クレプトマニア

　クレプトマニアとは「窃盗症」や「病的窃盗」とも呼ばれる精神疾患のひとつ。

　通常の窃盗行為は「○○が欲しいけどお金がないから盗んで手に入れよう」というように、

　行為者が利益獲得を目的として盗みを行う。

　これに対して、クレプトマニアは、十分な資産を有しているのに数百円の物の窃盗を

　繰り返したり、窃盗する物自体には大して関心を持たないことも多くある。

　窃盗後は、盗んだ物を放置したり、一度も使わずに捨ててしまうこともしばしばあるという。

　元女子マラソンのＨさんは、この症状に苦しみ、過去７回も逮捕されている。

　昔だったら、「万引きする悪い女」で片づけられていたのが、そうした病的症状が

　あるのだということを社会に知らしめた、ある意味キッカケとなった事件ではないか。

　彼女の場合、現役時代に、過酷な体重管理のため、買い食いさせないよう

　監督が財布を取り上げていたことが原因だという。

　一方、「交通違反症」という病気があることが最近明らかになった。

　ある税理士は、生まれて初めてのゴールド免許取得中の５年間に８回も捕まった。

　そのうち、１回は捕まって警察と大喧嘩している最中に、妻と娘が車で通りかかり

　「他人のふりをしておこう」と無視されたことがある。

　「交通違反症」とは、違反をしたくないのに、ついつい違反をしてしまい

　気づいたら、警官と大喧嘩しているというものだ。

　ところが、最近、症状に改善が見られ、１年１０カ月もの間、捕まっていないという。

　おかげで、広島県内のガードレールや信号機の修理の予算が不足しているという。

　そんなん知らんわ。