新年あけましておめでとうございます。
当店も無事に年越しを遂げて本日より営業開始となりました。
昨年末は広島県内を少しだけドライブして一昨年ほどではないにせよ
雪景色を楽しむことができました。
中国地方のツーリングでは何度も通過している「加計」で温泉を見つけて
小雪の舞う露天風呂に浸かると言う我ながら何とも贅沢な(広島県人による)締めくくり (^_^;)
ここ数年はどんなに年の瀬の天気が荒れても、開けてからの三が日は穏やかなお天気がやってくると言う
偶然ですけど不思議な切り替わりがありまして、前々からツーリングを計画することなんて無かったのだけれど
寒さの緩んだ元日に見る天気予報によると…バイクに乗らないと勿体ないとしか言いようのないものだから
翌早朝の厳しい冷え込みの中バイクで出かけることを前日に決めています。
朝の5時半に広島港を出港して松山港へ向かう夜明けの瀬戸内海。
元日の夜、酔いつぶれて眠ってしまっていたらここに居ることは出来なかった。
前回より年末の降雪量が少なかったとは言え、四国でバイクで走れる場所は限定されますから
高いところは避けつつやや海沿いのワインディングルートで行くことにします。
JR四国の愛ある伊予灘線の「下灘駅」
前回はこの向こう側下の国道をハイペースで走り抜けてしまい
この駅を飛ばしてしまっているので今回は「日本一海に近い駅」のホームに上がってみました。
映画やドラマやジブリとか…有名な駅を少し前まで僕は知らなかったけど
説明の必要は無いようですね。
陽も高く、気温も上昇してきたところでやや内陸のワインディングへルート変更。
そして大洲から西伊予、宇和島まで松山自動車道の無料区間で南下。
道の駅「津島やすらぎの里」で休憩。
ここまで南下してくるとさすがに暖かくなってきて、ウエアを調整して動きやすくなっても良さそう。
宇和島から宿毛へ前回と同じルートではありますが、
ここは凍結の心配をすることなく冬の四国ルートを楽しめる確率の高いワインディングで、
長距離に渡りスポーツライディングを楽しむことができました。
と言うか、夏の四国ではどうしても絶景を望める高いところを走りたがるので、
ココは冬ならではのルートと言うことか。
そのまま足摺岬を目指すのもいいけど、積雪の心配が少なそうなので、
これまでに走ったことの無いルートへ進みます。
しかし、冬の山道を甘く見てはいけませんね。
路肩に雪が残っているだけならまだいいけど、
日当たりの悪いところで何か所か路面が凍結しているところがあり、
手前で見落とさないよう緊張しながら山を下りました。
でもよく見落とさなかったな (^_^;)
高知自動車道無料区間「四万十中央IC」から土佐へ向かう途中、
「横波黒潮ライン」から見た太平洋。
ココ数年、お正月と言えば太平洋を眺めています。
それは四国だったり鹿児島だったり…お天気のおかげ。
「高知家の食卓 晩酌きっぷ」付き宿泊プランで直前に予約した
もはや我々には四国の定宿と言ってもいいくらいのホテルにチェックインしたのは4時半ごろ。
これを食べるためにやって来たカツオの塩タタキ。
ほぼそれしか食べなくなりました (笑)
〆は他店でギョーザとラーメン
今日は道の駅でドーナツなどを買って食べただけだから正月太りの心配と罪悪感はありません。
翌朝は6:00に出発。
南国の高知とは言ってもさすがにこの時間は冷えます。
RTの真後ろに止まると排気の水蒸気で前が見えなくなるくらいですが
そこまで冷え込んでいるわけでもないかな~なんてのん気なスタートでしたけど、
このあと四国のど真ん中を南北に貫く「高知自動車道」の寒かったこと (>_<)
前半はどこまでも上昇していく勾配に、いつもなら昇れば昇るほどに高揚するものですけど、
昇るほどに気温が下がるものだから、もうこれ以上は勘弁してほしいくらいです。
RTのメーターでは氷点下、でも路面は凍結していない
走行可能な状況(かろうじて積雪凍結していない)では最も厳しい環境ではないのかと思われ、
そんな環境でいながら、高いスピードを維持する経験は、
寒くてもバイクに乗るお客さんに、いくらかでもためになるアドバイスをできるものだったのではないかと思えるくらいのものでした(笑)
高知道からようやく明るくなってきた松山自動車道へと進み、
高速道路を降りる直前の「石鎚山SA」
やっと緊張感から解放。
ここも夏の四国ツーリングではなかなか選ぶことの無い今治の内陸ワインディング
でも以外に冷え込みキツくて、霜が降りている。
まだまだ気を抜くことは出来ないまま、しまなみ海道を目指します。
このまましまなみ海道で福山に渡ることはせず、
今回は「とびしま海道」で呉に渡ろうという出発前のRTの提案に僕も賛成しておりまして。
全ての島を橋づたいに渡れないのだけど、このフェリーに乗りたいと言うのもあって
大三島でしまなみ海道を離れ、島の西岸から岡村島までの船旅。
このフェリーの時間に合わせるためにホテル発時間と高速道路のアベレージが必須だったのです。
このフェリーの発着はユニークで、クルマは後ろ向きになって待機していて
フェリーにはバックで乗船、バイクは前進で船内でUターン。。。
やって来ましたね~
姿が見えてから着岸までは意外と速くて、急かされます。
もう乗降ゲートを開いたまま、ドバ~って感じで乗り上げてくるイメージ(船頭さんは勝手重々分かっているハズ)なので
なんだか戦場感 (^_^;)
もどかしくバックで入場する軽自動車の横をすり抜けて僕たちはUターン
この場合、我々には「足付き性」よりもハンドルの切れ角。
それさえあればあとはなんとか (笑)
「航行中バイクを支えていてくださいね」と言われるやいなや
フェリーはすぐさま急旋回で方向転換!
回転する景色になんだか興奮しましたね。
この県境を跨ぐのは2回目だけど、手書きらしき文字は前よりも薄くなっていて、
一度は見落として通り過ぎてしまいましたが、少し戻って再確認。
いろんな橋を渡って、呉から国道2号線に入り
山陽自動車道の「志和IC」から寒さのストレスの無い高速走行。
RTとは広島ICで解散、そのあと気温もさらに上がり、
このまま帰ってしまうのももったいないので山口南ICで高速道路を降り
いつも使っている地元ツーリングルートをひとりで走って帰りました。
早朝ツーリングでルートによってはココを走ることはありますが、お参りしたことが無かったので
皆さんほぼSTDマフラーでいらっしゃるとは言えそれなりにお騒がせしているはずなので、
初詣とご挨拶(お詫び)をさせていただきました。
正月のお休みにツーリングを実行するのはいろんな意味で簡単ではありませんが
エリアで言えば九州と四国は楽しめる可能性高いですね。
僕も2日の朝、布団から出るのはすごく辛かったのですが…
行ってよかったと、いま思います。