大きな会社には守衛さんがいることがある。
そうした会社の場内に、関連会社(事務所のクライアント)があって、月に一回程度、中に入る。
入る時には、入門証と身分証明書を提示し、出る時にも提示する。
昨日、出る時に守衛さんに呼び止められた。
旗を持って私の車を停止させる。
「トランクを開けてください」
丁寧だが、有無を言わさぬ言い方で守衛さんが私に言う。
私は、突然なことに狼狽した。
トランクに誤解を招くようなもの(女性の下着、女房の死体、精力剤10ダースなど)が入っているのではないか。
入れた覚えはないが、誰かが私を陥れるために、手榴弾や地対空ミサイルなどを入れたのではないか。
今までの人生を振り返ると、こういうパターンではだいたいボロがでる。
オドオドしながらトランクを空けたが、何も入っていなかった。
「何もありませんね。OKです」
これが警察だったら、とことん逆襲してやるのだが、逆らって出入り禁止になったらまずいので止めた。
「ところで、場内は制限速度50キロですが、出門の時は15キロ以下でお願いします。急いで出ようとされてるように見えたので、トランクの確認をお願いしました」。
守衛さんには、私が場内でレアアースや溝蓋を盗んで、急いで出ようとしているように見えたのだろう。
そうした会社の場内に、関連会社(事務所のクライアント)があって、月に一回程度、中に入る。
入る時には、入門証と身分証明書を提示し、出る時にも提示する。
昨日、出る時に守衛さんに呼び止められた。
旗を持って私の車を停止させる。
「トランクを開けてください」
丁寧だが、有無を言わさぬ言い方で守衛さんが私に言う。
私は、突然なことに狼狽した。
トランクに誤解を招くようなもの(女性の下着、女房の死体、精力剤10ダースなど)が入っているのではないか。
入れた覚えはないが、誰かが私を陥れるために、手榴弾や地対空ミサイルなどを入れたのではないか。
今までの人生を振り返ると、こういうパターンではだいたいボロがでる。
オドオドしながらトランクを空けたが、何も入っていなかった。
「何もありませんね。OKです」
これが警察だったら、とことん逆襲してやるのだが、逆らって出入り禁止になったらまずいので止めた。
「ところで、場内は制限速度50キロですが、出門の時は15キロ以下でお願いします。急いで出ようとされてるように見えたので、トランクの確認をお願いしました」。
守衛さんには、私が場内でレアアースや溝蓋を盗んで、急いで出ようとしているように見えたのだろう。