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クロキライディング

いつだってバイク

VTR

2019年07月13日 00時27分17秒 | バイク


ここに来てからまったくの手付かずで3ヶ月も経っていたVTR250

250クラスのスポーツバイクの売り上げが好調でここ数年はかなり活気付いているとは言え

キャブレターのVTRはもう旧さは否めないところです。





使い込まれていますが、コンディションについてはしっかりと把握している車両なので

必要なメンテナンスと部品交換は当然として

レザーを張り替えてシートのフィーリングを回復させ





目視では振れは認められませんが効きムラが「気になるレベル」であるため

これは新しいオーナーさんが決まったら交換します。



普段から熱烈にお奨めしているVTRですから

正常なコンディションでお渡しするのは当然だと思います。


普段から大型バイクのパワーとか重さに手こずっていても、スリムで軽いバイクなら思いっきり振り回せるのに……

と言ったことはよく聞かれる話ですが、いえいえそんなに簡単にはいきません(自分の経験で)

確かに軽快でヒラヒラと走れているような気にはなりますが、走り方の本質は何も変わっていないものです。

一方、スリムで軽いバイクを上手にコントロールはできるけど、大型バイクではちょっとムリかも…と思われても

スタートして地面から足を離した瞬間からヒラヒラと軽快に走らせることができた…というのもよくある当然の話


必要に迫られてギヤシフトを駆使して走る経験を積むには、これ以上の排気量もパワーもそれほど必要ではないと思います。

「どこからでも加速するぞ!」と賞賛されるビッグパワーバイクは魅力的ですけど

パワーを使いこなせていないと言った不完全さから、上手く乗れているかどうかを知ることも難しいのではないでしょうか。

とりあえず高性能だと名高いパーツは先々でヨシとして

ビギナー向きと言われるバイクを軽さや乗り易さだけだと軽んずることなく

現実的に使用可能な全ての回転域を使いながらクレバーにライディングするのも大人っぽいと思います。
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ディアベル (^_^)

2019年06月28日 03時10分37秒 | バイク


なかなか時代とシンクロしない車両の出入りが多くてドカティの近代モデルにはご縁が薄かったのですが

初めてご来店のディアベル(もうお目にかかることは無いのかと思っていました)

ドカティにこのようなモデルが登場するなんて…

それまでのイメージの枠を超えたスタイリングとキャラクターにはちょっと複雑な興味を抱いておりました。



メーターにオイルサービスのお知らせ表示が出るのが初回を除くと24000Kmごと…なんて

交換サイクルはオーナーさん自身で管理されているようですからそれがいいと思います (^_^;)





試運転させていただきましたが240サイズと極々太なタイヤらしい反応ではありますが

想像と心配をしていたようなことではなくて

果敢にスポーツライディングを楽しめるフィーリングではありませんか

見た目は大きくて重そうですが、乗っては勿論だし押し引きの取り回しも苦になるものではない

と言うか意外と軽いと言ってもいい。

僕にとってはなんだかちょっと新しいカテゴリーといった感覚で

これならサーキットの走行会にいらっしゃっても違和感ないはず。

超タイトコーナーの連続するような場面でメリハリよく走らせようとするなら

なにかにつけリヤブレーキは絡めておかなければならず、この超ワイドなホイールのため風当たりの悪そうなリヤブレーキのフルードはカンタンに沸いてしまうのだろうな…

なんて、一見のイメージでゆったりと走らせるより、キビキビと走らせることのほうを想像しながらの試運転となりました。


登場以来、かなり時間も経っていますがバイク誌のインプレをほとんど受け入れないので、先入観無しに走り出したのも好印象につながったみたいです。



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秒針

2019年06月22日 00時35分23秒 | バイク


専門店ではありませんので、2バルブボクサーもツインショックのモデルとなると

それほど多く試運転の機会を得ることも無いのですが、

こうして作業後に走らせるとなると後期であるモノショックモデルと排気量は同じでも圧縮比やキャブレターのサイズの違いからパワーフィーリングが違うのは勿論ですけど





トランスミッションのシフトフィーリングや車体のフィーリングなどなど

両車の違いについていろんなことを思い巡らせながら喜んで走ることになります。



入庫時は1日で1000Kmを走ってこられて、お疲れ様でしたと言いながらそのままお預かりさせていただいたのですが

近年のメガツアラーの快適さを知っている僕であっても、この年代のバイクなのにそんな使い方が普通に想像できるんですね。



閉店後、シャッターを下ろし店内BGMもOFFにすると

チク、チク…とアナログ時計の秒針の音に気付きました。

後期のモデルから秒針は無くなったようですが

これはなんともクラシカル (^_^)

