桒田三秀税理士

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先祖の因縁

2010-04-30 08:28:33 | 日記
 墓にはどんなにかわいがっていたペットでも一緒に埋葬してはならない。
 同じ墓地の敷地内に他家の墓を祀ってはいけない。
 墓には砂利を敷いてはいけない。

 我が家の墓にはこうしたいけないことがすべて当てはまる。
 まず、昔かわいがっていた柴犬が墓地の一角に眠っている。
 そして、祖父の代に関わりのあった、他家の墓が同じ敷地に数本並んでいる。
 また、墓地には砂利が敷いてある。
 
 家族同様のペットを同じ墓地に祀り、またご縁のあった他家のお墓をお守りし、雨が降ってもぬからないよう砂利を敷く。それのどこがいけないのだろう。今では火葬したペットを同じ骨壷に入れるという「墓の評論家」なら卒倒しそうなバチあたりのビジネスや、人骨を超高温で加熱してダイヤモンドに加工するビジネスもある。

 人はいつも不安を抱えて生きている。
「あなたに悪いことが起きる」と言われ「そうならないためにはこうしなさい」と言われる。言う通りしても悪いことが起きると「言う通りにしたからその程度で済んだのだ」となるし、言う通りにしなかったら「言う通りにしなかったから悪いことが起きた」となる。また言う通りにせずに何も起きなかったら「いずれ起こる」。
 要するにハズレはない。

 「あなたの身内で過去5年以内に重大な病気になった人がいますね」 え! どうして分かるの?
  ⇒過去5年の間には、身内の誰かが病気になった人がほとんどである。

 「近い将来あなたに災難が降りかかります」 うそ~。
  ⇒近い将来って1月先か、1年先か、3年先か。 財布を落とすのも交通事故も災難は災難。具体的にどんな災難なのか。

 「六代まえの先祖の因縁です」 そりゃ大変だ。最近墓に参ってないからなあ。
  ⇒六代前の爺さんは64人、婆さんも64人。合計128名もいるのだが、どいつが因縁をつけているのか明らかにしてもらわないと
   逆に「因縁」もつけられない。

 要するによく考えると何でもないことを、当たったと勘違いさせられるのである。

 生前中どんなに辛い目にあったとしても、自分の子孫に因縁を残すだろうか?

コメント (2)    この記事についてブログを書く
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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ダイアモンドクラブ (きたちゃん)
2010-05-01 09:37:05
ダイアモンドクラブってそういうことだったのですね。因縁でしょうかね~。
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ヤバいかも…〓 (ビール飲みすぎで献血断られる)
2010-05-02 22:48:12
先生の論理的な見解、最高にオモロかったです〓
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