桒田三秀税理士

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オリンピックをめぐる議論

2021-05-09 15:56:58 | 日記
 オリンピックに向けて、政府はドクター200名、看護師500名を選手・関係者向けに確保するとしている。

 ボランティアとして募集するのは「スポーツドクター」。

 足らない人数は自衛隊に所属する医師や看護師から回すという。

 それに対して、そんなところに回すより逼迫したコロナの医療現場に回せという声が多い。

 もっともな意見に思えるが、そもそもコロナ治療に回るのは「医者」と名の付く人すべてではない。

 また、そんなことよりワクチンを確保しろとか、水泳の池江選手に対して「辞退しろ」とかいう声もある。

 いずれも噛み合わない議論だ。

 ワクチンか医師の確保かの二者択一ではないし、池江選手に向けて言う言葉ではない。

 万一辞退して、開催されたらどう責任を取るつもりなのか。

 人生のすべてをかけてメダルを目指して頑張る選手を、医療現場で働く人たちは非難するだろうか。

 コロナ患者は非難するだろうか。

 万一、日本政府の判断でオリンピックが中止になったら、多くの日本国民はそれで満足なのか。

 それとも、「やはり万難を排して開催すべきだった」と後悔するのか。

 

 
コメント
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