旧モデルのBMWに備わる時計はどれも正確で時間の狂いが感心するほど少ない

ウチにある縦のKシリーズの四角いメーター内の時計もかなり正確で思い出したように確認してもほとんど狂っていないのです。


近頃注目されている「旧車」だからイイのではなくて

普通に乗って使って速くて楽しいのだと

30年前から時々走らせるにつけ思いは強くなります。

でも「どこがイイのですか?」と問われると未だに具体的に答えられないのが不思議なところ。



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790アドベンチャーR

2019年05月31日 00時14分33秒 | バイク


先日、最寄りのKTMディーラーさんに用事でうかがった際

あらかじめ常連のお客さんから展示されていることを聞いていた790アドベンチャーR

もの凄く興味があるのでじっくりと見させていただきました。



未だこの790不等間隔爆発のパラレルツインにご縁がありませんので

パワーフィーリングの評判が良いということしかわかりません。



このモデルもリンクを介さないWPのクッションユニット

ステップやペダルの操作系は勿論、

ブレーキや駆動系などなど、価格は控えめなのにKTMの大型モデルらしい高いクオリティでまとめられていて安心しました。



ホイール脱着時にドライブチェーンを横で保持できるハンガーもありますね~ よしよし (^_^)



この巨大なFUELタンクの形状と搭載位置は特異ですね

転倒し激しくヒットしてしまったらどうなるのか…誰もが心配する大胆な構成。







メーカーのサイトを見てもインプレの画像を見てもオフロードや砂漠での高い走破性をイメージさせられますが

そこは僕にはほとんど縁の無い場面です。

しかしこれが舗装路の上でも実に楽しく走ることのできる各メーカーのアドベンチャーモデル

そんな中でも特にこのKTMはポテンシャルが高くて走行フィーリングが刺激的

だからこの未知のモデル790アドベンチャーRは今のところもの凄く乗ってみたいNEWモデルです。


お願いして背の高いRモデルのほうに跨らせてもらいましたが

感覚的に990アドベンチャーよりもさらにシートが高い

僕の股下ではつま先が片足どちらかずつしか地面に接触できませんが車重が軽いのでなんとかなるかも。

僕もこれまでのバイク歴で「立ちゴケ」の経験が無いわけではないけど、

それはシートが高くて足が地面にしっかりと着いていなかったからだけではなく他にも悪い条件が重なっていたからであって

むしろそちらのほうが原因の比重は大きかったように思います。

実際にお客さんのバイクを試運転するにあたり、当然冴えたメンタルでバイクを扱ってきたわけだから

これまでにバイクを転倒させたことはありません(もちろん運も良かった)


バイクって跨っている時間の大半を地面から脚を離して過ごすのだからその間は不安は無いはず

足を着くときだけは特に真剣になっていれば大丈夫なんじゃないでしょうか。


僕もこの先、不安なのは老化と運動不足のため足が攣ってしまうこと

体型はどうしようもないので「気持ち」でなんとかしたい。












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ハイパフォーマンスロングラン

2019年05月22日 00時00分59秒 | バイク


片持ちスイングアームに巨大なロックナット1個でワイドホイールを締結するモデルはいくつもありますが

コチラKTM1290のシリーズは最大級のサイズのロックナットではないでしょうか。

どのモデルもそうですけど作業中に何か落下させてしまうと直下にはワイドなサイズのホイールが居ますから

その塗装面を傷めてしまいます。

だから大きく重いソケットをスルリと滑り落とさないように慎重になります。



いつも感心するのが、抜き差しが超絶にスムーズなフロントアクスル

KTMの大型モデルに共通のこの気持ちイイ感覚は

シャフトの精度は勿論ですけど、シャフトが貫通するパーツの整列が正しくあってこそだと思います。

「アクスルシャフト」ひとつで走行フィーリングの何が変わるのか…僕には断言できませんけど

それ以外のパーツが精度高くそこに並んでいて、決してシャフトによって並ばせられているのではないのだということは

それは間違いなく高性能に繋がっているのだと思います。





このあと能登半島へソロツーリングだそうで…

短時間長距離走行いいですね (^_^;)
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トライアンフ タイガー800XRX

2019年05月12日 00時02分26秒 | バイク


トライアンフもどうしたことか800ccの3気筒モデルにはなかなかご縁が無く

あまり意識することのなかったのですが、今回たまたまご縁がありまして

これからは密に関わることになります。



1200ccのエクスプローラーに比べるとかなりスリムで車格は現実的

ベースの675もかなり刺激的なエンジンでしたから

キャラクターは違えど車体のことも含め走行能力は高いに決まっています。



タイガー800もモデルチェンジ後の2型からはスロットルバイワイヤー



ライディングモードやABSのセッティング変更やトラクションコントロールも装備していて

これはもう間違いなく速いヤツですよ (^_^;)



オーナーさんがこれまでに使用していたサイズであるフロント120にリヤ180の17インチとはかなり異なり

フロント19インチとリヤは150サイズの17インチと今時のアドベンチャーモデル向けのタイヤを使用することになりますが

コチラもますますバリエーションが増えてきているので、それはそれで楽しめるに違いありません。





近いモデルのヤマハ3気筒MT09の最大出力には20PS以上及びませんが

そのようなことは問題無し…でしょう。



高回転域のトライアンフならではの排気音

ノーマルマフラーでいたほうが気兼ね少なく回せるし音色も美しい。



これから当分の間、僕の後方で車間距離の変化を見せず追走してくることになるのか 



F800S氏の次のバイク

良いトコロに目を付けられたと思いました。





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MVアグスタ

2019年04月30日 02時07分43秒 | バイク


リヤホイールの片持ちのセンターロックのナット…

猛烈なトルクで締まっていたのですが、専用ソケットレンチに強力エアーインパクトと高圧のコンプレッサーの当店装備の総動員で弛みました。

どれかひとつ欠けていても弛まなかったに違いありません (^_^;)



