変更するようだ。

　ウチに来られたお客様には、何故、税理士を変えるのか一応は聞く。　

　ただ、ウチから離れるお客様には意識して聞かないようにしている。

　理由は「ムカつくから」。