ドッジボール

　「ドッジボール」について、Twitter上に「野蛮なスポーツなので禁止するべき」という意見が登場した。

　「イジメにつながりやすい」「痛いだけ」などという意見がある一方で、禁止にしたりドッジボールのみを批判するのは極端だという声もある。

　近年は、何でもかんでも問題にする傾向がある。

　ひと頃、運動会の徒競走でも、全員を１番にしたり、順番をつけるのをやめた時期があった。

　順番をつけるのは「差別」だというのだ。

　福山を含む備後地区は、かつて被差別と呼ばれた地域があり、「差別」には特に敏感だ。

　人権教育と言う名のいろんな運動はまだ随所に残っている。

　福山市に入札が決まった企業は、半強制的に「人権セミナー」を受けさせられる。

　地区の公民館でも、人権セミナーがある。

　ひとくちに差別と言っても、いわゆる同和問題ばかりではない。

　在日の人に対する差別、障碍者の人に対する差別、母子家庭・父子家庭に対する差別などいろいろある。

　ばかりを問題にするのは、差別の差別なのではないか。