おそろしく硬化の進んだ極太タイヤをホイールから取り外すには細心の注意でかからないと美しいイタリアンバイクのパーツを傷物にしてしまう恐れ大…

もうホントにヤバイ状態でした。



フロントスタンドがどこにもかからないのでいっそのこと吊り下げたいところでしたが

ステアリングヘッドの動きをチェックしておきたかったのでポイントを数箇所に分散させて下からジャッキアップ。



イタリアのバイクには隅々まで眺めると、合理的かつデザインの優れた部位が多く見られ

日本のメーカーも真似はしなくていいけどもう少し凝った造りを考えてくれると楽しいのに…と思わされますね。







空吹かしでも十分に想像できる手強そうなタイトコントロール

許されるなら試運転をしておきたかったのですが、連休中の怒涛の作業のため朝イチからの作業が延び延びになってしまい

結局引渡しが夜遅くになったので今回は遠慮させていただきました。



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R1200S

2019年04月13日 02時12分40秒 | バイク


発売開始はたしか2006年ですから、はや13年になろうとしているR1200S

ご縁があれば触れ合いたいと思っていたのですが、このたび在庫車両となった車両のコンディションを時間をかけて確認中です。



スイングアームピボットとファイナルギヤボックスのピボットのゴムブーツの交換をしながらスイングアーム内にトランスミッションオイルや

ファイナルギヤオイルの漏れ出しなどが無いことを確認。



コレを機に交換が面倒なファイナルギヤオイルを交換し

まる見えだけど後日それだけを脱着するには見た目より手間がかかりそうな純正装備のオーリンズを

フルメンテナンスのため外注先へ。





思った以上に時間がかかってしまい、結局半月近くリフトを占領

やっぱり地面での長時間作業はカラダに堪えるようになってきましたね (^_^;)



それはともかく、このR1200Sは見慣れたエンジン外観ですが

カムや圧縮比や高回転向きのバルブスプリングなどなど専用のチューニングが施されていて

そのどれもが僕には必要ないのですが、この軽量化された車体と当時の(Sシリーズなんて無かった)BMWとしては思いきったスポーツモデルであり

しかもフロントにテレレバーを採用しているところがとても興味深くて好ましいモデルであり続けました。







あとはフロントのオーリンズのメンテナンスとNEWタイヤが揃えば

このやや珍しいスポーツモデルを時を越えて楽しむことができそうです

いえいえ僕が乗るわけではありませんがなんだか楽しみ… そんなバイク (^_^)






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バンディット1200S

2019年04月08日 22時07分56秒 | バイク


スズキの空冷&キャブレターとして最終期のモデル「バンディット1200S」

GSX-Rシリーズが水冷化されて以降の空冷(油冷)エンジンは最大出力を追及する方向ではなくなり

最大トルク発生回転数も低く設定されキャブレターサイズも小径化されて行き、

スペック上ではそれほど際立つものはありませんが、これが走らせてみるとかなりトルクフルで

乗りやすくそしてモリモリ走るのにコントローラブル (^_^)



そんなところを楽しんでもらえるといいな…なんて

販売車両として入手して、もうどうしてだかけっこうな時間が経ちました。



当初、まるで新車のようなコンディション

その後も手入れを続けてきましたが、このたび納車のためあらためてメンテナンス。



エンジンだけ見ていてもサマになる空冷&キャブレター

この冷却フィンのやや狭い間隔はスズキの油冷エンジンの特徴で、もう視覚的にお馴染みですね(いや、でしたね)



入荷時と遜色のない状態に仕上げて納車整備完了。



しっかりと走り込んで当時のフィーリングに変化が無いことを確かめて(タイヤも新品ですからそれ以上)いきます。



もはやお店の一部となっていたバンディット1200S

良いバイクだから手放さずにずっと維持してきましたので、わかっていただけるお客さんにお渡しできて良かったです (^_^)




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ベスパ300GTS

2019年03月18日 23時30分21秒 | バイク


メーカーも排気量もさまざまなバイクが出入りするのですが

これまた珍しいバイクがやって来ました(当店所属)

ベスパ300GTS…ベスパも旧いモデルなら修理で時々ご来店されますがこの高年式のモデルにはあまり馴染みがありませんでした。



使用僅かな車両で先ずは試運転

ピアジオの水冷単気筒クオーサーエンジンも300ccともなるとさすがにパワーあります

プーリーのレシオもいい感じでスピードに乗る乗る (^.^)



ヘルメットは形を選ばないと収納不可

フルフェイスはまず無理という、どうしてもう少し…な容量。



300ccですから車検アリ (^_^;)



ヴィンテージなベスパのような難しいところは一切無くて誰でもすぐに乗れる優しさ

しかし、このオシャレ感を乗りこなすには苦労しそうですね。

乗りこなすと言うより着こなしか(^.^)
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