新車からお乗りのお得意様
KTM1290スーパーデュークGTも2回目の車検。
昨年は梅雨がないと言われている北海道ツーリングも遂行され、走行距離もそれなりに延びていらっしゃいまして、
特に不具合は無いとのことでしたから、一般的な車検整備と摩耗したグリップラバーの交換と言ったメニューで作業を承りました。
デフォルトで全車ヒーター付きのグリップの機能を使用できるようにするためには、
オプション購入によりその機能が呼び出せるようにして初めてグリップが暖かくなると言ったもの。
だから必要かそうでないかとは関係無く、グリップから電源のハーネスが伸びていて
その交換には外装や巨大なFUELタンクの脱着が必要になり、
そこから先は「せっかくだから…」と言ったことで作業が追加されていくことになりました (^_^;)
今時、エンジンの吹け上がりがいまひとつのような気がするからと言って
とりあえずスパークプラグでも交換してみるか。。。なんてことはあまりやりませんが。
なかなかアクセスできない場所に在るとなると、他の作業で近いところまでやって来ていることだし、
「せっかくですから」と交換に踏み切ることになります。
ダイレクトコイルでは長いうえに途中で撓ませることができないので、たとえそこに見えていても
ストレスを与えずに取り外すには予想外のパーツを脱着することも多くて
もうプラグ交換はあまり重要ではないと、メーカーが考えているとしか思えない (笑)
せっかくだから電子制御ならではの巨大なバタフライバルブ周辺の清掃。
クーラント交換で水を抜き取ったので、プラグ交換のためもあって取り外したラジエターも化粧直し。
梅雨末期の長雨で作業ははかどりましたが試運転ができず、お預かり車両の流れは滞る一方。
ココのところ990ばかりに乗っていたので、この1290エンジンの完成度と言ったらもう
ロング&スポーツツーリングの素晴らしい相棒ですね。
こちらのスーパーカブ110は突然のエンジンストールで、ありがちなFUELポンプやスロットルポジションセンサーを疑いましたけど
手元に置いてエンジンを回し続けると経験的にそれではないだろうということと、メーカーから得た過去の事例からして
偏った使用状況(短距離低速走行)からくる燃焼室カーボンの影響と判断し、
なんとか自己流で対処後に燃焼促進のための矯正実走行。
車検が切れてしまっているのになかなかお預かりすることができなかったドカティ水冷4バルブなどなど
久しぶりで貴重な雨上がり&ドライコンディションの夕暮れ
一気に走り続けてその日中に全て納車できました。
皆様、受け取りのご協力ありがとうございます。
営業スタイルの都合、どの作業もその車種と内容は様々で同じことの繰り返しでは無いので、
どれくらいお待ちいただければ次の作業に入れるのか、
先々の見通しが効かないと言う現状ですから、お待ちいただくしかありません。
日々お詫びの連続。。。
せめて梅雨が明ければ少しはかどるかもしれませんから何卒。。。
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