桒田三秀税理士

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マイナンバー不況

2015-06-09 08:01:44 | 日記
 来年から施行されるマイナンバー制度。

 国民一人一人に12ケタの「マイナンバー」がつく。

 税と社会保険関係の必要性で、雇用側は社員のマイナンバーを確認する義務がある。

 行政に対する社員の給料支払報告書には、基本的にマイナンバーを記載しなければならない。

 そうすると

 「失業保険を貰いながら働いている人」

 「母子扶養手当を貰いながら働いている人」

 「昼には別の会社に勤務しながら、夜働いている人」

 などは非常に困ることが予想される。

 それらの人の中には、その行為自体が違法であったり、正しく申告していなかったりするケースがあるからだ。

 人手不足の中、「失業保険を貰ってるんで、名前を出さないで」という要望に負けて、そうした人を雇用している企業があると聞く。

 「来年からは出来ません」

 そう言って断ることができる企業は良いが、それでも人が欲しい企業は、自ら被ってでも雇用せざるを得ないことがあるかもしれない。

 そういう企業にはそういう人が集まってくる。

 そうするとまともな企業としての体をなさなくなる。

 マイナンバー不況は本当に来るのだろうか。
コメント
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