今日の天気予報、昨日からずっと追っていましたが
雨の降り始め予想時刻がめまぐるしく変わっていまして
朝一番の気象台の発表が反映される午前5時頃。
出発の準備を完了し、走れる時間帯だけでもしっかりと走っておきたいのでやっぱり早朝のスタート。
どうやらこの中部北陸地方の降り出しはほぼ一斉にお昼前になりそうなので、
予定を大きく変更し、これまでに走ったことの無いルートを優先しながらも
進む方向はクルマを置いている小松空港。
だから誰もが想像する信州ツーリングのエリアとはまたしても逆の方向に走り出すことになります。
先ずは中部縦貫自動車道で20Kmほど
朝の5時台ですから通行量も少なくそして曇り空で湿度の高い無料高速を飛ばして飛騨清見ICまで
一気に走り抜けて東海北陸自動車道に繋がるところで無料高速を降り、
そこからは高速道路に沿う国道158号でそれまでと遜色ない順調な流れで
一級河川「庄川」の上流ダム「御母衣ダム」を目指します。
早朝のやや霧がかった山間道、有るだろうと言うことは想定していましたが、
それなりに長い行程ですから緊張感には波があり視点と油断とスピードによってはかなりのパニック。
この先ストレート&これまでに鹿などど全く遭遇していないことなどから、
それは僕にとって画像で見るよりもずっと距離は近かった (^_^;)
でも手前で鹿だと認識できているうちはなんとかなるものだと思います。
実際に衝突するとしたらそれが何だったのかあとからわかる。。。ことになるタイミングでしょう。
昨日の「徳山ダム」と並んで日本屈指の貯水量を誇る御母衣ダムのダム湖。
コチラも雪の多い厳しいところらしくトンネルとスノーシェッドの連続で
景色が開けるところは少ないのですが、
春夏秋冬で移ろう景色は我々の生活圏の日常からは大きくかけ離れたものになることは
スキ間からでもわかりました。
岩石や土砂を積み上げて構築する形式の「ロックフィルダム」
少しは壁に関心を持って見るようになりました。
さっきの鹿のせいでまばたきを控え目を乾燥させながら早朝の国道157を庄川沿いに良いペースで走り続け
白川郷に到着。
今日は土曜日ですがまだ観光客の姿の無い世界遺産。
合掌造りにお住いの人々のご迷惑にならぬよう、集落に入ることなく遠目に眺めて退散。
我々はもう3回目ですからゲストがいらっしゃるときにもう少しまともな時刻に訪れるのがマナーと言うことでしょう。
2年前に訪れた時より今では海外からの観光客の数はいかほどなのかと、集落にお住いの現地民の皆様のことを想像しながら引き返しました。
少しずつ雲行きも怪しくなってきましたのですぐさま東海北陸自動車道の白川郷IC
ココから一気に北上して「小矢部砺波ジャンクション」から北陸道に乗ってそのまま小松空港へ。
午前10時半、バイクの積込み完了です。
クルマで動き出すと同時に雨が降り出すと言うなんともドンピシャなタイミングでした。
これでバイクでの走行は終わりですけど昨日1日と今日は早朝からの5時間弱とよく走りましたし、
その多くが未走行のルートで景色も良かった(神秘的)ので今回は雨でガッカリさせるゲストがいなかったこともあり
充実のツーリングでした。
とは言えこのまま帰るわけではなくてクルマで移動。
ココから再び高山に戻ります。
せっかくクルマなのだから北陸道と東海北陸道を使わずに
昨日は選択肢に無かったバイク通行不可の「ホワイトロード」で白川郷まで戻ることができるじゃないかと
にわかに色めきましたが全面冬季通行止めが明けるのが一週間後の6月1日とのこと。。。
残念ですがそこは諦めてクルマで走り始めて復路となる東海北陸道。
なぜなのか雨なのに対向車線側に多くのツーリングライダーを見ながら南下。
そうですちょうどこの時期は 2025SSTRの開催中。
全国のライダーが日本列島の東側の海岸から日の出とともにスタートし、
日没までに石川県の千里浜なぎさドライブウェイでゴールするというものですから
我々はその大勢のライダーの大波に逆らっていることになります。
東海地方から能登半島を目指すにはちょうどいい国道361にある道の駅「飛騨たかね工房」
意外と多いなと思ったのが人気の原付2種。
皆さんそれぞれに長距離仕様にカスタマイズされたバイクでもうすっかり雨を受け入れていらっしゃるご様子。
タイヤは細いしパワーも知れていますからスリップはしにくいし、
あとは仲間とインカムがあれば雨もまた楽し。。。ですかね。
思い出深い道の駅、ルートと時間の関係で我々のツーリングにちょうどいい場所にある「五平餅」
おばちゃん変わらず元気そう。
毎回来て食べてる(言ってないです)けど次回もまた来れるようにやっていきます。
3年前に工事のう回路でたまたま見つけた「御岳山」のビューポイントも今回はさすがに何も見えませんね。
御岳山と乗鞍岳の間を快走できるR361ではもう一つ
今回としては初めての長野県入りから少しのところ、
ここでトウモロコシのソフトクリームを食べないと先へは進めません
「タフツーリング」と勝手に言ってるくらいですからその行動パターンからして
食べたいお店の前を通っていても営業時間だとは限らないのです。
そのまま長野県にぐんと入り込んだ「伊那市」
中央アルプスと南アルプスのふたつのアルプスに挟まれた高烏谷山のふもと標高850mに位置する一軒宿が本日の宿。
静かな山奥の一軒宿。
昭和初期からの営業ですから昭和レトロ感そのものってのがまた良い。
クロキライディング一泊ツーリングの定宿も良いですが
こうしていろんな宿に泊まるのもこのツーリングの楽しみです(予約リサーチすごー)
料理はまさに地のものと言ったところで周辺の山の幸が中心。
ちょっとだけ例外で鹿の生肉もありました ^_^
食堂ではなくお部屋でどうぞと言うおもてなし。
1階の厨房から古い建物ならではの急階段で2階へと次々にお料理が運ばれてくるものだから、愛想良くお料理の拘りを説明してくれる女将さんの息はあがりっぱなし (^_^*)
リピートされるお客さんが多いのも当然でしょう。
高級とかではなくここでないとといった料理の数々。
こうした山深い宿の自慢料理は
食材を聞いても知らないもの多いけど
調子に乗って呑むから覚えて帰ったためしが無い。
掘ったばかりの筍ごはんと
手作り寒天と餡子のあんみつで完結。
朝ごはんは一階の食堂で…
こんなお庭が見られるキレイな食堂なんだし夕食だってこちらで全然よかったのに (^_^;)
そして朝ごはんも昨夜からの流れを継ぐのもでありました。
深夜まで激しく降り続いた雨もあがり、今日はもう下関まで800km超の道のりを帰るのみ。
本州西の果て(クルマって楽。。。)
RTがココから熊本へ走りだすのは17時
暗くなる前に南阿蘇へ帰還完了とのこと。
このとおり今回のルートは信州ツーリングと言うにはちょっと中心がずれているのですが、
何度行っても良い場所だけに、限られた時間だとしたらたぶん行かないでしょうと言うエリアを
走って観ることができたのは良い経験でした。
将来、ゲストの皆さんのどこからか要望があればRTが頭をひねると思います。
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